3Dプリンターで作る走行可能な幾何学プラレールの製作【stlデータ配布あり】
きっかけは市販品のレールを使い(レールが重なっているので走れないけど)幾何学的(きかがくてき)に美しいレールのデザインを見たことでした。これ3Dプリンターで実際に走れるように作れるんじゃね?ということで製作に着手しています。最初Perlで作ったスクリプトで全体のデザインを考え、個々のパーツはOpenSCADで設計しています。
下記リンクから作り始めまた記録です。作っていると色々な課題が見えてきました。3Dプリンターで出力出来るサイズには限界がある点、レールが交差している部分が多すぎる点の組み合わせで、連結ポイントをうまく設定しないといけませんでした。
これに取り組んでいる時の3Dプリンターは中国製の自作3Dプリンターで高速出力とか出来ませんので、全体を出力するのに100時間以上かかっています。
こっそり自室で作っていたのに、途中で当時5歳の息子に見つかってしまい、パパの部屋にいりびたるようになってしまいました。
とりあえずの完成です。しかしながら設計はプラレールの車両が実際に走れるように出来ているはずなのですが、実際に走らせると脱線してしまいます。プラレールが走行する原理はレールの壁伝いに走る原理のため、カーブ部分で分岐があるとダメなのです。
ここからきちんと走れるようにレールの形状をオリジナルから微妙にかえていきます。レールに突起をつけたり、膨らませたりと涙ぐましい努力が続きます。
ここで大型の3Dプリンターを購入し部品点数を減らすことにしています。個々の部品を減らすことでつなぎ目が減るので脱線しにくくなります。
完璧じゃないけど安定して周回出来るようになって、とりあえずの完成です。3Dプリンター用のデータを公開しています。
少し改良版です。
他の設計の幾何学プラレールです。
別の設計の幾何学プラレールです。
最近手に入れた多色3Dプリンターを使った水玉仕様の幾何学プラレールです。
リンク先で自分で出力するための3Dプリンター用設計ファイル(.stlファイル)を公開しています。興味ある方は作ってみてください。