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北海道移住生活200日目「あれこれ総集編」

こんにちは、私です。

ふと思ったんですけど、田舎暮らしというと「のんびりスローライフ♪」なイメージがありませんか?
私は地域おこし協力隊で移住担当をしてて移住希望の人と話す機会が多いのですが、そんなイメージを持っている方も多いです。

しかし、田舎は忙しい。
かくいう私ものんびり生きるためにここに来たはずなのだが、生きるための事がとにかく沢山あって生活の時間を使う。

よく考えてみたら「スローライフ」の代名詞ゲーム「どうぶつの森」も全然忙しくないですか!?魚釣って売って木をゆすって果物収穫して売って住民と喋って家を少しずつ充実させていって借金返したら家を増築して花壇整えて自分の服のデザインもして毎日お店に足を運んで掘り出し物がないかチェックして…

でも田舎暮らしって本当にそんな感じです(異論は認める)


最近、歩いて帰っている。
これは雪が降ったから自転車を使えないのもあるが、意図的に「ゆっくり生きている」時間を作っているのだ。
便利に生きたいなら都会にいたほうが良かった。
違くて、こういう時間を身体に慣らしていくために来たんだから、これで良いんだよ。そう思っている。


北海道を描きたいから移住をしたわけだけど、ただ単に移動の面で拠点を置いたわけでもなく私の中では生活をフィールドに置くことに意味があったのだなあとふと思った。
意識では旅人である事に変わりはないが、存在の拠点をモチーフのそばに置くことに意味がある。やっぱり私は体感ベースの作家で、日常の先に作品があるのだなと。

長い長い旅をしている感覚だ。
雪が降った景色を見て思う。ずっと旅人の感覚なのだ。なんと素晴らしい事だろうか。どうかこのまま日常にならないでくれとまで願ってしまう。

どんなにバッドに入ったみたいな日も、雪の中を歩いているときだけは思考がクリアになる。
中学生になるまで毎年家族で年末年始をスキー場で過ごしていたあの頃。リフトに乗って定番曲を聴きながら、色々な事を考えたあの時の気持ちにいつでもなれる。素晴らしい環境だ。


今年を振り返って、調子が悪い時は口数が減っていたなと思った。
対話することが私の人生において何よりも重要だとわかっているのに、どうしてもそれを疎かにしてしまう時があるのだ。やっぱり話すことってパワーを使うから。
最近MPが減りがちな自覚があるので(最近というかずっとかもしれない)、MPを回復する方法を探したり、その方法を自覚しようとしていたんだけど、そもそもMPすり減らしすぎじゃない?と友達と話していて気づけたのが年末の収穫だった。

毎回わかんなくなっちゃうから何度でも書くんだけど、ぐるぐるしてきたら家に篭るより近場でも良いからいつもと違う場所へ行け、私よ。

あと、この間、ひさしぶりにちゃんと酔っ払ったら何もかもがどうでも良くなって、やっぱり私って人間だったなあと思ったし、どうしようもないなあという自覚ができてよかったな。

どうしようもない日があってもいいと思うのだ。人間だから。

だけど、大人ってちゃんとしなきゃいけないから(そうしないとって過剰に思っているから)、私はいつでも背中にナイフを突きつけられている。

気楽に生きよう。

来年のことは、また来年。
ひとまず、よいお年を〜!

画家の傍ら自分の考えを文字にしています。 頂いたサポートは制作費用や書籍代として活用させて頂きます(^^)