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グループで学ぶことの力

ZERO SCHOOLの第二回目の講義がありました。

くわしい内容は、別のnoteで書くことにして、ここではスクール単位で学ぶことのおもしろさについて綴ります。

突然ですが、お気に入りの本の、一節を紹介します。

一本の木は、動物の一個体よりも、ミツバチやアリのコロニーによく似ている。「創発特性」という言葉をごぞんじだろうか? 
これは「グループを形成することによって生みだされる、元の構成要素(個人など)を超える特性」を意味する。
この特性は、多くの個体が集まり、一つにまとまることによってのみ発揮される。
そうした虫たちは、コロニーとして互いに結びつくことではじめて、各個体の知性をはるかに超えた集団的な知性を示す

影山知明『続・ゆっくり、いそげ 植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる』
クルミド出版 2018年 p. 40

運営メンバーのみなさんの様子を見ていて、こうした「創発特性」を何となく感じていました。
今回の講義を通して、これは学び合うメンバーにも言えることなんじゃないかと思い始めました。

講義内でのグループワークや、普段のSNSでのやりとり。
グループを形成することによって、はじめて生み出されたものが、ぽこぽこ生まれてきていることを感じています。

それぞれのビジョンに向かって、それぞれの方法で進んでゆく。
でも、みんなで伴走し合うことによって、生まれる気づきがたくさんあるなぁと感じます。

「ああ、そういう選択や、引き出しもあるんだ!」
「そういう解釈は今までの自分にはなくて、おもしろい!」
そういった気づきがたくさんあります。

目指す姿は、個々の個性が発輝されている状態。
でもグループを形成したら、さらにすごい渦が起きそう!というようなワクワク。

私は自分の世界にこもってしまう時もあるので、
他のメンバーが起こしてくれた波に共鳴して、それによって自分自身もあたらしくなってゆきたいなぁと。

住む場所も、働く場所も変わらないけれど、学び合うメンバーに出会えた新生活にうまく乗ってゆきたいです。

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