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原田マハ・ヤマザキマリ『妄想美術館(SB新書)』SBクリエイティブ 2022.1


原田マハ(1962.7.14- )
ヤマザキマリ(1967.4.20- )
『妄想美術館(SB新書)』
SBクリエイティブ 2022年1月刊
2022年2月5日第3刷 208ページ
福岡市総合図書館予約25人(複本3冊)
2022年3月24日読了
2022年10月27日現在、予約12人
https://www.amazon.co.jp/dp/4815611602

「ルネサンス、印象派、現代アート…。アートを溺愛する作家と漫画家が、名画にまつわる裏話、お気に入りの美術館、絵画鑑賞の秘訣、画家たちの知られざるエピソードなどを語る。」

「見どころは収蔵作品だけではない、建築や庭園など美術館自体が一つの作品といえるなっていう美術館もあり、アート鑑賞以外にも美術館にはもっと幅が広く、奥行きが深い魅力がある。

世界一展覧会好きといわれる日本の美術館ファンに向けて、海外でのアート体験も豊富な専門家、今もっとも旬な作家である原田マハさん、ヤマザキマリさんが伝授する目からウロコの世界美術館散策。

「こんな作品を集めてこんな美術館を創ってみたい!」をテーマに美術館の理想形について縦横無尽に妄想放談。美術館の楽しみ方やアートの見方を思いもよらない角度から教えてくれる。

写真も多数収録し、偏愛的世界の美術館案内、思い入れ名画作品解説を網羅。入門者からマニアまで楽しめるアートガイド。

1章 美術館は快楽の館
自分にとっての美術館の存在とは?
海外で暮らしみてその地の美術館の役割とは?
美術館にまつわる思い出
創ってみたい美術館のイメージ

2章 終わりなきアートの迷宮
美術作品にまつわるエピソード
妄想美術館に置きたい美術品のイメージ

3章 めくるめく妄想美術館
館長のお二人による館内案内
美術館のデザイン
美術館のコンセプト
美術館の収蔵品など」

ヤマザキマリさん(1967.4.20- )の本を、2019年6月に読んだ
『パスタぎらい』新潮新書 2019.4
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/2728923040515651
以来読み続けています。

「ヤマザキ うちはカトリックの家だったこともあって、絵[レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」のレプリカ]のそばに十字架が掛けられていたんです。遊びに来る友だちもみんな神妙な顔つきになってました。」
p.10「第1章 美術館は快楽の館」
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/13/viewer.html?cid=2750f770-9c93-450d-90e6-db14dcbc1468&cty=0&adpcnt=7qM_t

原田マハさん(1962.7.14- )のお名前は、
『楽園のカンヴァス』新潮社 2012.1
の頃に知りましたけど、まだ一冊も読んでいないので、
キネマの神様』文藝春秋 2008.12
あたりから読み始めたいなぁと思っています。
何冊、読めるかなぁ。

「原田 日本だったらこの絵(フィレンツェ・ピッティ宮殿内パラティーナ美術館蔵ラファエロ「小椅子の聖母」)をメインに展覧会がひとつ作れるくらいの作品が、壁を埋め尽くした絵のなかに、ぽっと嵌め込まれているんですよね。

ヤマザキ ローリング・ストーンズのライブを見に行ったら、ストーンズほど有名じゃないけど、十分に魅力的なミュージシャンが一緒にステージに上がっちゃってる感覚に近いです(笑)。

原田 こっちにピンク・フロイドがいて、あっちにはビートルズ。
で、ぜんぶスーパースターという。」
p.147「第5章 マニアックな情熱ゾーン」

1955年生まれで16歳の頃から、ビートルズ、ストーンズ、ピンク・フロイドを聴いてきた私には強烈な譬えです。
フロイド以外は実物を生では聴いてませんが。

「ヤマザキ ルネサンスの時代、経済活動を活発化させた人気の画家は、現代の日本の漫画家に置き換えてみると、レオナルドが手塚治虫さんだとしたら、ミケランジェロは石ノ森章太郎さんになるのかなとか、当時の芸術家たちを漫画家に重ねてみると、これがなかなか面白い。

原田 水木しげるさんは誰だろう?

ヤマザキ ヒエロニムス・ボスかな。グリューネバルトというのもあります(笑)。」
p.96「第3章 偏愛するアーティストたち」

読書メーター ヤマザキマリの本棚(登録冊数73冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091917


追記(2022.10.27)
3月に、本書、
原田マハ・ヤマザキマリ
『妄想美術館(SB新書)』SBクリエイティブ 2022.1
を読んだ時にはまだ全然知らなかった画家とその作品を、
4月~6月に、
オールカラーマンガ、
ヤマザキマリ、とり・みき
「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝」
『芸術新潮』2016年1月号~2021年6月号掲載全29回
を読みながら、ひたすら検索してパソコン画面で眺めてきましたから、
『妄想美術館』を読み直したら、ずっと楽しめるだろうなぁ。

ヤマザキマリ(1967.4.20- )
『リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝(とんぼの本)』
新潮社 2022年6月刊
2022年8月21日読了
https://note.com/fe1955/n/na2f5c783d59b 

『ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論(集英社新書)』
集英社 2015.12
https://note.com/fe1955/n/n34b263073b1e

読書メーター ヤマザキマリの本棚(登録冊数74冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091917



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