今回は仕事のプロジェクトで一緒になった女性を何とか口説きたい、という51歳会社員さんからのご相談。私の記事をキチンと読み込んでおられる熱心な読者さんのようで、過去の記述を頼りに、「ここは一発キメてやろうか」と画策していらっしゃるご様子です。
果敢にチャレンジするのは大いに結構。ですがちょっと待って下さい。私は恋愛の基礎の基礎に関して、他に非常に重要なことを繰り返し書いています。残念ながらその記事はご覧になっていないようですね。それではここで再度申し上げましょう。まずはご相談文から。
幸福な家庭を持ち、今までオイタをすることもなく真面目に勤めて来られた51歳の会社員さん。魔が差した、とでも言うのでしょうか。仕事のプロジェクトで一緒になった妙齢の女性に恋心を寄せてしまった。良いですね。いくつになっても恋愛は心躍らせるものです。
奥せずどんどんお行きなさい!とけしかけたい所なのですが、今回の貴殿のケースには当てはまりません。
例えば相手を食事に誘う。楽しく会話が弾む。今度は寿司でも行きますか。アラ嬉しいわ、私、お寿司が大好きなんです...…なんて感じで、“メシくらいは当たり前”の関係を構築する。今度は話題の映画でも行きましょうか、音楽でも聞きに行きましょうか、とデートを重ねていく。一回だけならまだしも、嫌なら複数回の誘いには応じませんから、ここまで来れば大いに「脈アリ」と見ることができる。そしてタイミングを見計らい口説きに入る。最初は断られても(初回で断られるのは当然です。相手は“軽い女”と思われたくないからです)またメシに来てくれるようなら大丈夫。根気よく口説き続ける。すると遂に……とこのような事を確かに書きました。ですが待って下さい。