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狩猟日記 2019.11.24 カルガモ

雨上がりの外気温17度。暖かい日だ。雨上がりにはキジがでるという。出猟してみる。

11時、今日は二人。と言っても同乗者は銃を持っていないので何をするでもなく一緒にドライブとなるのだが、今年はこのスタイルでいくことが多くなりそうだ。

最初の池に到着。もぐっちょことカイツブリとオオバンがいる。いつものメンバーだ。ふと、他に水面に1羽何かがいるのが目に入る。首を大きく前後に振りながら泳ぐ姿はカモではなくバンらしい。ここのところ見るオオバンは別のところにいるのでここには2羽目もいるのかと双眼鏡を覗く。白いお尻が見えた、と振り返りこちらを見る。赤い頭に先の黄色いクチバシ、狩猟鳥であるバンだ。

バンを見たのは初めてだ。だいたい見かけるのはオオバン。バンは狩猟鳥なのにオオバンは非狩猟鳥だ。確認はできたが狙えるところにはいない。楽しみは増えた。

うっすら虹もかかる中車を走らせる。しかしキジどころか他の獲物にも出会えなかった。同乗者が飽きてしまったので一旦引き上げ。

夕方になり時間ができたので今度は一人で出かける。日の入りまで30分ほど回ることに。

毎年、いろいろな種類のカモがたくさんつく池があるので様子を見に行く。今年はカモの数が少ない。種類も少ないようだ。うーん、たまたま少ない時間帯だからなのか、まだ本格的に来ていないのかわからない。

少し離れた用水路にカルガモが20羽ほどついているのを発見。これはチャンスと思ったが少し離れた場所で犬を遊ばせている人がいる。ビックリさせるのも嫌なので泣く泣く撤退。その水路をたどっていくと3羽のカルガモがついていた。こちらなら狙える。

カルガモ達はこちらに気づき距離を取ろうとする。しかし水の少ない用水路、水かさが浅くなったところで進むのを躊躇していた。これはチャンス。

距離45メートルまで近づき構える。こちらを気にしながらどこに逃げようかとウロウロしている。狙いを定めて一発。バタつくも飛ばない。当たったようだが致命傷にはなっていない感じだ。まだ他のカルガモも飛ばずにいる。そちらも狙えるが、半矢のままで飛ばれてしまうのは嫌だ。弾が当たったカルガモにもう一度狙いをつけ一発、動けなくなったようだ。他のカルガモは飛んでいった。

今年初の獲物はカルガモとなった。

実はカルガモは初めて。警戒心が強いので、忍び寄るのが下手な私はなかなか撃たせてもらえない相手なのだ。今回は猟期が始まってからあまり追い回されていないカルガモだったのだろうか。仕留められてよかった。

コガモばかり獲っていた私にはかなり大きく映るカルガモ。

持って帰り早速捌く。皮下脂肪めちゃくちゃ多い。でも皮ごとはいじゃう。胸肉、モモ肉を取り、ハツと砂肝を取り出す。砂肝でかい。弾はお尻のあたりに一発、首の付け根に一発あたっていた。

とれたお肉、半分は塩麹に漬けて半分は料理する。

カモ胸肉とモモ肉を酒をひたひた、めんつゆと醤油で好みの味付け。ネギを一本、ショウガを1個切って鍋に入れ煮込む。イヤな臭みはなく出汁がよく出ている。肉自体は固いんだけど代わりにネギとショウガがめちゃうまとなっていた。半身しか入れてないのにここまで出しが出るのかと。皮は剥いでしまったので脂がついていないのに、脂浮いてるし。ネギが食べつくされ真っ先になくなる。ネギは2、3本入れても良かった。カモ鍋もしくはカモ汁うどん作りたい。

ハツと砂肝は塩を降ってシンプルにグリル焼き。半分はナチュラルに家族に食べられてしまった……。半分は食べたけど、うん、美味しい。普通に焼き鳥食べるときでもハツと砂肝は頼んじゃう。

雨上がりのキジには出会えなかったけど、カルガモ獲れたので良かった。

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