2022年度狩猟解禁日　マガモ3回戦にて1勝　

2022/11/15  1300
発砲数4　命中2　獲得アオクビ　料理鴨鍋

さらさらと雨が降っている。
鳥撃ちにはいい日ではないか。
少し肌寒い程度の小雨にて猟期が始まる。

と言いながら自分の出猟は相変わらずの午後出発。雨も上がった13時。
近くの池を回ってみようとそっと覗いてみると早速マガモのオスのアオクビ発見。

50 M ほどの距離か枝が多くて狙えない。どうしたものかと、とりあえず飛ぶ気はなさそうなのでスコープにおさめてみる。ちなみにこちらは丸見えの位置で座り銃を構えている。

なんとなく警戒して移動を始めるアオクビ。これなら枝の隙間にタイミング合わせて撃てるかなとスコープでアオクビを追う。

スコープ倍率最大、エア180、とりあえず距離は50 M として狙ってみる。

少し離れたところから犬の声と待てという主人の声、それを聞き流してアオクビを狙う。銃を構え続けて狙いが少しぶれるが合わせて一発。

一羽飛び立ち、一羽がスーっと池の奥の方へ泳いでいった。

当たったかのように見えたのだが、マガモのオスはそのまま泳いでいる。当たったとしたらおしりの方なので半矢、もしくは全くの無傷。

犬の主人に向き直る。
あのカモに俺の名前書いてなかった？だって、かすれてて読めないんだよ。

池の奥の方に逃げたので反対側に回ってみる。ゆっくり近づいたつもりだったけれど相手には丸見えだったらしい。あっという間に飛び立たれててしまった。

頑張って離陸をしようとしているカモを眺めながら、これ散弾持ちを召喚すればいい感じに追い立てられるのではないかと思った。
今までは反対側に回れなかったのが、今年から回れるようになった池。カモもつくしいい感じに狙えるかもしれない。

次の池

白っぽい塊が水辺にいる。頭を丸めたサギか？と双眼鏡を覗くとオオタカが水浴びの最中だった。珍しいがオオタカが水浴びをしている池にカモはいないかな？

いくつか池を回ってゆっくりと池に近づくとスッと動く影。アオクビが1羽いる。

やはり木の陰に隠れたがっているけれどなんとなく移動してるので出てきたところに合わせて、先ほど左右のズレもなく自分の思ったところに当たっている。先ほどのアオクビと同じ大きさに見えるので同じ位置を狙ってみる一発。

当たったかのように見えたが飛ばずに移動し枝の奥の方に隠れた。飛ぶ気がないと見てこちらも素早く移動。より安定して撃てる場所に陣取る。スコープ内にアオクビを確認。コッキングハンドルを動かし弾を装填。姿勢が安定したので落ち着いてアオクビの首の根元を狙い一発。パンという音でスコープ内のカモの首が倒れる。ほぼ動かないまま絶命したように見える。はばたけもしなかったネックショット。

ヨシヨシと回収に移る。

対岸に回ろうとしたら案外道がなくてすごい藪漕ぎになってしまった。今季初めての獲物でアドレナリンが出ているのだろう。闇雲に突っ込んでいって身動き取れなくなった。頑張って抜け出し回収する。

この池、何度か発砲はしているけど獲物を取れたことをほぼないのではないか。

今年の初物はマガモのオス、綺麗だった。

なんだかんだと毎年目標を決めて動いている。去年は雨の日の出猟を、その前は50メートル以上のロングを、その前は……なんだっけ？

ま、一応今年はこれやるんだ〜なんて考えているのだけど、今年は銃のカスタマイズ。と言ってもコッキングハンドルを逆に取り付けただけだ。

空気銃でマガジンから銃本体に弾を装填するのがコッキングハンドルの役目。ガチャンと押し込む動作は利き手でできるようにと右側についているものが多い。しかし、左利き用の人向けに右にも左にもとりつけられるモデルがある。

そこを利き手とは逆側にコッキングハンドルがくるようにしたのだ。こうすることで二の矢が継ぎやすくなる。今回は狙い通りにスコープでカモを捉えながらコッキングハンドルがいじれた。利き手でコッキングハンドルを操作するためには射撃姿勢を崩さないと難しいので、それがなければ早く撃てるでしょってな理屈。

試してみたけどいい感じに思える。

エアライフルは一発勝負だとか言われたりするのだけど、やってれば連射する場面もでてくる。その時かっこよく仕留めたいでしょ。

1時間もしないうちに獲物が捕れたので更に池を回る。

車を走らせていると道の真ん中に空薬莢が落ちている。

道の先に小さい池があってその土手の下に位置する道路。多分その池か飛ばしたかもを撃ったのではないかと推測。あの池カモがつくのかふむふむとか考えたけれど……誰だよ、空薬莢道路の真ん中に残していくの。ほんとどうかしてるよ……

去年から回るようになったけれど獲物は一度見たきりの池をのぞく。

獲物が動いてる気配はないけどゆっくりと双眼鏡で覗いてみると白い体のカモが見えたアオクビだ。

やはりここに着くのかと考えつつ狙ってみる
大黒さんに邪魔されながら一生懸命ポジション取りをしていたら彼もがお尻だけ出した状態になってしまった。

一応この辺りならという隙間を狙い一発。薮の中に完全に隠れてしまった。

仕方がない。ダメ元で近くを覗いてみるかと近づいていくと、入れると思っていた場所が蔦でできた藪でどうにも入れそうにない。これ当たってたら回収大変だった。最悪泳ぐ羽目になっていたかも。もう少し下調べしておくのだった。反省。

そんなこんなで終了。

幸先よくアオクビを手に入れられた。

畑からネギと白菜取ってきて鴨鍋とする。
時間がないので皮剥き。たっぷり脂がのっているのをみてちょいと後悔。しかしワックスだのしている時間はないのでむきむき。

片方の太ももは被弾、あと首に当たっていた。

皮むきしたら胸骨は腕をつけたまま外す。心臓、肝臓、砂肝はとっておく。太ももはバチンとハサミで落とす。胸骨から胸肉を外し、胸骨、手羽元、モモ肉は生姜とニンニクでコトコト出しをとっていく。