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インフルエンザに30回以上かかった私が、ここ数年ようやく罹らなくなったので、怠け者の自分でも続けられた予防対策を振り返って記した備忘録。

あくまで個人的な体験談でございます。

現在42歳、
過去に30回以上インフルエンザをひいた経験から、
色々予防を試してみて、
この数年、ようやく罹患することがなくなってきた中で、
継続していることをメモしてみました。

一人暮らしの頃は、ひたすらマスクand手洗いのみで対応し、それでもほぼ毎年、時には年2回もインフルエンザをひいてしまうのは体質的に仕方がない、とあきらめていました。が、キューバから帰国後、一時的に実家に身を寄せ、高齢の両親と暮らすことになったことと、加えて、ここ数年で講師や執筆などフリーランス仕事をいただく機会が増えるとともに、これまでは病欠しても差し支えのない環境のお勤めに慣れていた私は、生まれて初めて「自分が行かなければ完全に中止になる」という仕事のプレッシャーも感じました。インフルエンザを家に持ち込めない!そして、仕事を絶対休めない!という危機感の中で、ようやく自分の行動と体質を真剣に鑑み、罹患要因となりそうなものを排除する実験を数年繰り返した結果、ここ4年はインフルエンザに罹らない状態が続いています。
これからも罹らないという保証はもちろんないものの、4年間も罹らずに済んでいることは私にとって奇跡です。この工夫を今後も続けて行くために、個人的に効き目があるように感じているものを、備忘録的にメモします。

あくまで素人の個人的な体験談なので、日記程度にご覧頂き、何か一つでも少しでもご参考になれば嬉しいです。

マスクand手洗いについて✨

20代に6年ほど勤めていた歯科医院で習ったマスクand手洗いに関する注意事項を改めて実践。

マスク(使い捨て)✨

私にとって健康時でのマスク使用の一番の目的は、不潔な手で口や鼻周りを不要に触らないように予防することである。マスクは直接口に触れるものなので、以下の点注意している。
・顔に触れる面は絶対に触らない。
・装着方法:顔に触れる面には絶対触らないように気をつけながら、顔に触れる面を内側にして縦半分にしっかりと折り、開いて顔に着けたら、鼻周りとマスクのワイヤーをしっかり合わせる。
・顔に一度着けたら極力外さない。
・外す場合は、両手小指を各耳裏のゴム紐部分のみにしっかり掛けて外し、顔に触れる面を内側に軽く折り畳んで、清潔な場所にふわりと置いておく。
再度着ける時も、極力マスク部分には触れずにゴム紐に指をかけて着ける。
・外している間の注意:
ポケットに入れない、
顔に触れる面を開いたまま下にして置かない、
人の息に触れたり飛沫がかかりそうな場所には置かない、
片耳にかけて長時間過ごさない←やりがち、
話す時やつまみ喰いする時に無意識にマスクを顎にズラさない←感染リスクに加え、かなりダサい割に本人は気づかないリスク高し。
・マスクを着けたまま帰宅したら、玄関ですぐゴミ箱に捨てる。
・外したマスクをテーブルや手の触れるところには置かない。
・鼻や口周りが痒くなってもマスクしたまま指を突っ込んで掻かないこと。
・クシャミをして大惨事になったマスクは捨てる。拭いて使いたいとこだけど。

手洗い✨

・こまめに。ただし、私の場合、殺菌成分の強い石鹸や液体石鹸は、アトピー肌が負けて荒れたり、アカギレになって血が出たり、かえって罹患リスクが上がる気がしたので、普通の固形石鹸でよく洗ったあと、医薬品のハンドクリームで保護。
・公衆の水道で洗う場合、洗い終えたあとの蛇口は、絶対素手では触らず、付属のペーパータオルやトイレットペーパー、もしくは持参のティッシュやハンカチなどで蛇口を触って閉める。洗面台にも触れないよう注意。
・外出中、不特定多数が使う石鹸で手を洗う場合は、最初に少し石鹸自体を水で流し、自分が使った後も水をさっと流してから返す。
・外出時には手袋をすると、不要なお触りや、汚れた手での無自覚な飲食を防ぎやすくなる。ちなみに、流行期はかなりマメに爪を切り、爪を切ったあとはよく手を洗う。

