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10年前の僕らは胸を痛めて

マンピーのG★SPOTなどは聴いていません。
21世紀に持ってきちゃいけない曲です。

(これは2010年に某所で書いた日記です)


いとしのエリーもたいして聴いていなかった

今年の始めあたりから「小沢健二のライブ」
という話題がネット上で流れはじめた。
「なぜ今?」というのが正直な感想だった。

頭が良すぎて彼女を仔猫ちゃんとか、ホクロをラブリーと呼ぶ狂人。
それが小沢健二。

だけど音楽は特別だった。
その時々で好きな音楽は変わってきたし、
彼よりも好きなミュージシャンはたくさんいるけれど、
彼ほどその名前を聞いて心が疼き、刺激される人はいない。
曲を聴いた時の高揚感や寂しさ、痛み。
夢中で聴いていたときの色や匂い、風景。
十何年経った今もあの時と同じ感覚だ。

「あーオザケン昔流行ってましたよね。
ウキウキ?ウォッチング?なんとかってやつ?」
なんて言うやつがいたらニコニコ笑いながら思いっきりブン殴ります。

そんな人だからこそ
「なぜ今?」
と思っても見ておきたかった。
正直見るのは怖かったけど。

ということで大阪のチケットはとれなかったけど、
(2010年)6月6日の神戸国際会館のライブに行ってきた。

会場へ続く通りで一緒にいた友達が前の方の女性を指さす。
「あの原色の服で身を包んだ小太りのレゴブロックみてぇなの。
 絶対オザケンのお客さんだ」
なるほど、そういえばボーダーやらベレー帽やら 。
高いんだか安いんだかわからないヒラヒラした格好をした人がいっぱい。

15年前は皆この格好で渋谷の街をウキウキ闊歩していたのだ。
2010年。この集団異様だ。浮世離れしている。
というかみんな僕と同世代だ。死のう。

会場の席はなんと前から6列目。5人を順番に倒していけば最前列。
まわりは女性がほとんど。
今夜は旦那の事は忘れて小沢の仔猫チャンになろうというのか。

ありがたいお言葉

曲と曲の合間にありがたいお言葉を朗読をする。
まるで小沢教だ。
とりあえず拝んでおこう。
「あいつの性器がもげますように」

ドアをノックする人々

お客さんのドアノックダンスの動きが完璧。かなり揃っている。
さすが小沢教。まるでそれに仕える喜び組だ。
2階席からそれを見下ろしていた客はきっと金正日気分だったに違いない。

ライブ終わりにて友達その他大勢(ほぼ知らん人)とワイワイ居酒屋で合流。
一緒に行った友達と新曲リリースしても惰性では買わないぞ、という意見で合意。


この文章を見て小沢に興味を持ったあなたや
この季節ボーダーを着てバンダナ、
ヒラヒラワンピにベレー帽な格好をしていた
もしくは「今まさに全裸でベレー帽だ!」

そんなあなたにピッタリのイベントを告知させてください!
不適切なら削除してください!あいつの性器ごと!

--以下終了したイベント

*West Mountain Drive -second issue-


山へ行くつもりじゃなかった summer beauty 2010

2010年08月06日(金曜日 21:00-5:00)
大阪市北区堂山@EXPLOSION


小西康陽さま公認、次回の山登りは、夏山ドライヴィング。
心ときめくキラキラナンバーとおいしいお酒と
山で拾った卑猥な雑誌にドキドキの夏休み!

わたし待ってる!あなたが来るまで雨の中ずーっと待ってる!

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