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【レポート】バイエルン・ミュンヘンの最新情報~既存選手 後編~(6/13朝時点)

おはようございます、こんにちは、こんばんは。バイヤン・ツァイトゥングの中の人のおしお(Oshio_Bayern)です。
先日公開した前編に続いて、後編を投稿していきます。

レオン・ゴレツカ

ここ数年キミッヒとバイエルンの中盤を支えてきたレオン・ゴレツカ。解任されたナーゲルスマンとは親密な関係で不動のレギュラーだったが、トゥヘルが就任後、ベンチスタートの試合も増えた。トゥヘルはゴレツカの大ファンではないとされており、デクラン・ライスが加入した場合、売却の噂も上がっている。しかし、本人は退団を希望しておらず、今のところは来シーズン以降もバイエルンの選手としてプレーする可能性が高い。退団するとすれば、トーマス・トゥヘルがゴレツカを構想外とした場合だが、そうする可能性は今のところ極めて低いだろう。

ヨズア・キミッヒ

バイエルン・ミュンヘンの心臓、ヨズア・キミッヒ。ここ最近バルセロナからの関心が伝えられており、スペイン側は大いに盛り上がっているようだが、今夏の退団はあり得ないだろう。スペインメディアはレヴァンドフスキの例をよく出しているが、当時、彼は残りの契約年数が1年で、昨夏が移籍金を得る最後のチャンスだった。キミッヒは現在契約が2年残っており、全く状況が違っている。もちろんバイエルンもキミッヒを売る気はさらさらなく、全ドイツメディアがキミッヒがバイエルンでの将来を見据えていると報道している。何か予想外の出来事でどうしても放出しないといけない状況にならなければ、キミッヒの今夏での退団の可能性はほぼ0に等しい。

マルセル・ザビッツァー

冬にマンチェスター・ユナイテッドへレンタル移籍したマルセル・ザビッツァー。今シーズン当初はゴレツカの負傷もあり、キミッヒの相棒役を務めたが、徐々に出場機会が減少。冬の移籍市場で出場機会を求めて、マンチェスター・ユナイテッドへレンタル移籍した。シーズンが終了し、既にミュンヘンに戻ってきているが、バイエルンはザビッツァーを€20m-€30mほどで売却したいと考えている。本人もユナイテッドへの完全移籍を望んでいるが、ユナイテッドはザビッツァーを完全移籍で獲得するかは不明のようだ。

ライアン・フラーフェンベルフ

昨夏にアヤックスから加入したフラーフェンベルフ。プレシーズンでは好パフォーマンスを見せたが、シーズンに入ってから先発出場した試合はわずか。プレー時間も少なく、カタールW杯オランダ代表も選出外。このタイミングから公の場で出場機会の少なさへの不満を漏らすようになった。

しかし、ナーゲルスマンが解任され、トゥヘルが監督になってからは、出場機会も格段に増え、ゴレツカに先んじてスタメン出場し、トゥヘルからも称賛される試合もあった。

将来のレギュラー候補で非売品の1人だったフラーフェンベルフだが、サリハミジッチの解任により、彼の将来は不透明となっている。クラブは現在、6番タイプの中盤選手の獲得を目指しており、今後の明確な計画と展望を示さなければ、彼は退団を希望すると見られている。彼にはリヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドが興味を示しており、出場機会も見込めるため、バイエルン退団は確実に彼の選択肢の一つだろう。

サディオ・マネ

リヴァプールから加入したサディオ・マネ。昨夏プレミアリーグで活躍し、大物選手としてバイエルンに加入したマネだが、1年後の現在、クラブは彼を売りたがっている。今季チームでトップのサラリー(€22m)を貰っているが、それに見合った活躍を見せることはできなかった上に、レロイ・ザネを殴打してしまうなど、散々な結果でバイエルン1年目を終えた。
マネには、プレミアリーグのクラブとサウジアラビアのクラブが興味を示しているが、本人は残留希望のようだ。マネが退団を望まない限り、マネ売却は実現する可能性は低いだろう。

セルジュ・グナブリー

シーズン終盤で重要な役割を果たしたセルジュ・グナブリー。彼もまた非売品ではない。昨年契約を2026年まで延長したばかりだが、クラブは良いオファーが届けば首を縦に振るだろう。今のところグナブリーはバイエルン退団を考えておらず、他クラブとの接触もない。

レロイ・ザネ

バイエルンの10番であるレロイ・ザネ。つい先日のBILDから、今夏に退団の可能性があるとの報道。ただ、個人的には売却候補ではないと考えており、シンプルにアンタッチャブルな存在ではなくなったということ、つまり非売品ではなくなったということだと捉えている。ザネの年俸は€20mとマネ、ノイアー、ミュラーに次ぐ高給取りであり、このサラリーを出せるクラブはなかなかない。そのため、現時点で移籍の可能性は低いと考えている。

また、ザネの契約は2025年までとなっており、新契約の交渉は2023年秋からを予定していたが、サリハミジッチSD解任され、今後の予定はおそらく未定だが、秋から冬にかけて新契約交渉が始まるだろう。

マティス・テル

昨季最大€30mの移籍金で加入したマティス・テル。主に途中出場でのプレーだったが、ブンデスリーガでは5ゴールと好成績を収めた。バイエルンは新ストライカーの獲得に取り組んでおり、チュポが再びバックアップとなるため、テルの出場機会は減る可能性が高い。
テルの去就はトゥヘルの計画次第である。テルにはヨーロッパの多くのクラブが興味を示しており、レンタル移籍する可能性はあるが、テルや代理人は残留を望んでいる。興味を示しているクラブとして、アウクスブルグの名前が上がっていたが、何も決まっていないようだ。

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