手洗いに加えて✨

帰宅時はすぐに手洗いandうがい、に加えて、簡単な歯磨きと洗顔をする。
意外と手間じゃないし、気分がいい。

夜は断然、布マスク✨

布マスクは肌に優しいので、寝ている間もつけやすい。つけ慣れると使い捨てマスクより柔らかく快適なので、寝ながらはずしてしまうことも減る。
夜間、口をパックリ開けて寝て、喉を痛めてしまうことの予防にもなった。

顔を極力さわらない✨

アトピーが酷かった頃の名残で顔を頻繁に触る癖があるため、その防止策。
外出の際は、手袋をはめ、毛糸の帽子をすっぽりかぶり、サングラスとマスクもして、顔を触りにくくする。最近は花粉症対策でのマスクやサングラスが定着してきたお陰で、あまり怪しい人に思われなくなった。
・帰宅時、帽子・手袋・コートなどは全て玄関で脱ぎ、室内に入れない。
・帽子を被らず外出した場合は、髪の毛は手を洗う前に一括りにして、お風呂に入って洗うまでは触らないよう注意。
・特に顔まわりで気をつけたことは、
目を掻く癖と、鼻をくしゅくしゅする癖🚓🚨👮‍♀️
目も鼻も口と同じ穴!
何度も自分に念じて、外では決して触れないようにした。
自宅で鼻をほじる時も指の清潔に注意、ほじるならできればお風呂で。もしくは清潔なティッシュで。
↑↑↑
4年前の3月中旬、インフルエンザが流行していないキューバからトロント経由で日本へ帰国した際、機内ではマスクを二重andこまめなお手拭きに留意していたものの、羽田空港到着後、約22時間でインフルエンザを発症。
機内で感染したことは明白で、ここで私の「マスクさえしておけば大丈夫信仰」が崩壊。要因を振り返り、機内を触った手でそのまま目や鼻、顔を触っていた点が怪しいと睨む。ここを徹底的に注意するようになったからか、
幸い、この時のインフルエンザが最後にひいたものとなっている。

ハンドクリームとリップの扱い✨

乾燥肌ゆえ頻繁に塗る必要あり。触る手を清潔にしてフタは握り込まない。蓋を開けたまま置きっぱなしにせず、都度しまうこと。

あたり構わず置いていたカバン・リュックへの対策✨

・基本、地べたには絶対に置かない。電車やレストラン、階段、本屋さんなど、置くのが癖になってる場所が多数あるので注意。
・屋内ではテーブルなど飲食する場所には絶対置かない。
・帰宅時はカバン自体は玄関に置き、部屋には必要な物だけ持ち込むこと。

スマホとお財布への対策✨

・財布やお金に触ったら、手を洗うまでは、顔を触ったり飲食したりしない。お札を触る度に、かつての職場で、指をベロベロ舐めて万札を数えていた丸山さんを思い出すことにした。
・スマホに触った手で、つい飴やガム、お菓子を食べないよう注意。
・スマホ自体をこまめにアルコールでふく。
・外食中は財布やスマホには触らない。一人ご飯の時はカバンに入れっぱなしの清潔な本を読む。お支払いは完全に食事を終えてから。まだ食べる物の上で、割り勘のお金のやりとりなどはしないこと。

外で気になるものにやたらと触る癖を禁じる✨

手袋をしたり、ポケットに手をつっこんだりして、モノに触る癖を減らす。感染予防に加え、不要な失敗や、やらかしも減ったように思えるのはありがたい副作用。

10分置きくらいに一口水を飲む✨

知人の内科医がやっている予防法の真似。ただし、ペットボトルだと開け閉めの時にフタや飲み口を触っていそうなので、持参の魔法瓶を使用。

横で思いっきりクシャミをされた場合✨

横で思いっきりくしゃみをされて逃げ場がなかったら、
おい!!俺の免疫出番だぜ!!頑張れ!!
わぁ、さすが!!ありがとう!!すげぇ!!さすが!!
と、本気で自分に声をかけ、褒めちぎる。
実は一番効き目がある予防法ではないかと感じている。いつも声をかけてあげてもいいのだが、いざって時に奮い立たせる本気度が肝心かもしれない。

