【ドイツ事情】靴を脱がない理由 #143
※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.
前回(第138回)では「青い瞳には眩しすぎる」というテーマでお話しました.
今日は「靴を脱がない理由」というテーマでお話します。
ハノーファー大学にいた時、あるドイツ人の研究者と休憩時間に雑談していた時のことです。
「日本では、家に(食事やホームパーティーなどで)招待されたお客さんも、玄関で靴を脱ぐのか?」と聞かれました。
そうだと答えると、とても不思議そうな顔をされたので、「どうして?」と聞き返すと「よそ行きの服に裸足やスリッパは合わないのでは?変な感じになってしまうと思う。」と言われたのです。
「なるほど、そういう考え方があったのか。」と感心してしまいました。
ドイツでも、自分の家でくつろぐ時は、靴を脱いだり、ルームシューズに履き替えたりしますが、ホームパーティーに呼ばれてスーツやドレスで来たお客さんが靴を脱ぐことはありません。
日本は昔、着物でしたから下駄や草履を脱いでも全体のバランスはさほど崩れませんが、スーツやドレスで靴を脱いでしまうとバランスが崩れて、確かにちょっとカッコ悪く見えてしまいますよね。
皆さんは、どう思われますか?
それでは,また.
Bis dann.
Tschüs!
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