見出し画像

縫わずに!綿レースで着物の簡単身丈直し


身丈の短い着物でも楽しもう!

いただきものの着物やお店で見つけたアンティークの着物。とても素敵なのに。

身丈が短い!!

ってことは多いですよね。

色や柄はとても素敵なのに、サイズが小さいからと諦めてしまうことはありませんか? でも、身丈の短い着物でも、工夫次第で楽しむことができるんですよ。

身丈の短い着物を楽しむにはいくつかの方法がありますが、よく使われているのは次の3つ。

1.プロにお直しをしてもらう
2.短く着つけて、足元をブーツなどでカバー。
3.着物の下にスカートや見せてもいい裾除けを履く。

でも、そこに!

もう一つのアイデアをプラスしたいと思います。それが

4.着物の裾に綿レースを両面テープで張る。

です。

両面テープを使いますので、縫いません。不器用さんでも超然簡単、あっというまにできちゃいます。しかも、綿レースは繰り返し使用可能なので、たくさんの着物に使うことができますよ。

画像2

綿レースで身丈直しをするメリット

身丈の短い着物を楽しむ3つの方法のそれぞれのメリットデメリットは近く本サイトのブログでご紹介いたしますが、こちらでは「4.裾に綿レースを両面テープで張る方法のメリットデメリットをまずはご紹介しますね。

まずは、よい点!

1.簡単、1分で完成!

 幅広の綿レースをテープで張るだけなので、針も糸も使わず、とっても簡単で、あっというまにできちゃいます。

2.安価

 必要なのは、幅広の綿レースと両面テープだけ♪ お気軽に挑戦できる予算ですよ。

3.繰り返し使用可能

 テープを取れば、綿レースは再利用可能です。たくさんある着物も綿レースは1本で使いまわすことができます。テープで張る位置を調節することで、身丈の調整も可能です。

4.いつもの着付けができる

 短い身丈をいつもの着物の長さに変えることができるので、着付けはいつも通りでOK! 特別な調整をする必要はありません。初心者さんにはここが一番うれしいかも?


綿レースで身丈直しをするデメリット

いいことがいっぱい!の綿レースでの簡単身丈直しですが、いいことばかりでもありません。いくつか気を付けていただきたいこともありますので、ご注意くださいね。

着物によっては、ほかの方法がおすすめの場合もあります。

1.衿下が理想よりも長くなってしまう

  あまりに短い着物に幅がとても広い綿レースをつけると、衿下がとっても長くなってしまいます。衿先が腰ひもよりも上になってしまうと着崩れしやすくなるので注意が必要です。


2.テープはすぐにとらなくてはいけない

 両面テープの質にもよりますが、長い間、つけっぱなしにしておくとのり部分が黄ばんだり、着物や綿レースから取れなくなってしまうことも。脱いだらすぐにとる!ぐらいのつもりで。

 いっぱい着る着物はちょっと面倒でも、綿レースを縫い付けちゃうのがいいかもしれません。

3.着物が痛む、かも?

 テープを何度も貼ったり剥がしたりしたりしていると、布が痛む、かも?



用意するもの

画像1

・着物
・幅広の綿レース(おくみ + 前幅 + 後幅) × 2
 ※ 少し短くても大丈夫です。
 ※ 写真の綿レースは幅165mm
・両面テープ(半衿付け用のものが安心です)


作り方

(1)着物に両面テープを張る。張る位置は希望の身丈に合わせて。

画像3

※ 上のほうに張るときには、端だけテープを二重にする。

画像4

(2)テープの紙をはがす

画像5

(3)綿レースを張る。

画像6

※ 綿レースが身幅よりも短い時には、右側の裾を余らせる。

画像7

以上です(笑

今回は綿レースをそのまま使いましたが、両端を折り返して両面テープや裁縫用の接着剤でとめるとよりきれいに整います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?