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【ドイツ事情】リンスは使わない!? #30

※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.

https://stand.fm/episodes/623998bbf0df1e0007a7e673

毎週水曜日は,ドイツ事情に関してお話しようと思います.

先週の話はこちら

今日,取り上げるテーマは,ドイツではリンス(コンディショナー)はあまり使われないということです.

私は,初めてドイツに滞在した際,リンスを探すのに一苦労しました.
シャンプーはすぐに見つかりますが,そのとなりにリンスが並んでいないのです. 

日本のように,シャンプーとリンスがセットで販売されてはいません.
月に数回使うようなトリートメントはあるのですが,シャンプーする度に使うリンスは種類も少なくてあまり売られていないのです.

そういえば,ドイツで泊まったホテルでも,シャワー室に備え付けられたボトルはシャンプーのみでした.

その後,ドイツ人の知り合いができたり,ホームステイしたりして分かったことは,シャンプーしたあとリンスをする習慣はないということです.

では,どうしてなのでしょう.

理由はいろいろあると思いますが,私が考えるには髪質水質です.

一つ目の髪質については,日本人とヨーロッパの人を比べると,どちらかというと日本人の髪質は太くて張りがあり硬くて多いのが特徴的で,ヨーロッパの人の髪質は細くて柔らかく、しんなりしているのが特徴的です.

リンスは,髪質をしんなりさせてボリュームをおさえるためにも効果的ですから,ヨーロッパの人の髪質にはそれほど必要ないのかなと思います.ヨーロッパの人は逆に髪を多く見せたい,ボリュームを出したいという人のほうが多いですから.

二つ目の水質については,主に日本は軟水でドイツは硬水だということから違いが出てくるということです.

ドイツでは,そもそも髪を洗う頻度が低いということがあります.
日本では,毎日髪を洗う人がめずらしくないですが,ドイツでは普通考えられません.

ドイツの気候は夏でもカラッと乾燥していて,汗をかいて髪がべとつくようなことは少ないということもあるのですが,水が硬水のため髪へのダメージをできるだけ受けないようにしたいということがあると思います.

そのため,なるべく髪を水にさらす時間を短くしているように見えます.
リンスを使うと,結局また水で洗い流すことになり,髪を硬水にさらす時間が長くなりますものね.

ということで,今日はリンスはあまり使われないというテーマでお話しました.

ちなみに,日本からシャンプーやリンスは持っていかないほうがいいです.軟水用に作られていますので,硬水で使っても泡立たなかったり,頭皮にトラブルが起こったりしますからね.

では,どうするかというと,私の場合はドイツでは髪を洗う頻度や時間を少なくして,洗い流さないトリートメントを使っていました.
参考になれば幸いです.

それでは,また明日.
Bis morgen.
Tschüs!


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