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綺麗なものだけ見て何にも傷つけられないで


バンコク公演、シンガポール公演を経て、日に日に強くなるピリちゃんことStrayKidsのFelixへの想いを書いていこうと思う




まず自分語りになってしまうが、
大前提に私は生きている年数とほぼイコール
アイドルオタク歴が長い


アイドルオタクにある遺伝型(親や家族がオタクで釣られてオタクになるタイプ)突然変異型(突発的にオタクになるタイプ)でいうと私は前者で母がアイドルオタクだった


母は今で言うような強化オタクではなかったけどSMAPの草彅剛くんが好きで、それに影響されて私は記憶にない頃からSMAPファンで私の初恋は稲垣吾郎くんだったらしい
(今はSMAPなら香取慎吾ちゃんだし記憶がある頃には慎吾担だったけど)


そして小学生になる頃に母と妹と共に嵐ファンになっていた
きっかけももう覚えていないけど小学生の頃は本気で櫻井翔くんと将来結婚すると思っていた
嵐が休止した今でも定期的にライブ映像を見て、This is 嵐を見て涙を流している


物心ついてからは嵐を軸にドルオタ道を突き進んでいった


スターダストのDISH//の北村匠海くんを推して、地方からリリイベの2ショット会やサイン会のために当時高校生だったため制服で東京へ通った(遠征費+CD代という安くはない金額をどうやってその資金を捻出していたのかは今もわからない…笑)

その後はSexy Zoneの佐藤勝利くんにハマったり、俳優の吉沢亮くんにハマったり…

ずっと日本人が好きで、そんな自分がまさかKPOPにハマるとは思ってもいなかった



それはちょうどProduce 101が全盛期の時アイドル好きとして見ておくかという軽い気持ちで観てからKPOPを聴くようになった


日本アイドルしか履修していなかった私がKPOPを聴くことに抵抗がなくなった頃、SEVENTEENの曲が好みで顔も知らない状態でよく聴いていた

その当時先にKPOPにハマっていた友達とカラオケに行った際に見せられたSEVENTEENの本人ライブ映像を見せられて衝撃を受けた



ジョンハンの中性的で柔和でありながら時々憂を帯びるような顔
ミンギュの男らしいイケメンよりもハンサムと言う言葉がぴったりな顔


私は推しには2種類あって、

①生まれ変わるならこの人になりたい、遠くから眺めていたい、守りたいタイプ

②リアコ気味であわよくば付き合いたいし、欲を言えば結婚して欲しいタイプ


に分かれる


その2種類のタイプが1グループにまとめているなんて…!!



顔ペンと言われてしまえばそれまでなのだが、
私は入口の推しからブレることはない

タイプが違う2人だが今でも推しが変わることなく、誰ペンか聞かれれば「ギュハニ」と答えている

(余談だが去年のBE THE SUNドームツアーでBack it upのスンチョルにいとも簡単に持って行かれて今だに囚われ、引きずっているのでどうしようもないDDではあると思う
スンチョルと結婚したいのにユンジョンハンに一生勝てないのでやっぱり来世はユンジョンハンになるしかないと思ってる)




日本のアイドルと違った推し方はまた楽しかった

元々CDを積めば接触できる文化の中にいたこともあって抵抗なくCDをたくさん買ってトレカを集め、ヨントンに参加した



そしてようやく本題に入るがそんなKPOPの入口だったSEVENTEENを凌ぐ勢いで好きになってしまったのが

今をときめくStrayKids!!




それこそ元々セブチの顔も知らずに聴いていた頃からスキズも聴いていて、基本的にバキバキの音楽が好みの私は曲は知っている状態だった

そしてコロナ禍真っ只中ですることがなく暇だった時にあった何気なく話題になっていたKIMGDOMを観た

その時しっかり初めてしっかり見たスキズは実力派なのに健気で愛嬌たっぷりな様子を見て思わず応援して投票もした
StrayKids、ATEEZ、BTOBの3組を特に気に入っていた私にはメイフライでの共闘が美味しくて()たまらなかった

ただその時はいいなあ〜と思うまでで推しにはならなかった


セブチにお熱だったし、経験則から掛け持ちが後々金銭的にも情緒的にも自分の首を絞めることをわかっていたから
ピリちゃんかわいい〜!みんな赤ちゃん〜!なのにかっこよすぎ〜!くらいのゆるい気持ち


あと、今まで推してきた人やグループは年上か同い年がほとんどで、スキズは自分と同い年から下しかいないし最初そこに抵抗もあった

それまで抱いていたアイドル像はどこか大人というかかっこいいに振ってる憧れのようなものだったから



それが今は毎分毎秒可愛い可愛いと悶える深い年下沼の底からこれを書くことになっている

ピリ沼にハマったきっかけは今でもはっきり覚えている


忘れもしないし一生忘れたくもない6/19代々木第一体育館でのMANIAC公演

そもそもKIMGDOMきっかけでステージ職人たちのステージを生で観てみたいという軽率な気持ちでW会員になった(こういう時のオタクの行動力は凄い)
しっかり応募し、新規優遇からか無事当選した