根本的なアレルギー体質の改善✨

元々アレルギー体質で色々気をつけてきたが、8年前に遅延型アレルギー検査を受けたところ、乳製品全般がアレルゲンだとわかり、除去した結果、驚くほど体質改善。以来インフルエンザのみならず風邪の罹患率も軽減した。慢性病も体質のせいとあきらめないで、気長に要因を探す方向で暮らす。

極力外出しない✨

もともと満員電車は乗らない生活ではあるが、冬季はより人混みをさける。感染経路として美術館3回、飛行機内2回、映画館1回への自覚がある由。

よく換気する✨

寒気が嫌いで、換気が大嫌いだったが、窓や扉を開けた時の、あのス〜と冷える感覚を、”これは快感だぞ、快感なんだぞ”としつこく自分に思い込ませることで克服。

湿度を保つ✨

新型の蒸気が見えないタイプだと、どうしても実感が湧かないため、蒸気がシュポシュポ出る小型タイプも併用して自己満足。

海外在住時でも、我が家の室内は土足禁止✨

自分は免疫的にこの生活スタイルに慣れてないと思う由。


以上、
全ては個人的実験と観察に基づく対策であり、エビデンスは私の身体のみ。

あとがき✨

文字で起こすと、ものすごく細かく大変な予防をしているようにも見えますが、やってみるとどれも些細なことで、さほど大変ではないです。
また、こうして予防についてつらつらと書いていますが、
私はインフルエンザなども含め、何か病気に罹患してしまった時は、
遠慮も自責もなく休むことが一番大切だと実感している派です。
もちろん、生命の危険から身を守るには、予防が一番であり、
体調管理は仕事の一環としても大切な業務ですが、
それこそ、体力や免疫力、生活環境など、罹患しやすさについては個人差が大きいですし、極力避けていても、罹患する時はするし、しない時はしないものだとも実感しています。
私自身、幼い時から虚弱体質で、人一倍気をつけていても、人一倍風邪を引く子どもでした。でも、その都度、ほんの少しづつ、経験を実験に変えて、対策をしながら、ほんの少しづつ、丈夫になってきた部分もあります。
なので、もしも罹患してしまった時には、
まず自分の養生に集中し、極力周りに感染させないために、
しっかり休むことを大切にします。
罹患してしまった自分があまりに責められてしまったり、
罹患しても全く休めないような環境にあるのであれば、
もう少し自分の身体と、周囲への安全を敬える環境に変える方へ意識を向けるのも、心安く治療に専念する心持ちを支えてくれるように思います。
タミフル、リレンザ、イナビル、様々な特効薬のお世話にもなりました。
薬が劇的に効いて1〜2日で全快したかのように感じることもありましたが、人に移さないために、しっかり自宅隔離日数は守りました。

あと、予防はあくまでも、菌やウィルスを排除する目的であって、
結果、人との距離を開けることになったとしても、
人を遠ざけることが本来の目的ではないことはいつも心に刻んでいます。
そうすれば、
自分も相手もお互い遠慮なく予防最優先にすることができますし、
寝込む私にご飯を運んでくれる家族がダースベーダーのような格好をしてきても、少し不気味ながらも、ありがたさしか感じません。
自分が罹らないことが周囲に対しても最大の安全策になることも、
今は痛感しています。
インフルエンザに過去30回以上かかっているということは、
家族や友人、誰かしらに30回以上看病してもらったということにもなりますが、幸い、私からうつってしまう人はいなかったこと、
これには皆さまの免疫力と予防力の高さに感謝しかありません🙏🏼✨

罹患した人は、自分の身体に全ての集中力を注げますように。
元気で健康な人は、より安らかにおおらかに過ごせますように。

インフルエンザに限らず、皆様の感染予防において、これまでの予防実験が、少しでもヒントになれば幸いです✨🙏

追伸
写真はキューバのテソーロ湖。ボートから眺める雄大な夕日です✨🌈
世界中を新しい気持ちで旅する日を願いつつ✨🌈

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