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大学生の皆さんへ、社会人として自由に大きく育つには、好きなコトに全財力を注ごう

フードクリエイティブファクトリー代表の五十嵐豪です。

2020年度から新卒採用をはじめました。

アニメ、俳優、ジャニーズ、宝塚…好きなコトには財力も労力も惜しまない、ハートが望むままに生きている素晴らしい人たちです。


採用で重視するのは「意図」と「器の成長力」

弊社の採用では「意図」と「器の成長力」を重視しています。


お客様の食品企業のファンを増やすこと(を通して売上を増やす)、プロモーションを企画制作する会社なので、自分がドラマの脚本家になって登場人物の意図を汲む能力が不可欠です。


登場人物の意図をくむのがFCFスタッフの役割

企業には意図があります。

担当者さんも、マネージャーも、経営陣も、固有の意図があります。

食品企業が商品を扱ってもらう小売企業にも意図があります。

小売企業のバイヤーさんにも意図があります。

そのさきに購入者の意図があります。

フードクリエイティブファクトリーにも意図があります。


登場人物すべての意図をくんで、皆が幸せになるリードをするのがFCFのプロデューサー、ディレクターの役割です。


他者の意図をくむ力=自分の意図で行動する経験量

意図を汲むセンスは人それぞれで、経営者としてたくさん失敗してきました。

「他者の意図を汲むセンスはどうしたら養われるのか」という探究をすすめたところ「自分が意図で行動する経験量」という結論に至りました。


「自分が決めて行動する」ということ

「自分の行動は自分で決めるなんて当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、僕の経験上この言葉にピンとこない人は怪しいと思います。

繊細な感覚がなく、”なんとなくやってる”ことを疑うからです。


とても繊細な感覚なので本記事だけで伝えるのは難しいのですが「自分で決めているつもり」でも【他者の言葉】で生きてることが多いです。


「自分が使ったなら、自分で片付けなさい」

という言葉を受けて育った人は自分で決めているようでいて親の言葉で生きていることがあります。


「人に迷惑をかけるな」

という言葉を受けて育った人も自分の言葉であるのか、人に言われた言葉なのか出典元を明確にしておくことを推奨します。


自分の言葉で生きるには、たくさん自分で決めた行動を体験することをお勧めします。意図をつくるセンス、意図を汲むセンスはあなたの決め事、行動が源泉です。


器の成長力の重要さ

はじめに器について説明します。

あなたの器にどれだけ新しい在り方、新しい感性、新しい価値観、新しい気づき、自分への信頼、他者への信頼、望みが入るか、受け入れられるか受け皿の柔軟性です。

新しい価値観を受け入れるには、従来の受け皿では入らないものを受け入れるために器を引っ越しする必要があります。

器を引っ越して新しいものも従来のものも、混在させます。

既存の価値観と新しい価値観を混在させると喧嘩することもありますよね。

喧嘩すらも許容してしまう、混在させておくことで自然といい感じに混ざり合い、望む形に適合していきます。


器の成長度がないということはどういう状態か

器の成長度がない、ということは新しい言葉、価値観、感性や信頼などを受け入れられないことを意味します。

既存の価値観に執着して、新しいメンバーを受け入れられない状態です。

実際のFCFのクエストでは何が起こるか、それはフィードバックをあるがままに受け入れない、という選択をとる【意固地な対応】に現れます。


「焦らないでいいので、着実に1こずつ明確にしながらやってね」

と言っても、あくせくと急ぎ回り、お客様や会社の求めるクオリティにするための要点を明確にしないまま、ミスを繰り返してしまいます。


ここではこの人固有の執着「やらねば、できねば」で器がいっぱいになっていて、器を引っ越しできず新しい価値観「焦らなくていい」「明確にする」を受け入れられない、ということが起きます。


強い執着の背景は「存在意義が脅かされる」

強い執着には「自分の存在意義がない」という怖さがある、と私はみています。過去に誰かから存在意義を脅かされるような発言を受けたのでしょう。

自分の存在意義を握るキーパーソンは親や先生や大好きな友達など、自分の力で考えたりできるようになる前に自分の生殺与奪を握る、と言っても過言ではない関係の人から受ける言葉に対して「生きるために従う」選択でしかなかったという線が強い、と考えています。

なので一番最初に疑うのは【親の否定語】です。


どんな否定語を浴びてきたか

否定語は人をバカにする最高のコミュニケーションです。

*私は「アホ」は解放的な意味で使います。「バカ」は能力を下げたり、愚かな行為という意味を込めて使っています。


自分のチカラで考えるニュートラルな創造性を殺します。

どんな東大卒でも、IQ100億万の人でも否定語を浴びればバカになります。

否定語を浴びて狂った姿を「人の本性」と揶揄する人もいますが、それも偏見ですよね、だって本来の能力を殺してバカな部分だけを引き出した状態ですから本性と呼ぶにはあまりに偏った情報でしかない、と思いませんか。


