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狩猟日記 2022.1.18 対キジバト戦

撃てるが獲物が取れない日が続き少し落ち着かない午後出発。

獲物がいないか池を覗いて回るが姿も見えず。

通りがかりにキジバトが何羽か畑についているのを見つける。しかし、近づき方がまずくすべて飛ばれてしまう。あまり撃たない畑だったので攻め方がまずかった。反対側から狙えばよかったのにそちらへ移動するのをめんどくさがってしまったのがよくなかった。

チャンスをものにできずがっかりしながら流す。

もっと獲物が多そうな地域に遠征でもするべきかと悩む。

池には何もいないと車を走らせているとキジバトが畑に降りたのが見えた。車をいったん止めて双眼鏡を覗く。キジバトが下りる畑にはすでにキジバトがいる可能性がある。

覗いてみるとキジバトがいっぱいついている。よし狙おう。ちょうど小川の反対側の畑になる。対岸から狙えないこともないが、渡れるところまで移動することとする。人一人が通れる簡単な橋がある場所まで行く。キジバトから見えないように車から降りて畑に近づく。ハトが見える場所まで行って銃を準備。ちょっと飛ばれるが2羽ほど畑に残っている。距離は30メートルほどか。こちらを気にしつつ餌をつつきたい欲のほうが勝っているようだ。

狙う。スコープを信じて真ん中。いや、ちょっと右にそれても大丈夫なように体が右側に来るような位置に、首元をみて、飛び越すことが多いことを考慮して胸元に修正。相手が倒れる姿をイメージしつつ引き金を引く。一発、コロンと倒れた。

よし、ほかは・・・残っていないようだ。回収。

さて戻るかと車を振り返ると対岸の畑に次々とキジバトが下りている。大勢のキジバトが畑に降りたり木に戻ったりしているので、騒ぎにいまいち気づいていないようだ。こちらも狙おう。

やはり近づくと少し飛んでしまう落ち着かない群れとなっているけれど、畑にも残っているしどんどん畑に降りてくる。こちらはさきほどよりやや遠いかなと考えながら一発、飛び越してしまう。もう一羽いる、一発、こちらは右にそれた。ちょっと焦ったようだ。

もういないな、よしと振り返る。先ほど見た光景と同じ。また対岸の畑にキジバトが下りてきていて・・・ボーナスタイムだね。

また移動、同じように狙う。落ち着いて、最初のイメージを思い出してスコープを覗く。キジバトと目が合う。もう一度と狙い一発。コロリと倒れた。もう一羽いることを素早く確認、さっと合わせて一発。こちらははずれ。

もういないかなと振り返る。うん、さすがにボーナスタイムは終了かな。多分居座ればまた降りてくるのだろうけど、とりあえず撤収しよう。キジバト2羽は手に入れられたのだから。


今期初のキジバト。猟期中一回は獲っておきたい獲物だ。

2羽とも羽の付け根をきれいに撃ちぬいて肺を貫通していた。まったく同じ場所に当たっているので、どちらが最初に撃ったキジバトかわからないくらいだ。

モツは串打ちして焼いて食べる。

肉はちょっと食べるまでに時間がかかりそうだったで、塩とハーブで塩漬けにしてしまった。

3日ぐらい置いた後にグラタンに一部放り込む。まったくキジバト風味がなくなっている。いったい何の肉なのか不明になった。いやグラタン美味しいのだけど。牛乳で煮込んだので臭みが飛んだのかも。キジバトってちょっと独特なにおいする。それがまた癖になるところもあるのだけど。

残りはバターソテーが美味しいとのことなので、ダッチオーブンにバターたっぷり入れてそこに丸ごと放り込み焼く。シンプル。でもこちらはキジバト風味が残っているのに適度なバターのうまみとしっかり塩味でお酒が進みそうな感じに仕上がった。ワインが欲しくなる。うん、コレはおいしいのではないだろうか。

獲物がとれたことで気持ちも落ち着いた。

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