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【10分間読書】転スラ英語版5日目~"reduce to"の使い方~
さて、旅行から帰ってきて落ち着いたので、今日から復活です。
今日は転スラ英語版の続きです。
英文と原文の比較を、ChatGPTに解説してもらいながら読んでいきます。
前回は、主人公三上さんが、後輩の田村くんの婚約者をデリカシーのない冗談でからかって困らせる場面でした。
その続きです。
英文:
I can’t help but needle people like that sometimes. But no point standing here on the sidewalk. Wanna get something to eat while we talk?
原文:
すまんな、性格が悪いもんでね。まあ、ここで話すのもなんだし、場所を変えて飯でも食いながら話聞くわ
ここは割とストレートというか、分かりやすいです。
「性格悪いもんでね」という表現は、英語の方がちょっと皮肉っぽい表現になってるような感じがしますね。
「ここで話すのもなんだし」はよく使う表現ですが、"no point standing here”となるんですね、なるほどです。
こういうの、読んだり聞いたりしたら分かるけど、自分では使えない表現なんですよね。"no point ~"、使ってみたい。
続いて、ついに転生の前、三上さんが通り魔に刺されてしまうシーンです。
英文: "Get the hell outta my way!" the man shouted as he ran off. I watched him go and then checked to see how my companions were. The suddenness of it all had reduced Tamura to a stupor, but he was unhurt. That was good.
原文:「邪魔すんなあーーーー」
叫びながら逃げていく男を眺めて、田村と沢渡さんの無事を確認する。田村が、声にならない叫び声をあげながら駆け寄って来た。沢渡さんは突然の事態に呆然自失になっているようだが、怪我はなさそうだ。
おお、えらく原文が省略されていますね。
原文では、田村と沢渡さんそれぞれの行動が書かれていますが、英文では二人まとめられているし、「呆然自失となっているが、怪我はない」となっていて、田村が駆け寄って来た描写などは省かれています。
なんででしょうね?
英語の表現で言えば、ちょっと分かりにくかったのが、"The suddenness of it all had reduced Tamura to a stupor"の部分。
"reduce"の使い方がいまひとつピンと来ませんでした。原文があるから分かるけど、なかったらこれだけだとクリアには分からないかも。
ここはChatGPTに聞いてみます。
ChatGPT:
原文
"The suddenness of it all had reduced Tamura to a stupor, but he was unhurt."
表現の構造と意味「it all」:
ここでは「すべてのこと」や「一連の出来事」を指します。具体的には、突然の出来事や状況全体を意味しています。
「had reduced」:
これは過去完了形の動詞「reduce」(減らす、させる)の形です。「reduce to ...」は「...にさせる」という意味で、ある状態に変化させることを表します。
「a stupor」:
「stupor」は「茫然自失」「呆然とした状態」を意味します。これは極度の驚きやショックで一時的に意識がぼんやりする状態を指します。
全体の意味
このフレーズ全体で、「一連の出来事の突然さが田村を茫然自失の状態にさせた」という意味になります。具体的には、急に起こった出来事が田村に強いショックを与え、一時的に反応が鈍くなったり、呆然とする状態に陥ったことを表しています。
ニュアンス強いショックや驚き: 「suddenness of it all」が強調されており、出来事が予期せぬものであり、そのために田村が強いショックを受けたことがわかります。
一時的な状態: 「stupor」は一時的なものであり、時間が経てば回復することが期待されます。このため、田村が一時的に反応が遅れたり、呆然としている状態を示しています。
まとめ
「The suddenness of it all had reduced Tamura to a stupor」という表現は、突然の出来事が田村に強いショックを与え、一時的に茫然自失の状態にさせたことを効果的に伝えています。このフレーズは、出来事の衝撃度とそれが人に与える影響を強調しています。
"reduce to"は、状態の変化になるんですね。知らなかった。
"reduce"単体の意味はざっくり分かっていても、それだけじゃ解読できませんね。本当に知らないことだらけです。
そして"stupor"は、一時的な呆然自失、ショック状態であると。
これは使うことは少なさそうだけど、本を読んでたらそこそこ出て来そうです。
この後は、三上さんが意識が薄れつつ、転生に向かうところです。
それにしても、後輩をかばって自分が刺されるこの場面。
この最初のシーンは、「お調子者でうっかり失言することもあるけど、仲間をすごく大切にしている」という、転生後の主人公、リムルらしい物語の始まりだなと思います。
こういう主人公だと、やっぱり物語って面白いんですよね。
それではまた次回!
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