見出し画像

【ドイツ事情】トイレの衛生面 #259

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。

毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。

先週は「バスタブにつかるのは稀」というテーマでお話をしました。

今日は「トイレの衛生面」というテーマでお話します。

どの国でも初めて訪れる時は、いろいろ不安なことがありますよね。
その中でも、必ず使うことになるトイレについては知らないと大変なことになってしまうこともあります。
急を要する時など本当にあせってしまいますしね。
世界的に最先端で衛生的な日本のトイレに慣れている私たちは特に戸惑ったり困ってしまうことも多いでしょう。

そこで、数回に分けて「ドイツのトイレ事情」についてお話しようと思います。

まず、一番気になるところが衛生面ではないでしょうか。

衛生面については、わりと安心できます。

私はドイツの駅、デパート、ショッピングセンター、観光施設、美術館、博物館、カフェ、レストランなど、いろいろな所のトイレに行ったことがありますが、どこも掃除が行き届いており気持ちよく使用できました。

ヨーロッパ諸国のなかでもドイツのトイレが一番きれいとよく言われています。


基本的にトイレットペーパーも個室に設置されています。

ただ、たまに入口に大きなロール状のトイレットペーパーがあるだけで個室には無い場合があります。その時は、自分が使いたい量を取ってから個室へ入ってください。
あと、切れている場合もありますからポケットティッシュを持っていると安心です。


水圧が弱くてトイレットペーパーを便器に流せない国も結構ありますが、ドイツは日本と同じように流せます

日本のようにウォシュレットや暖房機能が付いているトイレはドイツでは一般的ではありません。ましてやトイレの音を流音で消す「音姫」のようなものはありません。
そもそも女子トイレでもトイレの音を気にする人はいません。皆さん平気です。
気にするのは日本女性だけなのでしょうか?


それから、日本ではトイレの個室の壁に消毒剤が備え付けてあり、トイレットペーパーに吹きかけて便座を拭くというのがよくありますが、ドイツではみかけません。

その代わり、ドイツでは自動回転式の便器がよくあります。
初めて見た時はびっくりしました。
使用後に急に便座部分だけが動き出したからです。消毒剤を含ませた装置をくぐりながらグルっと一周するんですよ。


このように便座も個室もトイレ全体がよく清掃されていますので、衛生面では日本と同じような感覚で大丈夫です。
しかし、違う部分もいろいろありますので、また来週お話しますね。


それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!



この講座が有益だと思ってくださったかたは、是非サポートをよろしくお願いいたします。いただいたサポートは講座の継続や改善に向けて研究活動費として大切に使わせていただきます。