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過去の自分と比べてみる

先日受けたオンライン授業の放課後、とある参加者から色々なアドバイスをいただきました。(ありがとうございます!)

過去の自分の写真と今の自分を比べてみること。それを学んでどこがどう変わったのか?と話してみるのは?と。

過去の自分の写真…ソレがねぇ、なかなか無いんですよね。最近では、顔つきが優しくなったよ、雰囲気が丸くなったよ、とは言われますが、それって写真でもわかるものなのかな?ちょっと探してみます。(探していたら社内勉強会の時の動画を発見!見直していたら、いちいちウザいwと娘に突っ込まれた。そう、熱くてうざ~い社長だったんです、見たい方はご連絡を!:笑)

子どもに聞くと、ママは車を走らせ、いつもバタバタしていた、と言われたのですが。確かにあちこち動いていたように思います。

この講座を受けたからこうなりました!という明確なコレ!って言えるわけではなくて、あれも、これも、それも受けたから今がある、みたいな感じなんですよね。多分1つじゃない。なので、そこに後ろめたさを感じるワケで。。。(なんか、嘘ついてるみたいな気がして嫌なんですよね…)

今まで受けたセミナーは数多くありますが、どれを除いても今の私にはなっていないように思います。

最初はホテル人材育成を目的とした講座を受け、そこで自分の資質を知り、コミュニケーションの取り方を学びました。そこから、自分自身との関わり方、自分が自分のことをどう思っているのか?思考の癖を知ることを深めていき、その後に会社の数字に関する講座を学びました。そこでの気付きも大きくて、自分が今までやってきたことがいかに小手先だったのか、を思い知らされました。そして、自分には「志」がないことも明らかになったのです。

やはり、事業をするにあたっては、何かを成し遂げて社会貢献をすると言う大義があってこそだと思うのですが、それが「無い」ことに気づけたのも、数字の勉強をし始めてからでした。

何のためにそれをするのか?売上を上げたいのはなぜ?売上をあげてどうするの?自分は何がしたいの?何を成し遂げたいのか?

常にそことの戦いです。なぜ?と言われても、思い浮かばない。お客様に喜んでもらうため?社員に給料を払うため?自分が美味しいものを食べるため?当時の私は、どれも中途半端だったように思います。なので、何をやっても、どう考えても、上手くいくはずがないのです。その場しのぎの経営をしていたら、次から次へと目の前で起こる出来事に対処するのが精一杯で、本当にしなければならないことは後回し。そうこうしているうちに、会社は傾きます。

傾いたら、それに対処するために、また慌てて対応する。そんなことの繰り返しで、あとは蟻地獄に吸い込まれるように落ちていきます。それはあっという間です。通帳の残高が減り、税金の納付書が来て、給料日が来て、業者からの請求書が山になります。個人の通帳を引っ張り出してきて、定期を解約して、会社の通帳に振り替えて…そんなことしても、次の月にはまた同じようなことが起こります。夜は眠れなくなり、正常な判断力が無くなっていきます。

売上を上げるために、いや、日銭を稼ぐために、安くてもいい、空いているよりはいい、と思って予約を受けると、それなりのお客様が泊まるようになってクレーム頻発。従業員が疲弊します。すると社内の雰囲気は一気にどんよりモード。これ以上がんばっても無理なんじゃないか?となり…仕事のミスも多くなります。多分、余力が残ってないんだと思います。「本人以上にその人のことを考える」ホスピタリティの精神はもうとっくにどこかに置き去られてしまい、自分を奮い立たせることで精一杯。そこにムチ打つのは、もはや拷問でしかありません。

なぜビジネスホテルだったのか?

今考えてもそれは明確に言語化出来ないのだけれど。

私にとっては居場所でした。居場所を作ること。お客様の、従業員の、そして私の居場所。おかえりなさいと迎え入れてくれる場所を作っていきたいなと考えていました。それだけ、自分には居場所がない!と感じていたのだと思います。そして、そういう人達が私の他にもいるのでは?と思ったのかなぁ???

たまたまホテルだっただけで、たまたま父が購入しただけで、たまたま飛びついた、というのが正直なところかなと。何でも良かったのかもしれません。ただそこに居たくないというだけで、始めてしまったのかもしれません。やりたい!というより、勝手に、やらなくちゃ!私が何とかしなきゃ、と妙に燃えていたと思います。けれど、それは親に認めてもらいたいとか、他の兄弟への対抗心が根底にあったようにも思います。また、家庭に収まりたくない、とか、このままで良いの?私、のような焦りもありましたし、何より、単純に「社長って呼ばれたい」だけだったような。

志が無いと失敗します。失敗して学ぶことも多いけれど、なんの武器も持たずに、戦いに挑まなくても良いはずです。事業をするってことは戦うってことです。選んでもらうってことは選ばれない誰かと戦ってるってことです。戦わずして勝つ。これを目指すためにも、自分の志(自分がどうありたいのか)が一番大切なんだと、思う日々です。

…武器ばかりもって、動けなくなったら本末転倒です(いまのわたし?)


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