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【ドイツ語】なぜ sich という特別な形をとるのか(再帰代名詞) #282

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


昨日の第281回では「再帰代名詞」について解説しました。

今日は、その続きです。


再帰代名詞は1人称と2人称親称(du)では人称代名詞と同じ形ですが、3人称すべてと2人称敬称(Sie)では sich という特別な形を使います。


昨日の第281回で3人称がなぜ sich という特別な形をとるのかについて解説しました。


er を使った例文を示しましたが、もちろん er だけではなく es sie そして複数の sie(彼ら)の3人称すべてで sich を使います。


あとは、なぜ2人称敬称(Sie)も sich という特別な形をとるのかについてですね。

それについて説明しましょう。

2人称敬称(Sie)の動詞の活用は、3人称複数の sie(彼ら)の形を借りています。
ですから「~自ら、自身」を表す時も sie(彼ら)にならって sich を使うのです。


例文で頭に入れましょう!


たとえば
Ich stelle mich vor.
は、直訳すると「私は私自身を紹介します」で「自己紹介します」という意味です。

vor|stellen は分離動詞です。

分離動詞について解説した回を note のマガジンにまとめていますので、あやふやな場合はチェックしてくださいね↓


彼が自己紹介する場合は
Er stellt sich vor.
となります。


彼女が自己紹介するならどうなりますか?




Sie stellt sich vor.
ですね。


彼らが自己紹介するならどうでしょう?




Sie stellen sich vor.
ですね。


「自己紹介なさいますか?」と Sie で話す間柄の相手に聞く場合、どう言うと思いますか?




Stellen Sie sich vor?
ですね。


「自己紹介する?」と du で話す間柄の相手に聞く場合はどうでしょう? 




Stellst du dich vor?
ですね。


いかがでしたか?
繰り返し声に出して覚えてしまいましょう。


それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!



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