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【レポート】バイエルン・ミュンヘンの最新情報~既存選手 前編~(6/10時点)

おはようございます、こんにちは、こんばんは。バイヤン・ツァイトゥングの中の人のおしお(Oshio_Bayern)です。
先日公開した新加入選手の噂編に続いて、6/10朝時点での既存選手の去就を前編と後編に分けて所感を入れつつ、投稿していきます。

今シーズンはナーゲルスマン解任、経営陣の交代、今シーズンの出場機会の少なさから、不満を公の場で漏らした選手が複数いることなどから、昨夏加入した選手から主力クラスの選手まで、移籍の噂が出ています。このような噂が出ると不安になる方もいると思いますが、冷静になるためにも、メディアの信憑性を踏まえた上でまとめていきます。(名前がない選手に関しては、退団の噂はないと理解してください。)

ヤン・ゾマー

今シーズン冬に加入したばかりのヤン・ゾマー。ゾマーに関しては加入時から退団の噂があった。理由はやはりマヌエル・ノイアーの存在。ノイアーに関しては、夏のプレシーズンからチームに参加できるようで、ゾマーにはノイアーとのポジション争いが待っている。
また、来シーズンオフにはEUROが控えており、スイス代表であるゾマーはEUROに出場するためにも、試合に出場できるクラブに移籍したいとの希望のようだ。おそらくドイツ国外クラブへの移籍の可能性が高いだろう。

個人的には、ノイアーが負傷する前のようにプレーできる保証がないため、もう1年は残留して欲しいところだが、ゾマーにとって最後のEUROになる可能性もあるため、後悔しない選択をして欲しい。

スヴェン・ウルライヒ

昨年11月に契約を2024年まで延長したウルライヒだが、去就はゾマー次第と言ったところか。ゾマーが残留すれば弾き出されるのはウルライヒになるだろう。今のところ具体的な去就情報はない。

ベンジャミン・パヴァール

昨夏から移籍が噂されていたベンジャミン・パヴァール。クラブは契約延長を希望しており、契約延長の可能性は長らく50%と言われていたが、遂に本人が退団を決断、クラブは€30m-€40mほどの移籍金で移籍を容認する意向のようだ。

パヴァールにはレアル・マドリー、バルセロナ、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、インテルが興味を持っており、今夏の退団はほぼ確実だろう。

パヴァールの代理人はJoseph Mohanだが、バイエルンサポはいい思い出がない代理人である、ピニ・ザハヴィが昨夏より移籍先を探しており、バイエルンにとっては、またもやザハヴィ関係の選手が退団することになった。
バイエルンが納得する移籍金を得ることと、パヴァールが希望するクラブへの移籍が叶うことを願う。

リュカ・エルナンデス

W杯での大怪我により、シーズン後半戦を棒に振ってしまったリュカ・エルナンデス。4月時点では契約延長間近と伝えられており、来シーズン以降も共に闘えると思っていたが、ここに来てPSGがリュカの獲得に乗り出しており、リュカ自身もPSG移籍を望んでいるようだ。

トゥヘルはリュカをディフェンスの核と考えており、全力で説得を試みているようだが、今のところ状況は好転していない。
PSGはリュカに4-5年契約と€18m以上の年俸を提示しているようで、バイエルンの延長オファーは3-4年契約と年俸の現状維持(€18m)。ACLで半年以上離脱した選手に対してできる精一杯のオファーだろう。リュカはそれ以上に評価してくれたPSGに惹かれているのではないだろうか。

リュカは最終的な決断をまだしておらず、デッドラインは彼が休暇に入る6月14日のようだ。バイエルンはリュカを売却する場合、€50m-€60m + add-onを要求するようだが、大怪我明けの選手+契約年数が残り1年で状況はかなり不利に感じる。
個人的にはおそらくPSG移籍を望んで、契約延長オファーを拒否すると考えている。

ブナ・サール

毎夏、毎冬退団すると言われており、いよいよ契約が残り1年となったブナ・サール。毎回トルコのクラブやフランスのクラブが興味を示していると聞くが、特に進展はない。
もちろんクラブは退団を容認しているが、他クラブよりバイエルンでの年俸が高いため、最後まで契約を履行するのではないだろうか。
来シーズンもキミッヒのセキュリティとしての活躍が見れるかもしれない。

ヌサイル・マズラウィ

アヤックスからフリー移籍したノゼア・マズラウィ。今シーズンは前半戦にRSBのレギュラーを獲得したが、W杯期間中にコロナに感染し、軽度の心膜炎になり離脱を強いられるなど、苦労したシーズンであっただろう。
心膜炎による離脱から復帰後も、チームが3CBシステムへの変更、トゥヘルの監督就任から出場機会が増えず、公の場で出場機会の少なさへの不満を吐露した。
kicker紙によると、依然として不満を持っており、バイエルンを去ることにオープンだという。

しかし、マズラウィのバイエルン退団は現実的ではないと考える。ポジション争いをしていたパヴァールが退団濃厚、カンセロの買取しない方向で、マズラウィはRSBの1番手になることが見込まれる。クラブとしても、バックラインに退団の可能性のある選手が複数おり、マズラウィを売却するメリットがない。そのため、何か予想外の出来事がなければ、来シーズンもバイエルンの選手としてプレーするだろう。

アルフォンソ・デイヴィス

最近何かと話題のアルフォンソ・デイヴィス。この数ヶ月、契約延長交渉を行っておりほぼ合意していたが、サリハミジッチSDが解任されたことにより、延長交渉は白紙になったようだ。デイヴィスの代理人は今は時間をかけて、クラブの様子を見たいと語っており、デイヴィスにはレアル・マドリーが興味を示してる。

とはいえ、バイエルンはデイヴィスをスポーツ面だけでなく、マーケティング面でも重要視しているため、出来るだけ早く契約延長交渉を再開するだろう。また、サリハミジッチと契約延長交渉に関わっていたマルコ・ネッペTDもクラブに残留しており、デイヴィスはバイエルンとの契約を延長すると考えている。少なくとも、今夏での退団の可能性は0に等しい。

デイリー・ブリント

リュカのW杯での大怪我により、緊急補強で冬に獲得したデイリー・ブリント。ナーゲルスマンの下では出場機会があったものの、トゥヘルが監督就任後は出場はなかった。
すでに退団が決まっており、スペインのジローナFC入りが間近との報道もある。
出場機会がほぼなかったにも関わらず、文句を一切言わない姿勢は素晴らしかったと思う。新天地での活躍を願いたい。

後編に続く・・・

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