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愛の恐怖指数

学生の頃からルームシェア、ハウスシェアはたくさんしてきたけれど実際恋人とひとつ屋根の下は未経験。今までの経験上、結婚する?一緒に住む?という話は毎度、先方から切り出されていた。私が提案したことは一度もない。相当の受け身なのか、コミットメントフォービアなのか。正直この手の話にはとてもビビッてます。断る理由がないとなおさら。

いま付き合ってる人には初めて合い鍵を渡している。付き合って1年未満の相手を信用した当時の自分の心境が本当に、わからない。私は狂っていたのではないか問題。狂っていたのは世界か(天気の子ネタ)

要は、同棲はじまりそうで恐怖指数がダダ上がりです。

自粛前から決めてたけど、いま3か月以上会ってないからね。遠距離恋愛状態。色々苛まれてゴミ袋6個も捨てたんだ。まだ捨てられるものがあるはずって部屋をひっくり返していたGW、だいぶやばかった。友人いわく「あんたは心が狭いからせめて共有スペースだけでもと思ったんじゃない」と言われて納得。いや、解決策になってないけど。


最近愛用しているRadiotalkアプリで12分のラジオを流していたら、ちょうどいネタが転がっていた。お気に入りは「銀行員と弁護士のラジオトーク」タイトルに反比例してアラサー男子2人のゆるゆるトークが楽しく、過去回をあさっていたら「男性が結婚を考えるまで」というテーマがあって聞き入ってしまった。


(元)銀行員のギンさんが婚約し、男もマリッジブルーがあるよ、という話。ここ3か月自粛で暇を持て余してから、この手の話題「結婚とは」「誰かと生きていく」を積極的に摂取している(自家中毒にならない程度に)。面白かったのは直近の配信で、ギンさんは遠距離恋愛2年からの結婚で結婚前からはじめての同居生活に喧嘩が絶えない、弁護士のベンさんは付き合って即同棲したが、案外平和にやっているという落差。この辺りのガス抜きもかねてRadiotalkしてるようで、毎度彼らのアップデートを聞くのが楽しみになっている。

もし私が結婚したいと言われたら「離婚乃至は別れる可能性もあるかもしれません。それでもいったん契約交わしとく?」くらいのノリじゃないとできない。あなただけを生涯愛します、無理、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います、無理。病める時も健やかなる時もあなたを大事にします、努力はする。でも人の価値観は変わるし。そこを考慮して契約するレベル。できれば1年間更新がいいですね、サブスクリプション式。モノガミーのひとからしたらムカつく理論になりそうですけど。

そんな中、朝から大東駿介のニュースも目に入ってしまった。ずっと妻子と別居婚していたらしい。私は彼ほど不幸な体験はしていないけど、なんだかわかるなーとうなずいてしまった。家族という単位の箱にくくられるのがいやなんだよね。1+1=1になる感覚。個が埋没し、外からみれば男性は家長としての責任も増える。逃げたくなるよね。

自分は家族という言葉にどうしても拒否反応があって、誰かが家でぼくの帰りを待っているというのがダメだったんです。家庭が崩壊する様を身をもって知っているので、あるものがなくなっていく絶望を子供に味わわせるくらいなら、初めからつくりたくなかったんです (大東駿介)

だから戸籍制度に対する反発もある。男性と結婚したら苗字を変えるとかしぬほどいやだった。夫婦別姓、やろうよ。誰も損しないよ。

家族を絶対的で解散しない理想の箱だと思っている人や、それに甘んじて精神的・ファイナンス的に自立しない・自立を許さないひとは相容れない。実際、嫁=専業主婦でしょ?というタイプの男性は結構いる。私が仲良しの既婚の男友達も、5人くらいこれ。家にいてほしい、ってなぜ?あなたが死んだら/別れたらどうするの?いくら身内でも社会との縁を切るのはダメだと何度議論したことか。男側だけの問題じゃないけどね。


結論、恋愛も結婚もしなくてもいいと思います。できたらラッキーくらいで。好きなタイプは「私が明日いなくなっても生きていけるひと、自立心があるひと」なので、最悪相手がいなくてもいいんです。

今後、同棲が実現すると自分との闘いがはじまる、と思っていたけどそこまで気張らなくてもいいんじゃないか、"I" じゃなく"We"で考えることが必要では?とグルグル脳みそフル回転した週末でした。


週末婚について書いたnoteはこちら


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