まず初っ端から鳥肌が止まらなかった
ジャニオタ上がりの私は松本潤という天才的構成師の作るステージを観て来たからちょっとやそこらじゃ驚かないと思っていたのに
構成が凄いというよりスキズが凄かった
ぞわぞわしてヤバい場所に来てしまったと思った


生バンドを引き連れ、日本のアイドルとは違い、がっつり歌って踊り続けるステージを観て圧倒された(勿論日本のアイドルをdisっているのではなく、日本の愛嬌たっぷりのステージも好き)

本当にずっと楽しくてそれでいて可愛くて来てよかったなと思っていた

そこまでだったらもしかしたらここまで重いオタクになっていなかったかも知れない



それをひっくり返したのが

アンコールに入り、もうすぐ終わってしまうなと惜しみながら観ていたHavenでスクリーンに映された号泣してるピリちゃん



脳天を突かれたような

落雷が落ちたような

天と地がひっくり返ったかのような衝撃だった


状況がわからず、ただただ見つめてしまった
宇宙一綺麗な涙だと思った

そしてメンバーが変わるがわりにピリを愛しそうに抱きしめて、頭を撫で、宥めている光景を観ているうちに気がつけば私も号泣していた


ピリが最後の挨拶でコンサートができて嬉しくて、でも終わってしまうのが寂しくて涙が出てしまったと言う姿に心底惹かれた


匂わせやら熱愛が横行してしまっているこのご時世に心が綺麗でピュアでファン思いなアイドルがこの世にいていいのかと


だってその時はまだ代々木の2日目で翌月にもう2日間公演があるんだよ!?
しかも本国ではなく、日本公演だよ!?(失礼)と


どこまでも真っ直ぐで本当にびっくりした


MIROH→Star Lost→Havenのバズーカを持って紙吹雪を飛ばすキッズたちや銀テがキラキラ舞う中を飛んで跳ねてニコニコ笑うキッズたちの姿は今でも脳裏に浮かぶし、自分の走馬灯で絶対に流れてくる光景だと思う



そこからの行動は早かった

bubbleを購読し、誠実で真っ直ぐに愛を伝えてくるピリを大好きになった

片っ端からコンテンツを見ていき、スキズのことを知って行った

元々インドア気味な私が単身バンコク→シンガポール公演に飛んだ(この文章は想いが溢れすぎて帰りの飛行機で書いてる)




オタクにそこまでさせてしまうほど常にファンを想い、それを言葉にして伝え、行動にも移す姿は福利厚生がしっかりしているアイドルの鏡

KPOPドルかつオーストラリア出身だということを踏まえてもここまで真っ直ぐな子は他にいないと思う



知れば知るほど本当に刷れたところも裏表もない

純粋無垢

純情可憐


という言葉がぴったりな子だと思う




だからこそアイドルのキラキラした面しか見ることのない私でもわかる暗く澱んだアイドル業界にいることへの不安が募ることになった

きっと辛く苦しい時間も長かったはずだし、私には一生かけても分かり得ない思いをしているはず
普通の人が当たり前にできることもできない
簡単には行きたい場所に行きたい時行くこともできない
常に人の目に晒され、見たくないものを見てしまうこともあるだろう

それでもアイドルとして私たちオタクの前に立ってくれることが有り難くて有り難くて…


ピリのことを思うと喉の奥がぎゅっとし、涙が出そうになる
恋心に似ているが恋よりももっと深く大きな形容できない感情だと思う


本心で大きな会場がSTAYの持つペンライトで埋まるような綺麗で美しいものだけ見て、メンバーやお友達と楽しいと感じることだけして、自己管理のためかコチュツナと鶏肉っていう猫のご飯みたいな物ばかり食べてるけどもっとボリューミーでたくさん美味しくてあったかいご飯を食べて、ただただ健康に毎日を笑って過ごして欲しいと思う


きっとピリはあと数年は確実にアイドルとしての責務を全うしてくれるだろうし、しがないオタクの端切の私は願わくばずっとずっとStrayKidsのFelixとしての姿を見せ続けて欲しいと欲深く思ってしまうけど

本当に辛くて嫌になったら勿論寂しいけどいつでもアイドルを辞めて、オーストラリアで一般人として暮らしてくれても構わない



こんな想いになった推しは初めてだった



Deep Endのような深くて重い感情をピリに抱いてしまって、それでいて押し付けてしまって申し訳なくもなるけど、それでも幸せを願わずにはいられない



私はアイドルは偶像崇拝で一種の宗教だと思っている
そして虚像かもしれないともわかっているし、本当は私の見ているピリは本当のピリではないのかもしれない

それでも私が思うピリは一生懸命で真っ直ぐすぎている
何かの拍子で崩れてしまうのではないかと思ってしまう

だからこそ私は色んなオタクの在り方がある中で猫可愛がり全肯定botとしてピリを大切に宝物のように扱いたいと思う

ピリの幸せを願ってやまない



KPOPオタクの常套句になるがこれほど限界オタクの感情を一言で表したものはないと思うからこの言葉で締めようと思う


ピリちゃん
これからも花道だけ歩こうね


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