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こだわりの日々


この記事、読みながらニヤニヤしてしまった。

映画クラスタとしては小池みきさんが「ダンケルク」を鑑賞してダダ上がりになっているのが喜ばしい。公開当時悪友2人と大阪くんだりまでしてIMAXダンケルク体験した身としては、あの感動をシェアするのが非常に難しいと身をもって知っている。南半球のトンガの海やハワイでのスカイダイビングのように、脳に焼きついた美しさはどれだけ言葉をつくしても伝わらない。

「ダンケルク」のオープニングの街角でビラがふってくる場面が好きだ。ノーランらしく淡々と描く絶望と希望、映像の美しさと祖国に帰るメッセージに胸を突かれた。撮影担当の故ホイテ・ヴァン・ホイテマに感謝。

インセプションやインターステラー、メメントを生み出したノーランは世界文化遺産に指定するべきだし、アインシュタインのように21世紀の偉人として語り継がれていくはず。

体験というメモワールに近かった


まだお前はハイローを知らない


ミレニアム以降の世代はモノをもつよりも、体験を重視するとマーケティング記事で読んだ。実際、車や家、ブランドものといったアイテムはいまの20代、30代にはそこまで刺さらない。H&MやZara, UNIQLOのようなファストファッションは台頭当時こそ大量消費の悪しき習慣と思われていたけれど、コスパよくカスタマーエクスペリエンスを強化できるブランドにかわりつつある。

ミニマリスト向けにサブスクリプション型の香水やファッションアイテムが続々と出現しているし、カーシェアリングはその最たるものだ。「おうちに眠っているバッグはありませんか?1年貸し出して副収入ゲット!」なんてバナーに目が留まる。毎月3,000円でブランドバックが使い放題、ほうほう、そんなのもあるのか。井之頭五郎のような顔でうなりつつ、何とはなしに家計簿見直しをエクセルで組んでいたら、ファンション年間予算を大幅にオーバーしている事実に気づいてしまった。サブスクってる場合ではない。毎年服飾代として15~20万予算を組んでいるのだが、先週のデニム3本でとどめを刺されたもよう。年末まで財布のひもは締めておこう…ウッウッ

今年買ったブランド
・united arrows green label relaxing
・PLST
・Luxe armoire caprice
・ROCKPORT
・J.FERRY(民事再生…)

購入したもの
・革ジャケット 2着 *古着
・長袖トップス 2枚
・スーツ(ジャケット) 1着
・インナー 2着
・デニム 3本
・ヒール2足

処分したもの
・薄手のジャケット 2着
・ニット 1枚
・半袖トップス3枚
・スカート 1枚
・Tシャツ 3枚
・デニム 2本
・ヒール3足

ヒール以外のアイテムは会社のコミュニティサービスデーに寄付をした。基本1枚かったら1枚捨てる、がモットーなのでたいして私物は増えていないはずだが、書き出してみると人並みに物欲はあるようだ。完璧主義者のノーランだったらきちんと買う前に長考するだろうか。こんまりならどうだろう。とっとと断捨離されてしまうかもしれない。仕事のストレスにたえられず、キャベツ太郎を買ってかえれば「途中で胸焼けする癖になんで大きいサイズを買うの。40円ので我慢しなさい」と責められる。名探偵コナンのコンビニ本も「それ、昔読んだでしょ」と怒られる。「Lの世界」を事あるごとに引っ張りだしてみていれば「何週する気なの」と消されてしまう。こんまりは悪夢だ。崎陽軒のシウマイ弁当の醬油入れも、お気に入りのレストランのカードも、海外のコインも、映画のパンフレットも捨ててしまう。こだわりをもたないこだわりほど、怖いものはない。こんまりがこんまりを片付ければいい。そしたらもっと世界は平和になるはずだ。


閑話休題。


週末は映画仲間とキャビンに泊まる。クリス・ヘムズワース主演の超B級映画「キャビン」の悪ふざけから始まった企画だが、企画書をつくる程度には楽しみにしている。ジェイソンやスクリーム仮面がでてもおかしくない、人気のない山の中で、もたない幸せをかみしめてこようと思う。


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