箱根取材旅行記 〜移動編〜
”医療”と”旅行”のコラボレーション。
その名も『ベィmagazine』
【車椅子ユーザーは旅行を楽しめるのか?】
ということで
旅行の定番・箱根まで行ってみました!
今回は〜移動編〜と題して
東京から箱根まで、実施に車椅子に乗ってみた
体験談と感想をお届けします☀
もくじ
◯ 小田急ロマンスカー
◯ 箱根登山鉄道
◯ 箱根登山バス
◯ 箱根ロープウェイ
◯ おまけ
さて、車椅子に乗って、新宿駅から出発です♪
小田急ロマンスカー
箱根へは、平日10:00発のロマンスカーで向かいました!
『西口集合で』との連絡をベィ隊長からがあり
新宿でJRから小田急へ乗り換えようとしますが、
JRの西口にはホーム階と地下改札を繋ぐ
エレベーターがありません。
『西口、どうやって行くの・・・』
東京の西の玄関・新宿駅でも
車椅子ユーザーが使えるのは【南口のみ】なんです。
最近できた”バスタ新宿”がある新南改札にも
エレベーターは設置されなかったんですね!
高島屋やNeWomanに近いのに、残念...
結局、JRの南口から小田急の改札に入り
ホーム上で仲間と合流しました。
気を取り直して、いざロマンスカーへ!
車椅子で電車に乗り込むのも初体験。
ここは、あえてスロープなしで行きました。
(障がい者ではないので、申し訳なさもあって)
キャスター上げのスキルはありますし
友人の車椅子ユーザーの乗り降りの様子は見ていますが
実際やってみると、本当に恐い思いをします。
清水の舞台から飛び降りる気分です。笑
何が恐いって
・『失敗したら怪我する』という漠然とした不安
・ホームは電車に向かって下り坂
→助走で思ったよりスピードがつく
・わずかな段差でも『ハマりそう』と感じる
・後輪を乗せるには、手すりを使ってパワーが必要
→山手線みたいなドアだと、捕まるところがない
正直、恐すぎて一発では行けませんでした。笑
今回乗った車両は、4号車に車椅子用シートがあり
車椅子のままでも皆と一緒に過ごすことができました!
もちろん座席に乗り移ってもOKですが
座面がフラット(むしろ前下がり?)なので
バランスが取りづらい方は要注意です!
4号車には多目的トイレもあります。
車椅子が1台入ってギリギリ、のスペースですが
車内トイレの中では広いほうだと感じました!
箱根登山鉄道
箱根湯本で昼食を食べ、宿のある芦ノ湖方面へ向かいます!
箱根登山鉄道は見た目がとってもオシャレ♪
新型車両は窓が大きく、車椅子でも景色が見やすそう!
ただ、びっくりしたのは
この段差。
なんと高低差が25cmもありました…
後続の旧型車両も、同じくらいの段差があり
さすがにこれは『自分たちだけでは無理だ』と感じたので
駅員さんにお願いして
スロープを出してもらいました!
乗車/降車とも、快く対応してくださりました!
ありがとうございました(^^)
箱根登山バス
強羅から、本当はケーブルカーに乗る予定だったのですが
当日は”運休”との情報。
突然の予定変更に、一同不安が募ります・・・
無事宿に着けるのだろうか・・・
振替輸送として、バスに乗ることになりました!
このバスには、手動開閉式のスロープが設置されていました!
運転手さん・係員さんが乗り降りが完全にサポートしてくれたので
安心して乗車できました!
人が少なかったこともあり、スペースも十分でした♪
箱根ロープウェイ
最後はロープウェイ!
正直、乗る前はロープウェイが一番不安要素がありました。
『乗り降りのときの段差や隙間が多いんじゃないか』
『車椅子では十分なスペースがないんじゃないか』
『窓が小さく名物の大涌谷も観れないんじゃないか』
でも、実際行ってみると
今回のルートの中で、一番利用しやすかったんです♪
乗車の様子は↑のOP動画をご覧ください♪
駅によっては多少の隙間はあるものの
コツをつかめば、一人でキャスター上げもせず
乗り降りが可能でした!
ロープウェイの座面は折りたたみ式だったので
たためば車椅子でも十分な空間があります♪
悪天候のため、残念ながら大涌谷を
見ることはできませんでしたが
窓は大きかったので、天気が良ければ
車椅子でも十分に景色を楽しめそうでした♪
無事、宿の最寄りの姥山駅に到着!
おまけ:車椅子×下り坂
駅から宿へは、徒歩10分の距離。
終始下り坂だったのですが・・・
これは、本当に心臓が止まります。
完全にジェットコースターです!(笑)
介助の人の手が少し緩んだだけで、
血の気の引くような思いをします!
当事者が少しでも安心して下りるにはどうすれば良いのか
介助の仕方の勉強にもなりました!
そんなこんなで、無事宿に到着♪
まとめ
いかがでしたか?
箱根旅行 〜移動編〜 は、まとめると
・ロマンスカーは快適
・登山鉄道やバスはスタッフ対応が良い
・ロープウェイは慣れれば一人でも乗れる
ということで、
車椅子でも(介助者がいれば)安心して
箱根に行けることが分かりました♪
これは、是非皆さんにも体験してほしい。
当事者側も、介助者側も。
本当の『バリアフリー』は何か
考える・アクションを起こすきっかけに
なってくれたら良いな、と思います!
続きは 〜 旅館編 〜 です♪
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