見出し画像

左眼球破裂入院エントリ

こんにちは。滋賀県で環境エンジニアリング、行政・教育コンサルティングを行っております、Thinkと申します。

この度、仕事中に転倒、それによる外傷から左眼球破裂を引き起こしてしまいましたので、そちらの経過と状況について、記録も兼ねてnoteにエントリを記載。

(毎回エントリってどういう意味合いの表現で使ってるかわかりませんが、とりあえず、この表現で。こんなものにエントリしたくなかったがw)

概要は以下の通り。

真正面から転け、頬と眼骨の間に激突。周りの方の迅速な判断により、総合病院に搬送→脳・整形で異常なし→眼の損傷の疑いあり→大病院に移送→手術→現在(2021/09/11)に至る

コチラの文章かけている通り、片目は大丈夫だったため、なんとかなっていますが、左目は激痛マンですw

書き込み経緯

こちらのエントリを書き込んだ経緯ですが、web上に眼球破裂をしてしまった患者さんの体験談が非常に少なかったためです。

もちろん、医療的な文面ですので、患者側面からの正しくない表現や解釈が氾濫してしまうと、実際の回復に悪影響を与えてしまう可能性があるので、SEOとしては正しいと思います。

しかし、一患者としては、どの様になるのかがわからず不安な思いですので、同じことを他の方の参考になればと思い、記載していきます。

そのため、実際にこのようなことになった際には「主治医・担当医・看護師の方々の指示に従う、そちらから助言やアドバイス、これからのことを聞く」ようにしてください。

こちら、一昔前に問題になったwelqの話があるため、参考までに乗せておきます。

事故(2021/09/10 12:30)

事故はプラント建設時に鉄パイプが頭に直撃したこと。思い出したくない辛い出来事です。

今回のエントリですが、私の家族は至って健康体で全く病院のお世話になったことがありません。そのため、私自身も、家族も怪我による緊急手術、入院の体験は初めてということを記しておきます。

怪我直後、近くの病院に搬送。救急検査の結果、脳・整形的には問題なし。唯一CTでおかしいと判断された眼科での診断の結果、眼球破裂を示唆。

その場ですぐに大学病院への紹介状を書いてくださり、大学病院へ。

こちらの病院での対応ですが、コロナ禍で非常に忙しい中、つきっきりでご対応いただき、非常にありがたかったです。眼科の先生も適切な判断、及び病状説明を頂きました。また、付き添っていただきました男性看護師の方には非常に励まされました。ありがとうございました。

大学病院搬送・手術前

コロナ禍の入院に際しては感染防止のため、面会は不可。手術・入院に際してはPCR検査が必須ですのでそこも注意。特に私は片目だけですが、見えにくい時があるため、辛いところです。PCRは陰性でしたので、手術可能の判断。

ちなみに滋賀県の病床逼迫率はこれくらい(2021/09/11現在)

画像2

今回はコロナの入院ではないため、入院できるのかすごく心配でしたが、コロナ対応にすべてのリソースを注いでいない滋賀医大に入院できたことが不幸中の幸い。

これまではコロナの対応病棟を増やしたほうがいいのにと思っていましたが、自分自身がその立場になるとコロナ以外の患者を受け入れてくれることのありがたさを感じました。

東京やその他重点地域では早期退院や受け入れ困難なところもあると伺っていますので、そのあたりは非常に大変だと思います。コロナだからといって、他の病状や怪我の総数はそこまで相対的に減りはしないと思うので、このあたり、次の内閣でどうなってくるか気になるところです。

手術内容

眼球はほとんどが水分で風船のような形です。そのため、破裂した眼球に精製水を入れ、眼球の形に戻す必要があります。その後、縫い合わせ、もとに戻す手術を行っていただきました。もちろん全身麻酔。局所とか怖いので。

正直、眼が縫えるという事実がびっくりかつ、怖かったです。

術後状況ですが、検診などを行いつつ、基本は療養がメインになっています。目の外傷は時間薬なところがあるらしく、実際に治るか、視力がどこまで戻るかはわからないとのこと。

