日々ごはん
家族の食事の用意、つまり日々ごはんは、主婦の必須お仕事だと思って生きてきた。18歳で結婚してからもう40年近くも続けてきたのか………。
たまにはスーパーで買ってきたお惣菜を並べたり、デリバリーを利用したり…手抜きも色々あるけれど、基本家族のために作り続けてきたと自負できる。
最初の家族は旦那様も若くて私も元気いっぱいだったから、ずいぶんな量のおかずを並べていたような…。
また親戚付き合いが濃かったから、うちの家で集まってはワイワイ食べては飲んで、それはそれは楽しかったなぁ。うちの子供や義理の姉妹たちの子供たちも、週末会えるのをとても楽しみにしていたようだ。だから、うちの上の2人は社交的に育った。
39歳で再婚したお相手は公務員の父の元、厳格な固定で育った人だから、最初は色んなことに戸惑った。
一人一人のお膳を用意し、食事中は会話をせず静かに頂く。もうカルチャーショックもいいとこよ。
けれど2人の子どもができてからは、やれお誕生日会だの、ひな祭りだの…と、旦那様のご家族を招いてはパーティーを開いて、いつの間にやらワイワイガヤガヤ。私のペースに巻き込んでいった。はい!winner!!
そして、まさかのコロナ禍となり、人を招くことも外食さえも減っていく昨今。友達にもなかなか会えず、家族に日々ごはんを黙々と作る生活が早2年過ぎた。
ところが私は気づいたのだ。私はとてもお料理好きだったんだってこと。全く苦にならないどころか、夜ご飯のメニューを考えてメモする時がいちばんのストレス発散タイム。そして、そのメニューは毎日リニューアルする。紙の無駄、それは広告などの裏を使うから大丈夫。
時間の無駄、いやいや精神衛生上この上なく良いから、
私にとっては価値ある時間なのだ。
そして新たに増えた趣味というか楽しみが、料理本を見ること、クラシルでレシピ検索すること、生活YouTuberの暮らしぶりを鑑賞すること。これは昔で言えば覗き見だよな〜。皆んなよくお家の中を後悔するもんだわ。と言いつつ、私もタイムラインでの投稿はもう400回近くなる(笑)
ここ最近は昭和を思い出させるメニューに興味があって、BOOKOFFに行き古本を選んでは買ってくる。
Amazonで新書を買うこともあるが、古本屋さんならではのワクワク感が刺激的でたまんない。
ありがとう〜!BOOKOFF!!
向田邦子さんのレシピ、沢村貞子さんのレシピ、そして薬膳の認定を受けてから興味津々の薬膳本。栗原はるみさんや有本葉子さんのレシピも良いけれど、今のマイブームは『昭和』なんだよな〜。
さっ、ごはんの用意しょっかな……。
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