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【ドイツ語】もし今時間があれば、買い物に行くだろうに(非現実話法)#419

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第417回では接続法第2式の非現実話法で過去のことを表す練習をしました。


今日は、非現実話法で今のことを表すとき接続法第2式の形を使うよりも簡単な方法があるという話をします。


それは würde+不定詞に置き換える方法です。


接続法第2式の作り方は第412回で説明しましたが、あらゆる動詞をそのつど接続法第2式の形にするのは大変ですよね。

そこで、実際よく würde+不定詞が使われるのです。


たとえば
「もし今彼がここにいれば、私たちはテニスをするだろうに」なら
Wenn er jetzt hier wäre, spielten wir Tennis.
と言う代わりに
spielten würde + spielen にして
Wenn er jetzt hier wäre, würden wir Tennis spielen.
と言うのです。


spielen のような規則動詞の場合、接続法第2式は spielte となり直接法過去(過去基本形)と同じ形になりますから、würde+不定詞に置き換えたほうが接続法第2式だということが分かりやすいとも言えます。


とはいえ、直接法過去(過去基本形)と違う形になる不規則動詞の場合も、この方法がよく使われます。


めったに出てこない形を思い出すよりも、würde+不定詞で済ませたほうが簡単ですからね。


たとえば
「もし今時間があれば、買い物に行くだろうに」なら
Wenn ich jetzt Zeit hätte, ginge ich einkaufen.
と言う代わりに
ginge würde + gehen にして
Wenn ich jetzt Zeit hätte, würde ich einkaufen gehen.
と言うのです。


ただし次の2点に注意してください。


一つ目は 
seinhabenwerden は würde+不定詞に置き換えることなく、接続法第2式の形wäre, hätte, würde)をそのまま使います。


二つ目は
「(今)もし~ならば」の仮定的条件を示す部分では würde+不定詞に置き換えることはできません。

先に説明したとおり、「~だろうに」の仮定的結論を示す部分を würde+不定詞に置き換えることができるのです。


いかがでしたか?
イメージできたでしょうか。
明日は具体的な例文で練習する予定です。


それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!



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