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イマドキの部活事情

連休明け早々、中学では部の結成式があった。
部活体験のたびに「どうしよう~また入りたい部が増えてしまった(汗)」と嘆いていたトラは散々悩んだ末、雰囲気の良さで選んだという部に正式入部。
新しい仲間との活動は楽しくて仕方がないようで、寝ても覚めても部活の話ばかりしている。

かたや私は、いわゆるママ友を持たないことによるリサーチ不足も一因し、首を捻るような活動方針にブツブツ文句を言う日々。
こういう時こそツイッターを使えばガス抜きにもなるのだろうが、まだマナーやルールがよくわかっておらず、さりとて長文を推敲する気力もないので、まずはnoteの練習がてらこちらで文句を垂れてみたい。(部活事情は地域や学校によりけりなので、田舎のいちサンプルとして読んでいただけたら。)

■部活は原則全員加入、ただし掛け持ちはNG。年度途中の転部は原則認めない。
私の時代は少ないながらも帰宅部の子がいたものだが、トラの学校は課外活動であるはずの部活が必修化されている。
そして全員が部活に加入かつ掛け持ちNGということは、「未来永劫、新たな部が結成される可能性はない」ということを意味する。

そういえば入学説明会でも「今後、部の数が減ることはあっても増えることはない」とハッキリ言われたが、こちらは越境入学が認められておらず近隣に私立中学もない地域。
トラのように何をやっても楽しい子ばかりならいいが、中には数少ない部活の中から渋々選んだ部活で嫌々活動している子はいるのではないだろうか。

■「民間クラブチーム等に所属しかつ活動が部活相当と認められた場合、入部を免除」という特例制度は一応ある。
実は誰も利用していない名ばかりの制度。
全員加入の原則があるばかりに、どの部活にも所属しない勇気はなかなか出ないようで、クラブチームに所属する子の多くは美術部や水泳部といったソロ活動がメインの部活に入るのが通例のよう。
数年前は某文化部に某ジュニアユースの男子がひしめいていたそうで、「部活の掛け持ちNG」のルールと大いに矛盾する実態と言える。

地域によっては、「クラブチームと部活の掛け持ちはNG」というルールの学校もあるらしいが、それはそれで部活存続の危機に繋がりかねず難しいところ。

■入学直後の部活見学から正式入部後もレポートの山!お便りの山!
課外活動のはずなのに部活レポートを担任や顧問に毎日提出、顧問は小学校の日記さながらに赤ペンで返事まで書いてくれる。(今の時期だけかもしれないが)
月間予定表や保護者宛のお便りといった、部活関連の配布物の多さにも驚く。
どれも私の中学時代には無かったものだ。

また私の時代は、部活の顧問は気が向けば来るという感じだったが、今どきの顧問は毎日指導にやってくるそうで、教師のなり手が不足するのも頷ける。
部活必修、しかも内申と連動ならいっそ部活じゃなく7限目にすればいいのにとさえ思う。

文科省はゆくゆくは学校と部活を切り離したいようだが、果たしてその時は部活必修ルールや部活の内申連動ルールも無くなるのだろうか?
(都会では既に部活の内申点が撤廃されている地域があるらしい)

■部活を欠席・早退の際は保護者から電話連絡を。
実はこれが一番驚いた。
これでは帰宅部はおろか幽霊部員にもなれない。
部活をフケて街をウロウロされては困るということだろうが、こうなるともはや課外活動ではない。
興味の持てない部活をやめることも欠席することも許されず、学校が憂鬱になる子も少なからずいるのではないだろうか。


というわけで、トラの近況についてはまた次回。


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