メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)を受験してみた12/4 合格しました 追記
先日、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種を受験してきました。うーん、まぁ、まだ結果は出ていないんですが、鉄は熱いうちに打てとか言いますし、いきさつと勉強法をまとめてみるか、ということで、やったこととか、感じたことなどをまとめてみます。
受験のいきさつ
昨年の12月に、造血幹細胞移植というものを受けまして(いわゆる「骨髄移植」というものだと思ってください)、現在自宅療養をしています。
入院時はもちろんのこと、退院時にも「体調がどのくらいになっているのか」「普通の生活が送れるのか」みたいなことが、まったく未知数でしたので、退院してからの生活は、まったく考えていませんでした。
が、思ったよりも割と日常生活は普通に過ごせており、感染症には気をつけないといけない(常在菌でも、感染する恐れがあり、ましてや免疫がまったくなくなっているため、うっかり感染症にり患すると、すぐ重症化する)状態であることを除けば、まぁ家の中で生活する分には問題はありませんでした。
おりしも世の中は新型コロナウィルスで色々あり、これはもう、籠ってできる何かを探すしかないな、と思って思いついたのが「そうだ、勉強をしよう」でした。
通信教育なら、外出せずに出来るし、ということで、ユーキャンのパンフレットを取り寄せ(当初は薬膳とかに興味があった)眺めていた所、このメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種というものが。
メンタルヘルスについては若干の興味もあり、あと何がいいって、これ、職業訓練給付金の対象なんですよ。そう、受講したお金の一部が帰ってくる=実質の負担が少ない、ということで、これ、いいんじゃない? という程度の簡単な気持ちで申し込みました(あと、職業訓練給付金の対象講座は、添削課題の郵便料金も安く済みます)
メンタルヘルスマネジメントって何
この検定は、主催が大阪商工会議所で、年に2回試験があるようです。Ⅱ種というのはラインケアコース。他にセルフケア(Ⅲ種)と、マスター(Ⅰ種)があります。
ラインケアコースというのは、中間管理職が、仕事をマネジメントしていく上で、ちゃんとした知識を持ち、みんなが元気で仕事を頑張れるようにしましょう! っていう感じの中身です。
で、これ、ですね。なんか一見「えーでも私管理職じゃないし」とか思ったりするんですが、多分、一人でも「部下」「一応立場が下の同僚」みたいな人がいる人は、みんな勉強しておいた方がいいんじゃないかな? っていう感じの内容でした。
例えば、スーパーマーケットを例に出すんですが(多分行ったことがある人がほとんどだと思うので、イメージしやすいと思います)
売り場、があります。そこには「チーフ」とか「マネージャー」とか「主任」とか「係長」と呼ばれる、一番下の、一つの売り場の長がいます(この肩書が何か、というのは企業によってずいぶん違うので、一例です)
この人は、多分いわゆる「管理職=人事権がある」ではないことがほとんどですが、売り場の「長」として色々なことを任せられています。
でも、その人一人じゃないですよね。店の規模にもよると思いますが、その下に、社員がいて、さらにフルタイムのパートさんとか、半日のパートさんとかがいて、夜だけのアルバイトさんとかもいたり、店や部門によっては、時期が定まっている「短期のアルバイトさん」なんかもいたりします(たとえば、お中元コーナーとか、バレンタインコーナーをイメージしてください)
ここに、正社員の新入社員が一人、入って来ました。この人も、新入社員であっても、そう遠くないうちに、サブか、その下のスタッフとして、上の人がいない時にはパートさんやアルバイトさん、あるいは自分より後に入ってきた社員のリーダー的存在として、働かないといけないわけです。
ということは、この「ラインケアコース」知っておいた方がいいですよ、という話。
管理職っていうと、幅が広すぎるんですよ。特に今、労働条件の所なんかで「何をもって管理職とするか」みたいな話、出やすいですしね。
でも、このラインケアコースは、上記の……ちょっとでも人の上に立つ、あるいはリーダー的存在になりうる方は、知っておいた方がいい知識かなぁとおもうことが沢山ありました。
学習の流れ
