狩猟日記 1/12

晴れ 14:30 気温7度 無風 キジバト1羽


年明けから出猟できず。今日も用事があるけれど1時間程度回ることにする。

川沿いに獲物を探しているとカラスが大騒ぎしている。私が来たからというわけではなく、6羽のトビと大勢のカラスが格闘中だった。騒がしく、じっとしてもらえるような気配がない。ここのカラスは諦める。

ふと草影に濃い緑と赤が見えた。
双眼鏡を覗いてみる。こっちをじっと見ているキジと目が合う。今期初めてのオスキジとのエンカウントだった。距離は70メートル。間は畑で障害物なし。こっちを警戒しているのであまり距離は詰められなさそう。一か八かで狙ってみることにする。1発、当たらずに飛んでいってしまった。やはりこの距離は難しかった。カラスが騒がしいので様子でも見に出てきたのだろうか?カモが少ないのでしばらく来ていなかった猟場だが、来るようにしてみよう。また会えるかもしれない。

その後、木に止まっていたカラスをみつけ狙うが、当たったと思ったが飛んでいってしまった。地面にいたハトは距離45メートル。しかしハトの後ろで土煙が上がった。かすりもしていない。

しばらく猟に出ていなかったので感覚が鈍ったのか?


時間もないし帰ろうと思い車を走らせていると、畑に20羽はいるんじゃないかというキジバトの集団を発見。ムクドリも混じっている。これはなかなかないチャンス。しかし2つ隣の畑でネギを収穫している人たちが見える。今回は諦めることにした。また獲物には会える。

ということで横目でハトたちを見ながらトロトロ走っていると、ハトたちも車の先を逃げていく。ただ完全に飛んでいきはしない。車で近づくと数十メートル飛んで着地、ということを繰り返し畑作業のおじさんたちは見えなくなった。

これは行けるか、距離40メートルまでつめる。スコープを覗く。ハトがいっぱいいてどれに狙いをつけるか迷う。グズグズしているとどんどん歩いて行ってしまうので、とにかく目についたやつを狙い撃った。当たった。

一斉に飛び立つ群れにまじり飛んでいこうとする。傷ついた羽をバタつかせながら行く先は川。捕まえようと追いかけたが、ハトは川の中にダイブしてしまった。私も続こうかと思ったが川底が見えない。深いと困る。ハトはどうした、と目を向けるとカモのようにプカプカと流れている。川岸に近かったため、枝を使って手繰り寄せるようにして回収。今回川には入らなかったが泥だらけにはなった。でも回収できてよかった。


キジバトはホイル焼き。じゃがいも、にんじん、ネギ、エノキにバター、白ワインをかけて蒸し焼きに。汁が多く出たのでパンを浸して食べるとまた美味しい。たっぷりの汁を吸ったパンに野菜とキジバトの肉を乗せて食べる。美味しかった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?