Newポケモンスナップ~大きさ点について~

 ハイスコアにおける大きさ点についてのあれこれを語っていく。ロースコアは知らない。


大きさとは何か

 大きさとは何か・・・1番わかりやすいのはそのポケモンの写真上の面積であり、大きさの最大値は2000点となる。
 ただし大きさ2000点に必要な面積はポケモン毎に異なる。小さいポケモンほど必要面積は小さく、大きいポケモンほど必要面積は大きい傾向にある。
例えばバチュルはこの面積で大きさ2000点出るのに対して、キノココはこの面積でも大きさ1929点しか出ない。

大きさの比較

 また、障害物等で隠れていても大きさ2000点は出る。
 例えば★3ユキノオーではユキノオーの身体をモスノウが大きく隠しているが大きさはほぼ満点が撮れている。★2コリンクにおいてもリンゴがコリンクの身体を隠しているが大きさはほぼ満点が撮れている。★2コリンクではリンゴで隠れる面積を減らすために食べ終わる寸前で撮っている。食べ始めを撮った場合は大きさが大幅に減らされる。

身体が隠れているのに大きさ点がほぼ満点を取っている例

 面積と大きさの関係についてハリーセンを用いて簡単に検証したところ、そのまま面積と大きさ点が比例しないことがわかった。面積を1とした時の大きさを1300点とすると、大きさ2000点に必要な面積は約3であった。

 64版のポケモンスナップにおいて画面端に被写体を寄せて撮ると大きさ点が増えるという「スクエアヘッド」と呼ばれる現象がある。ハリーセンを用いて試したが画面端に寄せることによる露骨な大きさ点の加点は確認できなかった。僅かな加点が存在する可能性はあるが、Newポケモンスナップの採点の仕様から考えても「スクエアヘッド」は考慮しなくて良さそうである。

減点について

 経験則的に減点にも種類がある。
 ハイスコアをしていて気になるのが障害物で隠れることによる減点には優しいが、画面からはみ出ることによる減点は厳しいのではないか?ということ。そこでハリーセンを使って比較してみる。
 はじめに、リンゴでハリーセンを隠した時にどうなるかを調べる。リンゴのサイズが小さければ問題無く大きさ2000点が出る。リンゴで隠れる範囲が増えるほど大きさは減少し、体の半分程度隠れると大きさが1301点まで減少した。

リンゴのサイズと大きさ点まとめ

 次にハリーセンが枠からはみ出した場合を見てみる。
 とげの先端がわずかに欠けただけで大きさが減り始めている。左端1/4が欠けた段階で大きさ点1503、半分程度欠けると大きさ点は826まで下がった。明らかにリンゴで隠れた場合よりも減点が大きい。

欠けと大きさの関係

 これらの減点について辻褄が合うように考えてみた結果が次である。
①ポケモンの大きさ(面積)から障害物等によって隠れた分の面積を算出し、その面積に応じた大きさ点を最大2000点として算出する。
②ポケモンに欠けがある場合、大きさ点から直接引かれる。
 これが正の場合、ハイスコアでは枠外にポケモンが切れないように注意しましょうという話。(当たり前の話だが・・・)

地面や水面にポケモンの身体の一部が埋まっている場合の減点について

 ポケモンの身体の一部が地面に埋まったり、水棲生物のように水面に身体が入っている場合はどうなるのか。地面の場合は大きさ点が減点され(★2ジャローダ)、水面の場合は大きさ点が減点されない(★2ギャラドス)。
 少々厄介なのはポケモンの身体が地面で隠れているからと言って枠外に出してはいけないということ。おそらく地面で体が隠れている分を枠外に出した場合、前述の①の減点と②の減点の両方を食らうことになる。
 水面で体が隠れているギャラドスの水面から下を枠外に出した場合に減点されるのと同じで当然と言えば当然の話である。

地面と水面の違い

 特に注意しないといけないのが★3オーダイル。水中にある下半身を意識して撮る必要がある。水中が不明瞭なのでかなり厄介。

★3オーダイル

頭について

Newポケモンスナップはなんと頭だけでも大きさ2000点を出すことができる。一部のポケモンは頭だけで撮った方がより高い点数を撮ることが可能だ。
 ★4クレベースの場合、クレベースの頭とオニゴーリを両方写すために向きを若干犠牲にしているものの、オニゴーリを大きく写すことができるため他のポケモン点で大きな加点がある。

★4クレベース比較

 ★2ホウオウの場合、全身を写す場合は大きさ点との兼ね合いで正面から撮るしかなかった。しかし顔だけを撮影することで真横からの撮影が可能になり、向きと風景点が向上した。

★2ホウオウ比較

 このように、他のポケモン点が大きく向上する場合や大きさ2000点を撮りたいけどポーズや向きが犠牲になってしまう場合にも有効。ただしほとんどの場合で他のポケモン点や風景点を犠牲にしてしまうため、現状ではハイスコアで頭を撮るポケモンは少ない。

大きさの採点範囲について

 ポケモンのすべての部位は大きさの採点対象となるのか?という話。例えばポケモンの翅。ミツハニーの場合、翅が若干欠けたことで大きさ点が7点減点されていることから大きさの採点対象であることがわかる。
 アブリーの場合も同様で翅も大きさ点の採点対象となる。そのため★3アブリー撮影時には翅が大きく見える状態で撮影する必要がある。そうしないとこの距離では大きさ2000点が出ない。

翅を持つポケモン

 逆に大きさの採点対象になってないんじゃないか?という部位を持つのがチルタリスやピチュー。チルタリスの頭の冠羽やピチューの耳の先端は欠けても減点されている様子が無い。大きさ2000点がどこまで許容されるのか調べることで思い切った構図の写真が撮れることもある。

体の一部が欠けても減点されてない例

性別差について

 一部のポケモンはオスとメスで姿が異なる。色彩が変わるだけのパターンと造形が変わるパターンがあり、造形が変わると大きさも異なる。
 例えば、レントラーはたてがみ?が長い方がオスあり、たてがみ?が短い方がメスである。★1レントラーではこの差が重要になってくる。メインである左レントラーは少しでも大きさを出すためにたてがみの長いオスである必要があり、仲間である右レントラーは減点を避けるために画面内に収まるメスである必要がある。
 ポケモンの性別はおそらく1/2の確率で決まる。メインがオス、仲間がメスである確率は1/4となる。
 他にもウパーやケイコウオのオスメスはハイスコアにおいて影響が大きい。

★1レントラーとレントラーの雌雄

1999

 大きさ点が1999点になることがよくある。
原因についてはよくわからない。ハイスコアの敵。
たかが1点・・・しかしその1点に泣くこともあるのだ。

大きさ1999点

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