否定語は当事者が無自覚に使っていることも多いです。

「なぜ」という言葉は物や事象に使えば原因究明の建設的な言葉ですが、人に使えば否定になります。

言った人は否定語だと思っていなくても、受けた人が否定に解釈したら否定語になります。

「私がやった仕事」として"私"と"仕事"の結びつきが強い相手に「なぜこんな仕事があるんだ?」と聞けば否定語になってしまう危険があります。

否定していないつもりでも否定していることってよくあるんです。


なので親、先生、クラスの中心的な人、大事な友達、上司から無意識に否定語を浴び続けていることがよくあります。

自信がもてない人、自己肯定感がない人にその影響があります。


褒められて育つことも存在否定に強い支配を受ける

褒めることも存在否定に強い支配を持ちます。


宿題やってエライね

片付けてお利口だね

我慢して良い子だね


【Youメッセージ】という褒めるコミュニケーションは裏側で、宿題をやらないと悪い子というメッセージがあります。

これも親や先生など生殺与奪の支配力をもつ人が使うと「宿題をやらない子は悪い子だね」と存在意義が否定されます。

こどもは悪い子にならないように、慎重に選択しますから、自分の言葉ではなく親の言葉で無意識に生きるようになります。


否定されて育つ、褒められて育つ人は器が広がらない

まとめると強い執着と存在意義が密接に関わっている、という話でした。

強い執着は器の柔軟性を失わせてしまい、他者を受け入れたり、他者を信頼することができなくなります。

プロデューサー、ディレクターは「お客様の信頼を受ける」ことが大切な役割です。

信頼のない仕事は報告義務や、手続きが必要以上に多くなってしまい、クエストの生産性を落としてしまいます。


他者から信頼される深さは自分を信頼する深さと同じ

相手に信頼いただくには相手を信頼することです。

相手を信頼する器は自分を信頼することです。

自分を信頼する"深さ"が相手から得られる信頼の”深さ”と言えます。


信頼されることが職場環境をよくする

信頼いただければ生産性は上がり、スタッフの職場環境が良くなります。

一方で信頼されないプロデューサーやディレクターは顧客から管理され、自由さも裁量もなく、職場環境を悪くします。

世間の広告業界は慢性的に信頼がないため、常人が発狂するほどストレスな職場環境のなかを体育会系自衛隊系のノリで麻痺させて何とか耐えている状態と私は観ています。

私はフードクリエイティブファクトリーのスタッフにはこの劣悪な環境に影響を受けずに軽やかに明るく高いエネルギーでいてほしいので、人事採用には上記のような明確な指針をとっています。


「入社したい人以外は不採用」の背景

「FCFに入社したい人以外は不採用」と伝えています。

複数社にエントリーして、志望動機をコロコロ変えるのが正しい就活だと考えてしまう人は他者の言葉に流されてしまっているとしか思えないのです。

だって御社を志望する理由に一貫性がないから。

思考停止した就活市場で一緒に思考停止する人はFCFに入ると、先述した背景から私もツライしスタッフもツライし、その人もツライ未来が容易に想定できます。


「ファーストキャリア」という言葉に変えても不採用にしています。

色々な会社があって迷うから、いろんな会社で働きたい、という人は就職活動という、親や先生の支配も受けずに自分で決めることができる素晴らしい機会を活かさずに「自分で決める」ことを先送りにしてしまう。

「いろんなことをやってみる」って大学4年間でも膨大な自由時間があったのに、自分がやりたい、と思ったことをやらせてあげれば結果は違ったかなと思う。


どの業界、どの仕事でも、楽しめる資質をもつ人がいい

学生のうちに好きなことを好きなようにやっている人は「別にどの会社に入っても、自分の好きなように生きるだけだ」と感じるのではないかな。

好きに生きられる会社で働けばいい、って選択になる。

私は自分がハートから好きなように生きられる会社で働きたくて、理想の会社を自分で作ってます。

スタッフと一緒に作ってます。みんなでDIYです。


器の成長力があれば、短期間でスキルを得られる研修は作ってきました。

スキルなんてナンボでも楽勝につくので、経験不問です。


大学生のうちに育ててほしい能力

大学生のうちに「意図」と「器の成長力」をたくさん育ててほしい。

自分のハートにやりたい放題させる経験が意図と器を育ててくれます。

論理的思考とか、リスクヘッジとか、大人は子供に失敗させないために色んな小手先の道具を渡してしまうんだけど、失敗して転ぶことは重要です。

やりたい放題して自分が決めたことで失敗するのが最高の経験なのです。


ぜひ好きなことを買いまくってやりたい放題させてほしい。

新卒で入ったスタッフは好きなことに湯水の如く(?)お金を使います。

地方遠征、グッズ、ハートが喜ぶ声を純粋に聴いて買い物してます。

UFOキャッチャーが大好きでヌイグルミとってから「どうしようかな」って考えてるとか、いい意味でなかなか狂った資質をもつ人たちです。


わかりやすく説明する論理とか、合理性とか、器が柔軟なら1日で身につくので、ハートが喜ぶこと以外にお金を使うことが【無駄遣い】なのでは、と思うくらい見事に稼いだお金を使い倒していただくことをお勧めします。

ハートが喜ぶ職場で、お客様が嬉しいサービスで対価を稼ぎ、みんなの給料をあげていこうぜと明るく軽やかに、会社を創っていく人を歓迎します!



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