ユーキャンの講座で、ユーキャンのテキストと、正式なテキストの二つがついて来ました。ユーキャンの方のテキストは、エッセンスというか、重要な所をすごくかみ砕いて説明してあり、文字も大きく、隙間も多く、読みやすいです。標準学習期間は4ヶ月、ということでしたが、私は1ヶ月で終わりました。
家にいるから、いくらでも勉強できる、と言えばそうなのですが、それでもこの頃は、午前中に1時間くらいの勉強でも、そのくらいのペースで行けたので、働きながらでも、例えば1日に30分くらいで行ければ、そんなにしんどい勉強でもないかな、と思います。
一方、公式テキストは、じゃぁ何よ、って話ですが、公式なので、やっぱりそれなりに分量が多く、またユーキャンの講座の中でも「詳細は公式テキスト○ページの図4を見てください」みたいなことが多々あります(そして、それが試験に出る)
ただ、公式テキストオンリーだと、字というか、文章がすごく難しく、ちょっとそっちだけだと「うーん? これは何のことを言っているんだろう?」ということも多々ありました(特に最初は労働法関係のことが多く、それでなくても「漢字だらけ」で難しかった)
ということで、日々の勉強は、ユーキャンで、大意をつかみ、公式テキストに目を通して、重要と思われるところをノートにまとめて行く、という形で、すすめていきました。
試験のこと
試験は、例年春と秋で2回あるのですが、今年は春が新型コロナウィルスの影響でなくなってしまいました。
当然秋もどうなるか、ユーキャンを申し込んだ時点では分かっていなかったのですが、目的はあくまでも「勉強して時間をつぶす」ということと「新しい何かを身に着けたい」ということだったので、その目標というかやりがいと言うか結果としての検定試験と思っていました。ですから、実際に試験があるかどうか、ということはあまり気にしていませんでした(あればいいなぁ、というくらい)
ただ、試験地がおそらく広島ということで、主治医には「広島だと前泊することになると思うのですが、11月ならそのくらいの体力、復活してますよねぇ?」という感じで、ちょっと聞いてみたりしていました(「ま、大丈夫じゃないですかねぇ」という感じでした)
試験は、50問で120分。結構余裕です。
勉強の進行具合
秋の試験なのに、1ヶ月で終わってしまい、別の勉強を始めたので、しばらくは放置。9月にユーキャンの課題だけだと不安になり、過去問の最新版を見つけたので、それは買い足しました。
一応、試験までにやってみた勉強のまとめとしてはこんな感じ。
添削の一回目は、提出したときの内容です。見てもらったら分かるように、ユーキャンの方は、勉強してすぐに出したとはいえ、あまりにも点数がいいです。実際の試験より、ちょっと簡単なレベルの問題が多い気がしたので、問題集を買いました。
問題集は、9月に買って、数日、もう一つの方をちょっとお休みして、ほとんど復習せずにやったのが「1回目」と書いてある方の成績です。ひどいですね。
で、もう一つの方が、このメンタルヘルスマネジメントⅡ種の試験の一週間前に終わったので、そこから最後の追い込みをかけたのが「2回目」と書いてある列の成績です(復習&テスト)
ユーキャンの方は問題数も少な目だったので、2回やればもういいかな、と判断し、直前は過去問を解くこと、理解することに徹底的に集中しました。
実際の試験としては、まぁなんとかなったかな、という感じ。
結果は12月に出るので、それについては、また12月結果が出てから分析も合わせて書き足そうと思っています。
12月4日 合格しました 追記
というわけで、無事合格しました。70%が合格ラインで、82点でした。
一応個別の点数は隠しますが、第1問、第3問、第7問が満点でした。上で「3と6がギリギリまで悪くて、粘った」ことを書いたのですが、第6問も得点率としては83%が取れていますので、粘った甲斐があった、といったところでしょうか。
じゃぁなにが悪かったのか、というと、第2問(なんと25%しか取れていません)と第4問(66%)が悪かったですね。答え合わせまだしていないのですが、第2問辺りは、最初からまずまずだったので、油断してたかなと思っています。また、第4問は配点が一番多い問題なので、そこで3分の2しか取れなかったのが、結構痛かったなぁ、という感じです(ちなみに二番目に多いのが第1問で、この1と4で、相殺してる感じ)
合格率は、今回56.5%とのことですので、6割弱。うーん、やっぱり誰でも……というほど簡単ではないのかな、と思った試験結果となりました。
どなたかのお役に立てば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。お役に立ちましたら幸いです。 *家飲みを、もっと美味しく簡単に*