かして、いいよ問題。
2歳の息子クジラの保育園では、
かーしーてー!いーいーよー!
のルールはありません。
借りたい物が何なのか
誰のものなのか、みんなのものなのか
いつから使ってるのか
本人はどう思ってるのか・・
その状況状況で違うし
それらを保育士さん達も見守った上で
何かあったら、その場面にあった説明を本人たちにしてるそう。
クジラも誰かのおもちゃを借りたくても
時間をおいて何度頼んでも1日借りられない日もあれば
貸してもらえて一緒に遊べる日もあれば
友達に貸すために多めにオモチャを持参する日もあります。
そんなクジラがついに洗礼をあびました。
親同士は友達だけど本人達は初対面。
クジラはどちらかというと人見知りで
相手の子は全く人見知りしないタイプ。
会ってすぐにオモチャを貸すことになって、
3つ持っていたうち2つ貸してあげました。
その後、クジラが持っていたオモチャを使いたくなった相手の子は、
かーしーて!と。
クジラは「ヤダ!」と答えるも
相手の子も「かして!」と叫び続けて
慣れていないクジラはついに悲鳴をあげて嫌がりました。
そして最終的には2人ともギャン泣き。
相手の子の親は、
「こんなに貸したくないって言ってるんだから、
○○は、お兄さんなんだから我慢しなきゃ」
と言い聞かせてましたが、
「貸さない=ダメなこと」とは思ってるようで、
私も謝って、その場は何となくクジラがダメな子的な雰囲気に。
何だかやるせない気持ちになったので、
翌日担任のA川ちゃんに話しました。
「そんな知らない子にオモチャ貸すなんて、クジラはとっても頑張ったわよ〜!
ましてやクジラはこの性格なんだから本当すごいわよ。大人だって知らない人に
いきなり貸してって言われたら嫌だもんねぇ。」
「かしてー!いいよー!ありがとお!ってのもあるけど、
セリフみたいになっちゃうのもねぇ。」
私は貸さなかったことばかりに目がいってしまってましたが
クジラはとても頑張って貸してあげていたのでした。
ちなみにその日、相手の子と一緒に遊んだ後は
3つ目の件のオモチャも貸してあげていました。
クジラは、私が色んな人にその話をしているのを聞いて
(たぶん)気にしていたので
「オモチャ貸してあげてとっても頑張ったねってA川ちゃんが言ってたよ」
と伝えると意味がわかってるかはわからないけど
少し照れてニコっとしてました。
相手の子の親に、
「うちの保育園はかして!いいよ!のルールがなくてね。戦えって感じだから」
と超ガサツな説明をしてしまったのが心残りです。
説明する準備をしておいた方がいいですね。
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