【新・着付けの常識】テクニックいらずで「着付けが上達する」3つのこと
読んでいただき、ありがとうございます。
《身体と着物》から着付けを考える着付け講師かほです。
不器用さん向け空飛び着付け教室として「身体を調える着付け」を全国レッスンしています。
「着付けが上達するには練習が必要!」
これに嘘はない。嘘はないんですが、それだけもないのです。
じつは「テクニックいらず、練習いらず」の着付けが上達する3つの小技があるのです。
これ、案外、経験者さんもご存じない&実践されていなかったりするんですよね。
わりと効果てきめん!
わたしが「不器用さん向けの着付け教室」をしていて、上達の早い人と遅い人の違いを分析?して発見した小技です。
実際、この3つの小技で練習の効果が上がった人もたくさん!
と、前振りでめちゃくちゃハードル上げて自分の首をしめてみましたが(笑
その3つとは。
鏡からの立ち位置
着付けの際の足元
気温
です。
みなさま、気にされたこと、ある???
どれもテクニックいらず、すぐにでもできる簡単なことばかります。
では、順番に行きますね。
1.鏡からの立ち位置
結論からいいますと、鏡から二歩離れた位置。そこに立ってください。
近すぎる方が多いです。近いと全体が見えません。
また、遠すぎてもこまかいところが見えません。
鏡に紐をひっかている方の場合、紐を取りやすい位置に立たれることが多いのですが、その場合、鏡からの距離は1歩になります。紐を取るたびに1歩前! 面倒ですが、そのひと手間で変わります。
2.着付けの際の足元
着付け小物がとりやすいように、近くにおいておきたくなるのですが、その場所に注意!
裾合わせの際、裾が動く範囲内にものがあると裾合わせが難しくなります。
高さも決めにくくなりますし、たぶん、うまくできない、断言しちゃう(笑
ものを置くなら、裾合わせの邪魔にならないところにおいてくださいね。
3.気温
暑いのはだめ!
特に夏場の浴衣。汗をかくと布が身体に張り付きやすくなって、うまく着付けができません。
着付けは身体を動かす行為です。特に肩甲骨をよく動かします、動かして?
肩甲骨が動くと体温があがります。
「着付けをしていると暑くなる」
それ、体温が上がっているのです。
着付けの際には「ちょっと涼しいかな?」ぐらいで。
夏場のエアコンは最低まで下げています。
でも、着終わってしまえば熱くないので、また室温を適正まで上げています。
逆に、冬場は暖房がいらないぐらいです。
夏場にかかるエアコン代は冬場の暖房代と相殺してください(笑