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老舗日系フィリピン現地法人

■パナソニックのフィリピン現地法人の状況
・パナソニックのフィリピン製造拠点であるパナソニック マニュファクチャリング フィリピン(PMPC)が2024年3月期に減収増益を達成。

  • 売上高は前年比6.1%減の142億5,125万ペソ(約380億円)

  • 純利益は38.2%増の2億7,250万ペソ(約7.3億円)

  • 製造原価節減により粗利益が6.4%増加

  • 消費者向け製品が売上高の96%を占め、輸出比率は18.1%

  • エアコンと冷蔵庫が主要製品で、売上比率はそれぞれ37.2%と36.2%

■主力製品は他国製が優位か!?
・フィリピン国内の高インフレや高金利による家計消費の伸び悩み、中国製品との競争激化が国内販売に影響を与えている。
・特に主力製品である冷蔵庫、エアコン、洗濯機の売上が伸び悩んでいる点は、家電市場の厳しい競争環境を反映している。
・一方で、製造原価の節減によって粗利益を増加させた点は、企業の効率化努力が功を奏したと言える。
・今後、国内経済の回復や輸出の拡大が期待される中、PMPCの業績が地域経済にどのような影響を与えるか注目される。

■日本とフィリピンの経済関係の一端を表す企業
・PMPCは60年以上の歴史を持ち、40年以上にわたりフィリピン証券取引所に上場している点は、同社がフィリピン経済において重要な位置を占めていることを示している。
・日本のパナソニック本社が79.96%の株式を保有している点も、日本とフィリピンの経済関係の一端を表している。
・今後、フィリピンの経済成長や中間層の拡大に伴い、PMPCの事業展開や市場戦略がどのように変化していくかが注目ポイントとなるだろう。

■エアコン室外機市場調査@コンドミニアム
サムネイル画像のエアコン室外機市場調査@コンドでは残念ながらパナソニック製品はありませんでした。

  • サムスン5台(36%)

  • ダイキン4台(29%)

  • LG2台(14%)

  • 不明3台(21%)

日系だと街なかでもダイキン製品をよく見かける印象です。今後は街に出たらパナソニック製品もチェックしてみます。

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