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ジョイス『ジョイス・私のカメラがとらえたあなた』柴まりこ訳 ブルースインターアクションズ 2002年7月刊 223ページ



ジョイス『ジョイス・私のカメラがとらえたあなた』柴まりこ訳
ブルースインターアクションズ 2002年7月刊 223ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4860200373

「ブラジル音楽の女神・ジョイス、初の自伝。ボサノヴァ、ブラジル、女性、成功、サッカーなどについて語る。

1948年、リオ・デ・ジャネイロ、コパカバーナ生まれ。シンガー・ソングライター。1968年にアルバム・デビュー。代表作に『フェミニーナ、水と光』など」

「ブラジルポップス界の人気女性シンガーソングライター、
ジョイスの貴重なエッセー集。

●ジョイスが主に60年代から現在までに出会った人やデキゴトについて、ジャーナリスティックな視点とユーモアに富んだ文体でつづった回顧録。

●著者ジョイス(1949:ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ生まれ)は日本でもアルバムが発売されており、ここ数年は毎年ブルーノート公演を行っています。そしてコアなブラジルファンのみならず、ジャズファン、音楽好きなOL・サラリーマンからも支持を集めています。

●近年はマルコス・ヴァーリの紹介でロンドンのファー・アウト・レーベル(主催ジョー・デイビス)から新作を発表。ロンドンのMr.Bongoレーベルからも旧作が再発され、ロンドンのみならず日本のクラブシーンでも人気。また彼女はジャーナリスト経験もあるため文章は洗練されており、音楽界のみならず当時のブラジル社会の状況もリアルに描いています。

●彼女は60年代のボサノヴァ全盛期に本場リオで青春時代を過ごしました。そのなかでトム・ジョビン、ヴィニシウス・ヂ・モラエスなど日本でも人気の高いアーティスト達を深い親交を持ち、個人的な交流のエピソードを交えながら紹介しています。モチロン、日本公演のエピソードもあります。

●巻末に関連ディスクガイドつき(麻生雅人監修)。」

書名は、
"Desafinado" (Antonio Carlos Jobim - Newton Mendonca 1959)
の歌詞から。

https://ameblo.jp/cafe-canto/entry-12524424257.html
「これが、ボサノバなんだ
これは、とても自然なんだ
あなたはそれを知らないし、感じようともしない
調子はずれにだって、心はあるんだ
僕のローライフレックス(カメラ)であなたを撮ったら
あなたがひどく不実であることが写っていたよ」

"Que isso e Bossa Nova, Que isso e muito natural
O que voce nao sabe, nem se quer pressente
E que os desafinados tambem tem um coracao
Fotografei voce na minha Rolley-Flex
Revelou-se a sua enorme ingratidao"

Joyce Moreno - Desafinado
https://www.youtube.com/watch?v=-f7ICC3KRyY

私の持っているCDで、
一番好きなジョイスの歌唱は、
マリア・ベターニア
Maria Bethania (1946.6.18- )
と歌っている、
ヴィニシウス・ヂ・モライス
Vinicius De Moraes (1913.10.19-1980.7.9)

Tarde Em Itapoa - Joyce and Maria Bethania
https://www.youtube.com/watch?v=39-ADYcKCsw
https://www.youtube.com/watch?v=VxrvmeaMnZ4
です。

読書メーター ブラジル音楽の本棚(登録冊数23冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091255

https://note.com/fe1955/n/nf9910dee5673
セルジオ・カブラル 『ナラ・レオン 美しきボサノヴァのミューズの真実』 荒井めぐみ訳 ブルース・インターアクションズ 2009.12
坂尾英矩『ボサ・ノーヴァ詩大全』中央アート出版社 2006.7
Elizeth Cardoso "Apelo" (1966) "Chega de saudade" (1958) 

https://note.com/fe1955/n/n76a55fcf0b59
中村とうよう(1932.7.17-2011.7.21)
田中勝則(1959- )
『ヴィヴァ! ボサノーヴァ 『ミュージック・マガジン』1998年9月増刊号』
ミュージック・マガジン 1998.9

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