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大雪予報のたびに、高校受験で落ちたことを思い出す

5日から6日にかけて雪の予報、場所によっては大雪になるらしい。

自分は寒い地域での大雪を体験したことがある。
都会では見たことないぐらいの半端ない降雪量、あたり一面真っ白だった。

今回の雪がそこまで降らないとしても、気温が下がれば大雪になる可能性があるらしいので油断はできない。

大雪と言えば受験の事を思い出す。
約10年ほど前のことだった。


勉強はほとんどしてなかった

高校受験の教科といえば、国語・数学・理科・社会・英語。

その中でも自分は特に数学、理科、社会が苦手だった。
まさかの、5分の3が苦手教科という絶望的な状態。
しかも、この3教科が”特に”苦手というだけであって、他2教科が得意というわけではなかった。
定期テストでの最高点は国語か英語で80点台後半。
最低点は社会。100点満点中の10点台。

偏差値40ぐらいしか目指せないレベルだった。
でも自分が目指してたのは、偏差値が高めの、デザイン科がある高校だった。
先生との話し合いでは、身の丈にあった偏差値の高校を目指すべきなのではないか、という話にもなったが、そちらを目指して後悔するぐらいならダメもとでデザイン系を目指してみるのもアリなのでは、という美術の先生からのアドバイスで、デザイン科を受験することになった。

受験勉強をしなければいけない。
一応はしていたが、ほぼ形だけだった。
塾みたいなところも通ってたけど、そこでは国語・英語・数学を中心に勉強していて、その他2教科はほとんどしていなかった。

特に社会は、覚えなきゃいけないことが多すぎると思った。
単語だけでなくて年代、人物名など。覚えようにも興味がなかったので覚えられなかった。


受験当日は大雪

社会科を中心に覚えられないまま受験当日を迎えた。
朝から雪が降っていた。めちゃくちゃ寒い中、制服にコートを着て受験会場に向かった。

一応緊張はした。面接もあったから。
でも就職するときの面接とは違って、聞かれることは決まっていたので、それを丸暗記して極力自然に話すように心がけたぐらい。練習をしてたのでそんなに心配なことでもなかった。

もっと心配、というか絶望的なのは、筆記試験のほうだった。
いざ筆記試験が開始しても、緊張したのは国語と英語と数学だけ。
理科もそれなりに緊張したけど、分からない問題は勘で答えた。
社会に関しては、分からな過ぎてふわふわしていた。

そんな感じで受験終了。
会場から外に出ると、一面銀世界。

記憶が正しければ、この日は記録的な大雪が降っていたはず。

ああ、受験…という感じだった。
受験と言えば、キットカットとか、ハッピーターンを食べながら勉強頑張って、マフラー巻いて雪降る中で受験会場に向かうもの…と、勝手に思い描いていたけど、ほぼ想像通りの景色のなかで受験をした。


不合格だったけど

結果的に受験には落ちた。点数は覚えていない。点数とか聞いたかどうかも忘れた。

合否の結果を確認しに行った日は泣いた。
落ちて悔しいというより、勉強を教えてくれて応援してくれてた先生たちに申し訳なく思って泣いた。泣くぐらいなら勉強をもっと頑張ればよかったのだが、興味がないものは応援があっても頑張れなかった。

経済的にも私立高校には行けなかったので、夜間の高校に通うことになったけど、中学時代の何倍も楽しい日々を過ごせたのでこれでよかったと思っている。

受験に落ちるよりもしんどいことが、この後にたくさん起こっていった。今だってしんどい状況の中にいる。でも楽しいことも残ってる。まだ楽しめてる。人生通して見たときに楽しい人生って言えるものだと思う。

仮に受験で落ちても絶望しきらないでほしい。


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