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便利屋からスーパースターへ|工藤稜也

profile
#7  工藤稜也
出身高校:城北高校
ポジション:FW
ボールテクニックに優れた前線のユーティリティープレイヤー。駒沢での商東戦では値千金の決勝ゴールを決めるなど、大一番で力を発揮した。

工藤稜也からのラストメッセージ

「引退を迎える今、後悔はありません。勝利や失敗、どんな瞬間も貴重な経験でした。時には自分を信じきれず、チャンスを逃したこともありました。でも、それが私を強くした。もう一度試合に出られたら、もっと全力を尽くしたいと思うこともありますが、それも過去を受け入れる一部です。後悔ではなく、感謝と学びを抱えて、新たな旅立ちに胸を膨らませています。」


いざ卒部noteを書こうとしてもなかなか筆が進まず、幼少期から読書を怠ってきたことに改めて後悔しています。何かアイデアがもらえればと思い、試しにChatGPTに書いてもらった文章です。割と自分の想いと重なる部分があったので、内容を踏襲してここからは自分の言葉で書いていこうと思います。


本音と理想

上の文章と同じく、引退を迎える今、後悔は全くない。むしろ満足している。


自分は背が低いし、足も遅い、その上大して巧くもない。そんな中でも、なんとか周りのチームメイトに食らいついてリーグ戦に出場することもできた。入部当初、Bチームの中でも一番下のチームでプレーし、リーグ戦とは全く無縁であったことを思い返せば、かなり健闘した方だと思う。


ただ、100%満足しているのかと聞かれると、自信を持ってYESとは答えられない。

理想を言えば、もっと長い時間試合に出たかったし、もっとチームにとって絶対的な存在になりたかった。


今シーズンを振り返っても、スタメン出場は8試合、得点も3点と客観的に見てかなり微妙な成績だ。しかも大抵は、どこかのポジションに穴が空いた場合に出るといった「便利屋」としての起用で、チームに影響を与えるようなプレーはできなかった。


この書き方だと「便利屋」が悪いように感じるかもしれないが別にそういう訳ではない。特段秀でた能力がなかった自分にとっては、この役割は美味しい役割であったし、実際に「便利屋」だからこそ出られた試合もあったと思う。


とはいえ、ナベやコバのように1人で試合を変えられる選手に憧れてしまう自分もいる。(笑)

自分の能力に見切りをつけずに直向きに努力を重ねることで、彼らのようにチームに不可欠な存在になる世界線があったかもしれないと思うと、やはり100%満足とは言い切れない。(自分は諦めも肝心だと思うタイプなので、ここに関して全く後悔はないが)


100%の満足を求めて

ここまで書いてきたことに気付けただけでも、ア式での4年間は大きな財産である。だからこそ、この教訓をこれからの人生に活かしていかなければいけない。


これから初めて社会に出る自分の可能性は無限大だ。ひょっとすると、ただの「便利屋」ではなく、憧れの「スーパースター」になっている可能性もある。その可能性を信じて、まずは自分を小さく見積りすぎずに努力することから始めてみようと思う。


最後に

ここまで4年間やり切れたのは、支えてくれた皆さんのおかげです。

本当にありがとうございました。

工藤稜也


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