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狩猟日記 2022.1.17 カワウデー、あとカルガモ

14時30分 出猟 無風 風がないのですこしは暖かく感じる気がする。

初めの池には何もいない。ヤマシギポイントにもヤマシギおらず。やっぱり住みかを変えたか。人通り結構あるし。

キジバトが畑についていたけど飛ばれる。その場所は段々畑を登っていく形になる。近づくのにどうしてもこちらより先にハトに気づかれてしまうので難しい。しかし、今年はいけば必ずいるぐらいにキジバトポイントともなっている。

次の池。カワウが一羽、水面からとびだした木の枝の上で休んでいる。警戒心の強いカワウだが80メートルは離れている。50メートルほどまで近づけたら狙うことにする。

とにかくうちの相方はカワウとパイナップルに親でも殺されたのかと思うほど嫌悪しているためとってもまったく喜んではくれない。でも自分は狙う。

意外と50メートルほどまで近づけてしまった。銃を準備、マガジン装着、まだ逃げない。ゆっくりと銃を構える。最大倍率、エアは180を少し切ったところ、距離は50メートルなのでジャストど真ん中に合わせて・・・カワウの首は細く頭も小さいため胸のあたりに照準を合わせ一発。

右に大きくそれる。高さはジャスト。びっくりしたカワウは泳ぎだすも飛ばない。

ここのところ右にそれる傾向がある気がしていたが、撃ち方の癖もあるのだろうと思っていた。今日の狙いは落ち着いて構えも問題ない中で右に10センチはそれた。そのことを考慮して水面に浮かぶカワウに合わせ一発、手前に落ちるが左右のずれは修正OK。水面に潜るカワウ。すぐ浮かんでくる。どうしようか悩んでいるのか飛び出さない。もう一発入れてスコープと自分の感覚のずれを合わせるため、もう一発、これは越してしまう。しかし、距離さえあえば当てられた。カワウ飛び立つ。

やはりスコープの調整をしたほうがよさそうだ。獲物に当たらないのでは仕方がない。メモリをカチリとひとメモリ修正。多分もう2~3メモリいじらないとど真ん中まではいかないとは思うのだけど、標的がないので少し右にずれがちといった認識でいく。

射撃場でスコープ調整をとしないのは、どこに弾が飛んでいるかわからないほど明後日の方向に飛んでいるわけではないこと。射撃場で銃を固定して安定した状態で調整できても、猟場でのフレキシブルな射撃姿勢ではスコープの覗き方や撃ち方の癖でずれが生じる可能性があることを考慮してだ。距離の感覚としてはあっているしね。

続けて池をめぐる。今年2回ほど対戦をしている木の下にカモの姿を発見。首をたたんで完全休めの状態である。双眼鏡で観察。首をたたんでいるとはいえどうも向きがよくわからない。見る位置を変えたりしてよくよく見た結果、カルガモが二羽首をたたんだ状態でくっついて休んでいるようだ。あまりくっついて休むイメージがないけど足場が狭いとかあるのだろうか。とりあえずアプローチを開始する。

車から出てカルガモがみえる位置まで移動。枝があるので撃てはしないが薄くなっているのでカルガモからはこちらが見えてしまう位置の手前の茂みでいったん止まりマガジン装着。ゆっくり一歩一歩踏み出していく。カルガモに動きがないのを確認しつつ、一歩踏み出し止まる、一歩踏み出し止まるを繰り返す。ちょうど枝がなくなるところまで来たところでカルガモの顔が上がってこちらを見た。動きをとめてカルガモの出方をうかがう。

怪しい影があるが動きがない、どうしようか悩むカルガモ。カワセミがその前を通り抜ける。カワセミはどちらも気にしていなさそう。ヒヨドリが警戒の声を張り上げながら飛んでいく。ヒヨドリはすぐ警戒音出すのでカルガモたちの反応は鈍い。それほどでもないと思ったのか完全に頭はしまわないものの長く伸ばした首を下げた。

ゆっくりこちらも動き出し座り込む。銃を構える、スコープにとらえる前に一羽が泳ぎだし木の陰の奥に行ってしまう。スコープにとらえたカルガモはめいいっぱいに首を伸ばしこちらを見ている。カルガモは細かい枝の中にいるために撃てない。しかし、カルガモのほうもそこからは飛び立てないらしい。怪しいとは思いつつも動きは止まったままだ。

もう一羽のほうを確認して狙えそうならそちらを狙うか?いや、あの警戒具合はすぐに出てくる。アイツは待てない。こちらは射撃姿勢が整っている。ふらふらせずにそのまま観察する。すると案の定すぐに移動をはじめた。予想した通りの動きで出てきたので合わせて一発。惜しいがすれすれ飛び越えた。まだ飛び立たない。

カモが動いたので目の前にある坂をズサーとおしりで滑り降りる。といっても50センチぐらいだ。木の枝の隙間から狙っていたのだがその枝の下を潜り抜けてカモを狙いやすい場所へ、素早く構え、合わせ2発目、それも飛び越し、カルガモ2羽は飛んで行った。

まだ右に多少ずれる傾向があるが、高さがあっていれば当たる程度なのでメモリをもう一つカチリをいじる。高さについてはカルガモの手前に枝があり上半分しか狙えなかったこと、動いている相手に合わせて狙ったことを考えれば自分の中ではまあまあかと。二発目はどうしても合わせる時間が短いので命中率が下がるのは仕方がない。

カルガモ相手に飛ばれないまま射撃ができたこと、相手の様子から動きを読めたことを考えるとこれはなかなか楽しかった。

あとはほかにも何かいないかさがしたけれど獲物には恵まれず。

あ、カワウ3羽を見つけたけれど、距離130メートル。風向きと森の開け具合からエアで狙って、散弾で仕留める戦法もできそうだったが、相方呼んでもカワウ相手だと絶対断られるので見送った。その後も撃てないけどちょこちょこカワウみたので今日はカワウデーではあった。

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