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ロクヨン日記

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きっとだいじょうぶ。

きっとだいじょうぶ。

父は海軍だった。終戦を市ヶ谷で迎えたそうだ。
母はその頃は当たり前にみんなができた洋裁で服を作って売っていたらしい。

そんな父と母のもとに降りてきた私。
2歳上の兄がいた。

昭和31年。
世の中は戦後を乗り越えた自信に満ちていた。
最初に住んだのは米軍の人が住んでいたという一軒家で、当時はまだ珍しかったシャワーが風呂場にあった。
冷蔵庫もアメリカ並みの大きさだった。
庭には芝生が茂り、クリスマ

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