『譲れないもの』 4年 北村美羽
こんにちは!
4年の北村美羽です。
小学生からの仲であるなっちゃんから
最後のバトンを受け取りました🤝🏻
今シーズンの、そして東洋大学の一員として書くnoteはこれが最後になります。
今の気持ちをとにかく素直に書き留めたので、
ぜひ最後まで目を通して頂けると嬉しいです!
東洋のみんなは絶対に見ようね🐥
私には、譲れないものがある。
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"関カレ・インカレ 連覇"
誰も経験した事のない目標を掲げてスタートした今シーズン。
でも実際に蓋を開けてみれば、
関カレ 4位
関東リーグ 7位
正直、初めて務めるキャプテンという役割が
こんなにも負担になるとは思っていなかった。
自分はこのチームの為に何が出来ていて
何を残せているのか
目に見える結果ですら付いてこない状況に、
自分の存在意義を見出せなかった。
それでも、私の周りにはただ前だけを見て必死に闘っている仲間が居て、どんな立場であってもチームに働きかけている選手たちが目の前にいて。
みんなに発破をかけなければいけない立場なのに、ネガティブでマイナスな部分を掘り下げてしまった自分に心底腹が立った。
今シーズンが始まる頃、私らしくみんなを巻き込みながら強くなりたいと綴ったけど、私を強くしてくれたのも、巻き込んでくれたのも、みんなだったと思う。
サッカーは頼って頼られて、たった1人の言動ですらみんなを巻き込むスポーツ。
それを改めてみんなに教えて貰ったからこそ、私は毎試合の円陣でこの言葉を必ず口にするようになった。
"全員で闘う"こと。
どんなにしんどくても
顔を上げればみんなが居る。
背中で、声で、プレーで示してくれる。
まだまだこっからだぞって
奮い立たせてくれる仲間がいる。
みんなに助けられた分、
今度は私がみんなを助ける番
みんなの期待を、全てを背負う覚悟がある。
それをみんなに伝えたかったし、
いつも自分自身にそうやって言い聞かせてきた。
勝負ごとは勝ってなんぼの世界
点が入った時
勝利した時
みんなと喜ぶあの瞬間が大好きだから
その嬉しさを知っているから
それを追い求めて闘い続ける。
時には鳥肌が立つような、震えるような感覚の喜びだって、サッカーをしていなければ絶対に味わえなかった。
ピッチで闘う選手も、ベンチやベンチ外で悔しい思いをしながら試合を見ている選手も、その瞬間だけはこのチームであるからこその嬉しさが多少なりとも存在する。
ただ、40人弱の寮生活はその嬉しさも悔しさもどんな感情も混同している状況にあって、時にはそれが嫌になる事だって沢山あったと思う。
それでもいざこの4年間を振り返ってみると、楽しかったことや嬉しかったことばかり思い浮かんでくるのが、本当に不思議で仕方ない。
学年関係なく、
いつでも楽しませてくれる優しさも
誰かが泣いていたら手を差し伸べる強さも
ここで過ごした時間は東洋のみんなだからこそ好きになれた時間であって、きっと私は自分が思っている以上にこのチームのことが大好きなんだと思う。
来シーズンを迎える頃、私はここを去っていて
大学生活の全てが過去になる。
最近はみんなと笑い合う度に、
あー、もうこの光景は見られないのかなとか
あと数週間で終わっちゃうんだなとか
その時は心から楽しんでいるはずなのに、ふとした時に物凄く寂しくなる。
明日から始まる大会も楽しみで仕方ないのに、始まったら終わっちゃうんだよな〜なんて思ったりもする。
noteなんだから綺麗で伝わりやすい言葉を並べるべきだとは思うけど、正直に言ってしまえば卒業なんて死んでもしたくない(笑)
そのくらい、私にとって東洋のみんなの存在は何よりも大きくて大切で、東洋大学のサッカーに出会わせたくれたスタッフにも、このチームに入ってよかったと心の底から思わせてくれたみんなにも、そしてどんな時でも支えてくれた家族にも、伝えきれない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
素直で、明るくて、優しくて
奥底に持つ強い気持ちを体現できる。
私が尊敬する人たちは紛れもなく東洋のみんなで、何度も言うけど、私はみんなが居なかったらここまで頑張れなかったし、頑張ろうとも思わなかった。本当に、本当にありがとう。
あともう少し、力を貸して下さい。
本当にあっという間だった4年間
私にはもう"次"は無くて、
何をするにも"最後"という言葉が付き纏う。
この1年間、みんなが理想とするキャプテンでは無かったかもしれないけど、それでも私にはいつだってみんなの為に死ぬ気で闘う覚悟がある。
連覇をかけて闘えるのは私たちだけ。
頂点の景色がどれだけ素晴らしいものであるのか、それを知る選手がチームに1番多いのも、私たち。
今シーズンの調子に波があったかどうかなんて
この大会には関係ない。
ここに至るまでにどれだけ苦しんで、悩んで、もがいて、必死に前だけを見て這いつくばって来たのかは、私たち自身が知っていればいい。
ここまでサッカーを続けているからこそ
サッカーを嫌いになった事も
楽しめなくなった事もあったと思う。
それでもみんなが歯を食いしばって頑張ったから、今こうして素晴らしい舞台を迎えられる。
私たちの経験が決して無駄ではなかったことを
この大会で証明すればいい。
ただただもう1度そこに立てば、
きっと全てが報われるから。
昨シーズンの自分たちの記録に追われながらも地に足つけて力強く踏ん張って、全員が死に物狂いでこのチームの為に闘い続けてきたんです。
そんなチームを、私が必ず日本一にさせる。
キャプテンとしての責任と
このチームへの可能性を信じて
どんな時も1番近くで支えてくれたみんなの為に
全てを捨ててでも取りに行くべきものがある。
大好きなみんなと、
思いっきり笑って終われるように。
絶対に、譲れないものがある。
私たち東洋大学が、優勝カップを掲げる。
最後に、日頃より東洋大学女子サッカー部を支えて下さる皆さま、本当にありがとうございます。
いよいよ明日、私たちの闘いが始まります。
皆さまのご支援・ご声援に結果でお応えすべく、チーム一丸となって勝利を掴み取りますので、残り僅かではありますが最後までお力添え頂きますよう、よろしくお願いいたします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
東洋のみんな!
この緊張も心から楽しんで、
みんななら出来る💪🏻
やってやろう!闘おう!勝つよ🔥
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