1日目

手術後から1日目。

初めての全身麻酔、手術ですごく心配でしたが、人工呼吸器や麻酔は問題なく、入ったようでした。しかし、自分の意識が手術室で戻ったときにはすごく寒くなりました。ガクブルする感じです。それ以降のせん妄などの状況はなかったため、問題はありませんでした。(ボケーッとした状況で撮った写真で無表情ですねw)

術後のため、眼はかなり痛い状態。しかし、外傷を得たときと比べると非常にマシになっていました。そのため、痛み止めを飲みましたが、こちらはジクロフェナクNa。朝起きてからは痛みは引いてくれたので、良かったです。

1日目は右目が生きていたため、周りの方々への連絡などを行って終了。やっぱりコロナの関係で面会が難しく、片目ではなかなか距離感がわからない状況での入院で、心配になったためとにかく寝るだけで終了。

視野の状況としては、光の方向・色は分かるため、視神経自体に大きな問題はない様子。しかしながら全くぼやけて何も見えない状況であったため、使い物にならないのではないかと非常に怖くなりました。

眼圧は手術前の段階では5mmHg程度、術後1日目で14mmHg程度。正常値は10-21mmHgとのことですので、とりあえずは眼球の形は保つことに成功。義眼にはならなくてすみました。

参天製薬株式会社 眼圧について
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/act/a05_glaucoma_kensa.pdf

2日目

1日目と比べると非常に眼は安定してきました。痛みもほぼなくなっており、どちらかといえば、左手に刺さっている点滴の方が痛かったですw

1日目の夜から2日目にかけて、少し心配だったことは、手術した眼から血のような涙が大量にドバドバ出てきて、仰向けに寝てしまってはダメといわれたこと。すごく出てくる。目玉の中から出てきてるのかと、怖くなってきますが、これで正常とのことでした。

理由は面白く、衝撃でまつげが裏返っており、常時眼に刺激が与えられているため、とのこと。実際に写真見ても、まつげ無い。

また、これらの液体が出るにあたり、眼が固まって開かなくなる状態も発生。こちらは看護師さんに連絡し、施術用のコットンシートを頂いて拭き取る対応をしました。聞いたところ

「眼球への雑菌繁殖の可能性があるため、絶対に普通のティッシュや手でとったりしないようにお願いします。」

と念を押されました。

眼圧は14mmHg程度。漏れ出すことなどもなく、このままの状態でとりあえず状況を見ていこうとのことでした。また、眼の動きも右目と同様に問題なく動かすことが出来るようになっていたため、外観的には問題なく元に戻る可能性は高くなりました。

本日から自身で1日合計13回の目薬を点眼することを義務付けられました。処方頂いた目薬は以下の4つ。点眼タイムになったらぽたぽたしていきます。

・ミドリンP点眼液
・レボフロキサシン点眼液
・ブナロック点眼液
・リノロサール眼科耳鼻科用液

2日目は、その後最後の抗生物質の点滴を実施。左手を使った作業ができないところからも開放。それに伴い、明日重症患者の病室から一般病室に移ることになりました。

3日目

3日目にはほとんど、眼の痛みは引いてきている状態でした。しかしながら、眼球の血は引かず、検診の結果も、奥の方の網膜の状況が確認できずに再手術するか否かが判断できないとのこと。

イメージとしては金曜日(7日後)ぐらいには分かるのではないかと予想を頂きました。覚悟しておきます。

本日から新たに超音波を使った検診がスタート。網膜剥離の状況を確認するものだということ。多分以下のリンクのやつ。しらんけど。

本日は教授回診の日だったので、そちらでも午後から検診。他の先生方と同様に、経過観察をしましょうとのことでした。(白い巨塔みたいな感じで、大量に先生が歩いてくるのかと思いましたが、違って少し残念だったのは内緒笑)

4日目

4日目は少し変化が。若干眼の見え方が変わってきた気がしました(気がするだけかも知れない)

