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フェルミオススメの本 Part5

・男子劣化社会/フィリップ・ジンバルドー (著), ニキータ・クーロン

オススメ度:★★★★

ギョッとするタイトルである。
タイトルの通り、男子は弱くなっているのではないかという本だ。
その主な理由は、ポルノとゲームにハマりすぎていることだという。

映画「マトリックス」のように今の私たちは現実ではなくネット空間を生きているような部分がある。
仮想の美人というポルノサイトで性欲を満たし、SNSで承認欲求を満たし、ゲームで出世欲を満たす。

欲が満たされているはずで、快適なはずだが、どこか虚しさを感じてしまうこともある。
それは偽物だからだ
それは造られたものであり、本物と似ているけど少し違う。

その違和感がつきまとう。
映画「マトリックス」では「辛い現実なら知らない方がいい、ずっと偽物だけど幸せな仮想の世界で生きたい」というキャラが出てくる。
しかしそれでは幸せにはなりえないのである。

私たちはやはり現実を生きなければならないと私は思う。
例えどれだけ現実がクソでも、一歩ずつ階段を登るべきなのだ。


・思考は現実化する/ナポレオン・ヒル

オススメ度:★★★★★

私がこの本を手に取って読んだのはいつだっただろうか。
確か会社を辞めてから音楽家を目指して、その夢も潰えた後だった。
次何をしようか考えながら毎日カフェにいき本を貪るように読み始めた。
そのとき、この「思考は現実化する」を読んだのだが、最初は「なんだこの無駄に分厚い本は・・」と思った。
しかし全てのページに気づきがあった。
それは他のどの本よりも面白く、濃厚だった。
そしてこの本には「自分の願いを紙に書いて、毎日見れば願いが叶う」と書いてあったのだ。
正直思った。 「ウソつけ。そんなわけあるか」そう思いつつ、私は素直に紙に願望を書いてドアに貼った。
数年後、その願いは全て叶っていた。



・アイデアのつくり方/ジェームス・W・ヤング

オススメ度:★★★★★

アイデアの出し方を論理的に説明してくれる名著。
ぼーっとしてたら天からアイデアが降ってくるわけはない。

アイデアは全く関係のない2つの要素を掛け合わせることで生まれる。
そのためにはとにかくたくさんのものを見ておく必要があるのだ。


・超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール/田口 佳史

オススメ度:★★★★

孫子の兵法はいろんな人が本を出しているので、自分の気に入ったタイプの著者の本を読んだ方がいい。
この本が教えてくれるのは「勝つ方法」だ。

しかしできれば一度負けておくとこの本の内容がスルッと入ってくる。

この本のメインテーマは「勝つのではなく負けない態勢を作る」だ。
勝とうとしない。
勝とうとして人は負けるのである。
負けない戦い方こそが本当の勝ち方だという。

これはYouTubeで言うと大ヒットを目指さない、狙わないということだ。
淡々と自分の顧客に動画をアップし続けるだけでいい。
しかも3〜5万再生くらいでいい。
その体制を仕組み化する。
すると2年か、5年か、10年かはわからないがどこかでライバルは続けられなくなる。

攻めずに勝つとはこういうことだ。
もちろん格上には挑まないことも大事になる。



・「勉強」を「お金」に変える最強の法則50/千田 琢哉
オススメ度:★★★★

千田さんは私の心の師匠である。
この人の本に出会ったのは大学生のときだった。
物怖じしない発言がとても気持ちがいい。

そんな千田さんが、この本でコンテンツビジネスこそ最強であると語る。
千田さん自身も本から音声コンテンツに舞台を移している。

そして千田さんは言う。
ライバルが「真似できない」「真似しにくい」「真似したくない」土俵を創れと。

ここで言う「真似できないこととは」才能が必要で、いわゆる宇多田ヒカルさんや椎名林檎さんのように真似しようと思っても他者が真似できないということである。
それは才能でしかない。

でも「真似しにくい」や「真似したくない」は工夫と努力次第である。
そして多くの大企業はここに入る。


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