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リフティング選手権2023

2023年最初の試みとしてスタートする
【リフティング選手権】について。

1月の記録会から3月の測定会までの間に
記録を何回伸ばす事ができるか?というものです。

間違えのない様に整理すると..

最高記録が何回か?という事ではなく
決められた期間でどれだけ記録を伸ばす事ができたか?

という部分で『競う』事に挑戦をして貰う、という事です。

例えば1月に1回だったA君が3月に11回できる様になっていれば
A君の記録は10となります。
同じく1月に95回だったB君が3月に100回できる様になっていれば
B君の記録は5となり、
今回のリフティング選手権としては
A君の方が記録は上という事になります。

とは言え身体能力や技術レベルの差で
年齢により記録の“伸び幅”が違ってきてしまうので、
・1年生以下の部
・2-3年生の部
・4年生以上の部
にわけた上で各カテゴリーで優勝を決め、
・1年生以下の部(記録×20)
・2-3年生の部(記録×2)
・4年生以上の部(ハンデなし)
更にこんな感じでハンデをつけて
今回は総合優勝を決めたいと思います。

ハンデの根拠は簡単。
野口コーチの過去の記録が参考です。

1年生の時にリフティングというものに出会い
13回できる様になりました。
初めて10回できた時は感動したな…

3年生の時に49回が151回になりました。
100回を超えたいと思っていたら
いきなり150までいきビックリしたのを覚えています。

そしてその記録が5年生の時に352回になりました。

それから時を10年くらい進めていくと
2023シーズンをガンバ大阪で戦う山本選手に
幸運にも出会うわけですが、、、
ん〜どうだろう?
多分彼は幼児の頃には永遠に続けられる位の
技術があったんじゃないかなと思います(笑)

今回なぜリフティングを選んだかというと、
“回数”という具体的に目で見てわかる
変化・成果が得られるからです。

それがどうして必要か?
【自分で頑張った結果として目標を達成する瞬間】を
明確にするためです。

そしてそこで得られた感情や自信、
そして何より主体的にプライベートな時間を割く意義が
少しでもポジティブな経験として残せれば
という想いで今回のリフティング選手権の開催を考えました。

記録を伸ばす戦いは、
成功体験よりもむしろ失敗の連続です。
だから“へこたれない心”も必要になります。
カッコ良く言えばリバウンドメンタリティです。

その上でどうしたら良いか必死に考える必要もあります。
考えているだけじゃなく実行しなければいけません。
三日坊主じゃダメ!そんな事も学べます。
だから短期的な開催でなく
約2ヶ月という期間を費やします。

長期的な目標を達成する為には
中期的なものや短期的なものを
設定する事も大切だという事にも
触れる事ができるでしょう。

結果的に、自分との戦いの延長に周囲との競争がある、
なんて構造にも触れる事が出来るかなと思っています。

これらをスクールで上手く触れ、
子供達の感覚に少しでも落とし込みができたなら、
サッカーだけでなく色々なシチュエーションで
この経験が活きるのではないかと思っています。

なので
『皆やるよ!!後は知らないよ!!各自で頑張ってね!!』
という事ではなく、
この体験から何を子供達にー
という部分も考えていきますので
ただの賞品争奪戦でない事は
ご理解頂けたら嬉しいです。

さて、ここまでくると、
大人の方はもうご理解頂けると思いますが、
今回のテーマは“自主”練習です。

あくまでも
自分で『やろう!・やりたい!』と思って
自分時間に行動して欲しいという願いがベースです。

子供達には宿題感覚で受け取って欲しくないし、
『やらなきゃいけないんじゃないの?』と
促されて親御様と一緒に公園で鬼の猛特訓!
なんて事もして欲しくありません。

どちらかというと…
・出来たら目立つんじゃないか?
・カッコいいんじゃないか?
・俺(私)って天才なんじゃない??
・皆にすげー!!って言われたい
そんなソワソワした気持ちからはじめて欲しいので、

子供がこのリフティング選手権よりも
皆でゲームをして遊びたい!という気持ちが
勝ってしまえばそれはその時かな、とも思っています。

ただ願わくば、
子供達が『ちょっとやってみようかな』と思い
公園に行きたいと言い出した時には
(特に低学年のお子様のご家庭は)
ちょっとだけ親御様にもご協力をいただいて
ボールを蹴って良い場所・時間を
子供達に与えて頂けたら幸いです。

最終的に…

もちろん子供が望むのであれば
1000回・2000回と高みを目指して
頑張って欲しいと思います。

しかしリフティングという練習を通じて
子供達に習得して欲しいスキルというのは
地面に落とさない様にボールを扱う事ではなくて
『自分のイメージ通りにボールをコントロールする』
という事にあると個人的には思っています。

なので上達がある一定のラインに達したら
複合的なコントロール練習に変化させて
より実践的にしていく方が良いとも思っています。

ただし共通して
①意図的に狙った体の部位にボールを当てたり
②その為に身体を思う通りに動かせる様になったり
③特定の部位を固めたり緩めたりする事が
出来る様になる必要があるという事も事実です。

なので特に低年齢の子供達の
親御様におかれましては、
子供達がもし行き詰まってしまった時に
先の①②③や
理科でいう入射角・反射角の事を
思い出してみながら、
アイディアを促してみてあげてください。

では、また。

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