私は自己啓発本が嫌いだ

自己啓発とは

仕事に関する知識,技能,経験などを他律的な形式に支配されずに自主的に向上,啓発していくこと。潜在的な能力を啓発したり,新たな技能,知識を身につけようとする性質は本来人間にそなわっているものと仮定し,自分から進んでこれを実現しようとするのを援助して,従業員の意欲を高めるとともに仕事の遂行能力を伸ばそうと意図したのが自己啓発の制度である。

かくいう私も、4年ほど前の学生時代に「自己啓発本」にどハマりして本棚には自己啓発本が並んでいた。もちろん、本の内容など、路上に出て靴みがきや野菜の手売りなど、自分を看板としたマネタイズを行なっていたのだが、「自己啓発本」に書かれていたことを実践すればするほど、読めば読むほど『意識が高い系』や『学生だからね』とか。いわゆる社会人の皮肉をよく聞いていた。

にも関わらず、よくわからんセミナーやMLMのセミナーに行くと必ずといっていいほど、マインドセットの心構えとして「自己啓発本」の内容が出てくる。講師はそれを実際にやったから言えるのだが、聞いているのはほとんど拝金主義者ばかりだ。聞いた気になっているものや、読んだ気になっているものが『まだ若いからできるよ』とか『ビジネスはマインドセットからだよ!』とかいってくる。

実践の伴っていない知識を見せびらかす大人、講師に酔狂してしまう信者。この人たちは自分の軸がないのか。

『俺の1.5〜2倍近く生きてるのに中身が空っぽなんだな』

と思えてしまう。

自己啓発本は悪くない、ただ精神論や根性論だけ語って、論理性や合理性に欠ける人たちとつるむのは苦痛でしかない。だからころ、バックエンド確定セミナーに行くのも、よくわからん炎上しまくっている、あたかも情報商材を売っている人のセミナーほど、よくわからん奴が集まるのだ。

自己啓発本をよく読んでいる人に限って、先入観が大きい。だからこそ、実践する人は20%未満しかいないという統計も出されるのだ。無駄に頭が良いのか。ただ単に優越に浸りたいだけなのか。

「自己啓発本」においては読むだけでなく実践しないと意味がないので、ただ知識として読みたい人は、語ることを控えた方がいいでしょう。その行為は体験、実践している人から見れば、この上なく陳腐に見えるのですから。

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