狩猟日記 1月20日の場合

今日は15時過ぎより猟に出かける。

16時頃に大きめの池にカルガモの群れを発見。ここの池では獲物を獲ったことはなかったが、アプローチをしてみることにした。

池の手前側は背が高い枯れ草で覆われており、草刈りもされてない。近づくのは難しい。反対側は雑木林となっており、歩けはするが木も草も多いのでガサガサと音が出てしまう。枝が多く狙える場所も少なそう。

とりあえず雑木林の中を一生懸命歩く。視界が悪いためにカルガモがどこにいるかが分かりづらい。波紋を頼りになんとなくこの辺にいるだろうという検討をつけて歩く。

しかし池に近づこうとすると斜面の上からは池は見えるのだが、斜面を下がっていくと草が多くて狙えない。少し開けたところに陣取って斜面の上の方から、距離はあるが狙ってみることに。

ちょうど開けたところで一羽のカルガモと対面。
大きく動くと飛び立ってしまうかもしれないのでゆっくりと銃を構えてみる。しかし近くにレストする木がないためかなり姿勢が不安定。これでは当たらないと思い 1 メートル先の木のところまで近づくとカルガモは警戒して茂みの中に隠れてしまった。

その後少し待ってみるが、なかなか撃てるところに出てこない。時間もないので自分から近づいてみることにした。

歩いているうちに何羽かが飛びだったが、初め見た数より飛び立った数は少ない。まだいるはずと木の陰からそっと池を覗いてみると、ちょうどこちらに近づいてきたカルガモとご対面。油断していたしていたところにいきなり人が現れたため、びっくりしたのか飛び立ってしまった。

助走なしに翼の力だけで重たげな体がふわりと、オレンジ色の足を見せて飛び立っていき、水面の波紋だけが残る。飛び立ち方は見るたび関心してしまう。そして残念。カルガモは他のかもより警戒心が強いような気がする。

諦めて帰ろうとしているところ、最後にゴミが吹き寄せられているところから1羽が飛び立った。そんなところにいるとは思わなかった。じっとしている獲物を見つけるのは難しい。


気を取り直して 違う池に行くと、今度は岸に休んでいるコガモを発見。首をたたんでおやすみモードだ。

対岸に陣取るため、田んぼの真ん中をコガモから見えないように背を低く、中腰で進んでいく。池近くになったらほふく前進に切り替える。

この動作、傍から見ればすごく怪しい。できれば見られたくないので周りに人がいないかにも警戒。時間は16時20分と日の入り時刻の16時58分に近づいているため素早く行動。

近づいてもみんなおやすみモードのため警戒しておらずまだ岸にいる。距離60メートル、伏せた状態で銃口はしっかり安定はしている。コガモも動いていない。一発。外れた。

コガモは何が起きたかわかっていなかったようで、飛び立ちはしたかそのまま、同じ場所に戻ってきた。キョロキョロしている。

場所を移動し、コガモが降り立った方へ近づく。再度ほふく前進で近づき池を覗いてみる。すると5 M ほどの距離にコガモがいた。これでは近すぎる。ということでまた移動。

少し距離をおいた位置につく。伏せ撃ちで姿勢は安定スコープに捉える。距離を測らなかったがだいぶ近いと感じたためスコープの中心より少し下を狙った。一発。コガモの手前に着弾。下を狙いすぎたようだ。今度こそコガモたちは飛び立って行った。

アプローチは完璧だったし、姿勢も安定、スコープ にしっかりと捉えられていたのに2発も外す。最初に見たコガモが近かったため、近いという印象が強くて目測を誤った。しかし、スコープに納めても当たらないとは。

仕方がない。こういう日もある。ということで今日は獲物なしで終了。


大きめの池のアプローチは一人では難しいが、二人の場合では色々できそうな気がしたので、あとで散弾持ちと相談してみよう。まだ、空気×散弾ペア猟で両方が獲物を同時にとれたことがないので、二人同時に獲物をとってみたいのだ。

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