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【ドイツ語】「クランケ」とは?「形容詞の名詞化」#339

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第337回では「形容詞の格変化」のまとめをしました。


今日から「形容詞の名詞化」について解説します。


「クランケ」という日本語を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「患者」のことを意味しますが、これはドイツ語からきています。


この「クランケ」が実は「形容詞の名詞化」なのです。


元のドイツ語は der kranke Mann です。

もう皆さん、おわかりですよね。

これまで練習してきた、定冠詞(類)+形容詞+名詞です。
この組み合わせから名詞を省くと形容詞が名詞になるのです。


つまり
der kranke Mann の Mann を省いて
der Kranke 
この時、名詞なので大文字で始まります。
形容詞の変化語尾(この場合 -e)はそのまま付けておいて
くださいね。


これが「形容詞の名詞化」です。


der Kranke のような名詞化された形容詞のほうが der kranke Mann よりも少し抽象度の高い表現となります。

この場合は der kranke Mann が「その病気の男性が」という意味で der Kranke は「その男性患者が」という意味になります。


まずはここまでを頭に入れておいてくださいね。


続きはまた明日。
Bis morgen.
Tschüs!

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