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夜雨の名画座

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鑑賞した映画の記録。旧作多め。
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#川島雄三

夜雨の名画座一覧

ご紹介をした映画の一覧を作ってみた。 公開年代(たぶん)順。映画史的なところから何かが見えてくると面白いかな。 2024/06/16 現在 21本 1952/昭和27年 ◯ 次郎長三国志/次郎長売出す … 🎬マキノ雅弘 1955/昭和30年 ◯ 泥棒成金 … 🎬アルフレッド・ヒッチコック 1956/昭和31年 ◯ 赤線地帯 … 🎬溝口健二 ◯ 洲崎パラダイス/赤信号 ... 🎬川島雄三 ◯ 流れる … 🎬成瀬巳喜男 ◯ 日本橋 … 🎬市川崑 1957/昭和32

映画『洲崎パラダイス 赤信号』(1956)

日曜の夕べは夜雨の名画座。こんばんわ、このところお休みの日に天気がすぐれない唐崎夜雨です。夜雨の名が悪かったかしら。ということで今日は雨の降る映画をご紹介。 1956(昭和31)年のモノクロ映画『洲崎パラダイス 赤信号』を見る。監督は川島雄三。 上映時間は81分。これくらいの尺は手軽に見られて理想的。 離れられないずるずるべったりな関係の男と女の物語は、長いと重っ苦しくなる。 それと、これくらいの時間だと冗長的なシーンがない。 橋から始まり橋で終わる物語 映画は隅田川

映画『青べか物語』(1962)

こんにちわ、唐崎夜雨です。 今日は日本映画の旧作をご紹介。 昭和37年(1962)公開の川島雄三監督『青べか物語』。脚本は新藤兼人。 山本周五郎の同名小説が原作。浦粕の地に滞在した作家の先生が、土地の人々を描いた小説。随筆のような味わいがある。 タイトルの「青べか」とはDVDジャケットにもある小舟。色が青いべか船で、青べかと呼ばれる。 浦粕の人々はべか船で漁に出る。作家の先生は青いべか船を地元の爺さんに売りつけられる。 あらすじ作家の先生(森繁久彌)は都会を離れ、東京近