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【ドイツ語】「良いスーツは高い」形容詞の格変化 #317

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


昨日の第316回から「形容詞の格変化」について解説を始めました。

ドイツ語では、名詞の前に置かれた形容詞には必ず語尾がつくのでしたね。


今日は、どのような語尾がつくのかについて説明していきます。


たとえば次の文を比べてみましょう。

一つ目は
Ein guter Anzug ist teuer.

二つ目は
Dieser gute Anzug ist teuer.

der Anzug は男性名詞で「スーツ」という意味です。


一つ目の
Ein guter Anzug ist teuer.
の文では形容詞 gut に語尾 -er がついています。

二つ目の
Dieser gute Anzug ist teuer.
の文では形容詞 gut に語尾 -e がついています。


この2つの文の違いは、形容詞の前にある冠詞類の違いです。


Ein guter Anzug ist teuer.
のように、形容詞の前にはっきりと男性1格を示す強い語尾(つまり -er  のような強語尾)をもつ冠詞類がなければ、形容詞自体が -er  などの強語尾をつけます


Dieser gute Anzug ist teuer.
のように形容詞の前に dieser  のようなはっきりと男性1格を示す強い語尾(強語尾) -er を持つ冠詞類がすでにあれば、形容詞自体は弱い語尾(弱語尾) -e をつけるだけでよいわけです。


つまり、冠詞類か形容詞のどちらかに強語尾がついて格を示すのです。


いかがでしょう?
まずはここまでを頭に入れてくださいね。


それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!

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