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キャリア自律について学ぶ #04勉強会レポート

谷口ちさ氏のファシリテートによる全社員参加の勉強会“キャリア自律ワークショップ”。
このワークショップが始まった当初に、「キャリア自律には“意識”と“行動”のフェーズがある」とのお話がありました。
全6回のワークショップも後半戦に入り、ここからは少しずつ“行動”のフェーズへと内容が移っていきます。
それでは、3月1日に実施した第4回「誰にでも起こり得るキャリアの停滞期」をレポートします。

挿入①

これまでの第1回から第3回ではキャリアの振り返りを行ってきて、自分らしいキャリアの輪郭みたいなものが少しずつ見えてきている感じがする中で迎えた第4回。

はじめに、
「最も輪郭がはっきりしてくるのは、実際に行動してみて、その後に振り返った時。なので、『自分を見つめる、行動する、振り返る』・・・このサイクルを回すということを心に留めておきましょう」
とのお話がありました。

そして、今回から徐々に“行動”のフェーズへと移っていくにあたり、
「『自分らしくキャリアを積んでいく為に、何を行動すれば良いのか』ということも少し意識しながら進めていきましょう」
とのお話を受けたあと、第4回の本編へと入っていきました。

本編の最初のパートでは、「キャリアミスト」と「キャリアプラトー」についての解説がありました。

挿入②

そして、停滞の影響にはどういったものがあるのかを学んだ上で、かつての「モノの時代」から「ココロの時代」へと変わった現在、“内的キャリア=自分にとっての働きがいや生きがい。働くこと、生きることに関する価値観。”が大切であることを確認しました。

挿入③

このワークショップの全6回を通じて重視している“内的キャリア”の大切さを皆で再確認した上で、この日最初のグループワーク「価値観ワードの共有」へと移りました。
各人が「しっくりくる/好きな言葉」として選んだワード1~3位と、「しっくりこない/嫌いな言葉」として選んだ1~3位を、選んだ理由や関連エピソードと共に共有しました。

パッと見て、「自分だったらこれを好きな言葉に選ぶことはないなぁ」と思うようなワードであっても、その理由や関連エピソードを聞いてみると「なるほどなぁ」と肯けるところがあったり、或いはある人が「好きな言葉」として選んでいたワードを、別の人が「嫌いな言葉」として選んでいたりと、まさにその人独自の価値観が顕れていて、互いにフィードバックすることも多くなり、とても気づきの多いワークでした。

続いては、「プランド・ハプンスタンス」について。

挿入④

計画的偶発性理論とも訳されるプランド・ハプンスタンスにおいて、クランボルツは「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこう」という考え方を提唱しています。
ここでは、プランド・ハプンスタンスのための5つのスキル、そしてポイントは「学習」と「行動」であることを学び、その後この日2回目のグループワークへと進みました。

グループワークのお題は「ドットをつなぐの共有」。
事前に2005年のスタンフォード大学卒業式におけるスティーブ・ジョブズのスピーチを参考視聴した上で書き出した、「過去を振り返って、『今につながっている』と思うこと(Dot)は何か?」、「好奇心を持って取り組んでいることは何か?」、「これから始めたいことは何か?」を共有しました。

「久しぶりに観たけど、やっぱり沁みるな~」といった感想も聞かれたジョブズのスピーチ。
スピーチの中で投げかけられた、
  点と点がいつか結びつくと信じることは、自分の心に従う自信になる。
  自分の道が満たされる唯一のことは、好きな仕事をすること。
  人生最期の日だとしたら、今からやろうとすることをしたいと思うか?
といったメッセージは、自分の内面の深いところに刺さる感覚があり、このワークを通じて自分らしいキャリアの輪郭が更にはっきりしてきたように感じました。


残すところあと2回となった“キャリア自律ワークショップ”。
次回ももちろんレポートします!