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夫がイケメンすぎて不安です

今回は自称「40歳の貧乳デブ」さんからのご相談。
「貧乳」。良いじゃないですか。無駄に大きくて形が悪い巨乳よりも、キュッと締まって乳首がツンと上を向いた貧乳の方が私は好きですね......と、私の好みはどうでも良いか。
イケメンとの交際が職場で発覚した際は、嫉妬に狂った同僚の女性社員からいわれのない迫害を受け、遂には転職を余儀なくされるという辛い過去をお持ちとのこと。いや、女性の嫉妬は恐ろしいですね。実は男の嫉妬の方が更にタチが悪いのですが……     まずはご相談分を読んでみましょう。

40歳の主婦です。子供が生まれて退職したので、いまは仕事をしていません。太っているのに貧乳で、正直さえない外観です。5歳年上の夫はイケメンで、私は人生の運をすべて使い切って結婚しました。
私のようなブスは結婚なんてできないとずっと思っていました。夫とは新卒で勤めた会社で知り合ったのですが、彼は入社したときから社内外の女性から大人気でした。私と付き合っていることが広まると、夫ファンの女性から様々な嫌がらせを受けました。夫が私をかばうとさらに風当たりが強まり、会社に行くことが辛くなってしまい転職することになりました。私をいじめた人を恨むよりも、「こんなブスがあんなイケメンと付き合うのだから、そりゃそうよね」と自分で納得してしまいました。

結婚式でもどう見ても不釣り合いで、式の最中は申しわけない気持ちで一杯でした。夫の親戚の席からは「なんで博くんはあんなブスと。。。」と言われているようで辛かったです。いま6年生の娘がいるのですが、私の母親が「パパ似で良かったわ」と言うのも傷つくより共感してしまいます。本当にパパ似で良かった。
娘の学校の行事でも夫は人気で、ママ友からも「ご主人ステキねー」とよく褒められます。その言葉の裏には「あなたはブスなのに。。。」という意味が込められていると感じてしまいます。

夫は私を一緒にいて楽だから選んだそうです。
変な駆け引きをしないで、素のままで接した私を楽と感じたのでしょう。
あとは「メシが上手い」とも。今はコロナで行けなくなってしまいましたが、夫は仕事柄外食が多く、ワインエキスパートの資格を取るほどのグルメなのですが、食事の度に、「やっぱり君の作るご飯が一番美味しい」と言ってくれます。夫に嫌われないように、料理だけは毎回必死に作っています。子供の頃から料理を教えてくれた母親には感謝しています。夫には大切にされていると思います。家族も私の両親も大切にしてくれています。浮気なども無いと思います。でもこの幸福が、いつか崩れるのではないか、夫はいつか私を捨てて、美しい女性のところへ行ってしまうのではないかと不安で一杯です。優しい夫を信じきれない最低な私です。そんな自分が嫌になってしまいます。

フェル先生、この不安を消すにはどうしたら良いでしょうか。アドバイスをお願いします。

                      40歳 女性 主婦 るる

なるほど。何不自由無い恵まれた生活を送っておられるのに、それが続かないのではないか、いつか崩壊してしまうのではないかと不安で仕方が無い、と。「幸福すぎてなんだか怖い」なんて歌が大昔にありましたが、そんなお気持ちなのでしょう。その根底には圧倒的な「自己評価の低さ」が有るようです。
今回は一問一答形式でお答えいたしましょう。

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