【ドイツ事情】窓がとにかく素晴らしい!#99
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※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.
白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.
今日は,ドイツの「窓がとにかく素晴らしい!」というテーマでお話します.
ドイツにいると「新鮮な空気」がとても意識されているなぁと感じることがよくありました.
ホームステイ先でも,友人宅でも,大学でも部屋の換気をよくしている印象を受けました.
その換気をする時に窓を開けるのですが,初めて見た時は驚きました.
1つの窓で二通りの使い方(開け閉め)ができるのです.
一つ目は内開きです.
窓についているレバーハンドルを90度回して手前に引くと部屋の内側へ開きます.
日本で一般的な引き違いの窓とは違って、窓全体が大きく内側に開くんです.部屋のドアも開けて空気を一気に入れ替えたい時に使います.
私がドイツで暮らし始めて気づいたのは,窓が大きく内側に開くと部屋の中にいながらガラスの外側を簡単に拭くことができることです.
これはとても助かりました.
二つ目は内倒しです.
なんとレバーハンドルがさらに90度回るのです.最初はビックリしました.
レバーハンドルが完全に上を向くので,その状態で手前に引くと窓の上部だけが部屋側に少しだけ16cmほど倒れこみます.
この内倒しを使うと常に換気しておくことができるんですね.
これが本当に素晴らしくて,最小限の熱と空気の出入りで,夏の暑い日でも冬の寒い日でも快適に新鮮な空気を取り入れることができます.
そのうえ,雨が入ってこないので,日本の窓のように雨が降ったらあわてて閉める必要がないのです.
さらに,この内倒しの窓からでは誰も部屋へ侵入することができないため防犯にもなりますし,子供が窓から転落する心配もいらないので,安心して開けておけます.
さらにさらに,風が体に直接当たらないのがいいですし、部屋の中の物や机の上の書類などが風で飛ばされるなんてこともないという優れものです.
いやぁ,本当にこのドイツの窓には感動しました.
それでは,また!
Bis dann!
Tschüs!
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