それに伴って昼から夜にかけて左目奥から頭にかけて頭痛がひどくなりました。こちらは頭痛薬を看護師さんからいただき、飲んで収まることができました。後々聞いたところ、眼圧が一時的に上がることで圧迫されて頭痛になるような可能性が上げられるとのことです。

非常に気持が悪い状態になってしまい、食欲も引いてしまいました。(なんとかして食事は済ますことができました)

翌日談ですが、とりあえずは頭痛が引いてよかったです。

また、先日のエコー検査などの結果、眼の前面・後面ともに血が溜まっているため、それを除去する手術が必要とのことでした。

そのため、金曜日を目処に再手術を行う予定です。

5日目(再手術決定)

5日目。昨日のログにも書いていたのですが、頭痛は治りました。しかし、12:00ぐらいから再発。薬をいただき、治りました。

今日はできる限り眼の疲れをしないようにしようととのことで、スマホやパソコンの利用を減らしました。若干マシにはなりましたが、そこまで違いは無いかな...

そして、再手術が金曜日に決定しました。硝子体手術というものです。眼の中に針を刺してごもごもするというもので、想像するだけでも...みゃー。

全身麻酔にしてもらえるとのことで、安心です。周りのおじいさんたち、みんな局所麻酔で手術する人ばかりで驚きです。肝の座り方がやっぱり違います。

6日目

今日は手術前とのことで、麻酔や手術の説明など、手術準備の一日。今日の晩から食事は終了です。

今日の一番大きな変化として、怪我していない右目がかなり光に弱くなってしまいました。外の光を見るだけでも涙がどんどん出てきて、眼を開いていられないほど。

また、右目のピント調節もうまく行かなくなっており、これまで左目ばかりで見ていたことのツケが回ってきたなという印象があります。

写真でも分かるように、眼を閉じ気味でなんとか見れている状態。画面の文字も結構滲んで見えてしまいます。

しかしこのような反応は、他の患者さんでも眼帯を長くつけておられる方だと多いようで、暗順応しすぎるとこのようになるのかなと推察。

また、私自身前々から左目(今回負傷)が1.5以上、右目が0.5と不同視の症状があったため、今の右目の状態は弱視が入っている可能性は否めません。

とまあ、ぼんやり考えても仕方ないので明日、14:00からがんばります。

7日目(再手術)~10日目

更新にかなり時間が空いてしまいましたが、再手術は無事終了。眼球内の出血を取ることをベースに、ガス注入による処置がされました。詳しくは以下ツイートより。

今回更新がなかなかできなかったことについては、うつ伏せ状態でいなくてはいけないためというのが一番大きいです。今更新しているときもうつ伏せ状態のため、首の負担がとんでもない事になっています。

そして週明け10日目。思ったより術後状況が良くなっていないため、再手術の判断を受け、また手術に...

11日目(再再手術)

というわけで再々手術。手術自体はこの前のものとほぼ同じもののため、そこまで怖くはなかったものの、自分の左目の視野がどんどんなくなってきてるのがこころなしか、不安になってきたのもこの時期です。

三回目手術概要もtwitterより

点滴が痛かった。

11日目~16日目

三度目の手術後、再度うつむきの生活が始まりました。首が痛いのなんの、毎晩23時の頭痛が痛いのなんのですが、なんとか生存しております。

また、本日(2021/09/26)うつむきながらパソコンを使うことが出来るグッズを得ましたので、久しぶりに更新できた次第です。ただ首と腰が痛くなりすぎるため、長時間の利用は全くできないのが難点です。

励ましのお言葉

たまたま、noteのタグコンテストで #一人じゃ気づけなかったこと があったため、それを選択。今回の事故に伴い、非常に多くの方から温かいお声を頂きました。

個別でご連絡、更にはご支援頂いた方も誠にありがとうございました。この場をお借りして皆様に御礼申し上げます。

画像5
画像6

実際に自分がどうしようもなくなった時に周りの方から相手にされるか、非常に不安だったことをこれまで感じていたことがあったため、今回のこの怪我を通じて、自信につなぐことができたのは非常にありがたかったです。

これからも精進していきますので、ご指導ご鞭撻、応援の程よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?